【ドラマ感想】『愛の不時着』(90点) | とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

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たくさん映画やドラマを観ているので、感想をまとめておきます
ネタバレしない内容になっています

お疲れ様です。

夜も深まりましたねー。

でもわたしは元気です。いや、眠いです。

また名作を見終えてしまいました。

 

『愛の不時着』が、毎晩仕事終えた後の時間の楽しみでした。

仕事が終わったら、ドラマが見れる~♥

本当に楽しみだった。見終えてしまって悲しすぎる。

何事も終わりが来るのは寂しいものです。

『愛の不時着』は、ヒョンビンとソンイエジン、W主演のNetflixオリジナル作品です。

Netflixはここんとこ立て続けに韓国ドラマをリリースしてまして。

『梨泰院クラス』『ハイエナ』『愛の不時着』と3種全てが、韓国ドラマの王道といえる作品になっています。

韓国が本気を出してきたというか。

変化球ではなく、王道で攻めてきたなーって感じ。

 

親子、因縁、復讐を描いたのが『梨泰院クラス』

貧富の差、財閥や権力との闘い、下剋上を描いたのが『ハイエナ』

純愛、ロミオ&ジュリエット的ストーリ、を描いたのが『愛の不時着』です。

 

3種類、それぞれ王道ながらに特徴のあるもので攻めてきたのがやっぱりすごい。

そして全部面白いんだから、すごいよね~。

出てくる俳優の層の厚さもやばいし。

カメオ出演する俳優もまたすごい。主役級の人がたくさん出てきますからね。

『愛の不時着』ではチェジウが出てきます。

すごいですよ、ほんと。

 

そして更にこのドラマの特筆すべき点は製作会社です。

本作品はSTUDIO DRAGONが製作しておりまして、

この製作会社が作るドラマは良作が多いんですよ、本当に。

個人的に厚い信頼を置いております。

 

しかも今回は主役の二人が超有名人ですからねー。もうやばい。

ヒョンビンですよ!ヒョンビン!

キムサムスンで惚れてから、もう何年経ったんだろう。

15年ぐらい経ってますよ。

それでも衰えないよ、てか増すばかりだよ、ヒョンビンの魅力。

 

あらすじは、

韓国の財閥の娘で自身のブランドを持ってバリバリ働くキャリアウーマンのユンセリが、

パラグライダーの事故で、北朝鮮に不時着しちゃうんです。

しかも武装地帯に。

普通だったら、不審者として捕まる、もしくは撃たれて終わり・・・な感じなんですけど。

偶然居合わせた北朝鮮の軍人、リジョンヒョクに助けてもらうんですよね。

これが二人の出会い。

 

セリはこっそり韓国に帰してもらうために、ジョンヒョクの部隊に匿ってもらうんですけど。

駐屯地の人にばれないようにするために、ジョンヒョクがセリを、自分の婚約者だと紹介するんですよね。

周囲の人に。

そんなこんなで展開していく、セリとジョンヒョクのお話です。

 

北朝鮮将校と、韓国キャリアウーマン。

もうこの設定が通常ではないですよね。

ありえない。

ロミオ&ジュリエットどころじゃないですよ。

 

そもそも、ヒョンビンって、北朝鮮将校の役が合うんですよ。

過去も映画などで演じてたことがあるんですけど。(それも最高にかっこよかった)

かっこよすぎるんです。まじで。

超強いし、エリートの息子の品格あるし。

硬派で、優しいし、純粋だし、イケメンだし。もう最高。

軍服似合いすぎだよ!!洋服もいいけど!

 

最初はお互い興味ないというか。

水と油、どうせすぐにいなくなる存在だし、って感じなんですけど。

韓国に帰る帰れないってやっているうちに、どんどん距離が近くなっていき、

韓国お得意の純愛の物語が始まるわけです。

 

純愛だよ、純愛。

 

ジョンヒョクは最愛の兄を殺されてしまっているという過去を背負っています。

そもそもお兄さんがまず軍人だったんですよね。

エリート一家なので、兄弟のどちらかは継がないとってな感じでだったんですけど。

このお兄さんが亡くなってしまったことで、ジョンヒョクは軍人になるわけです。

ジョンヒョクは元々はピアニストだったんですけどね。

(ヒョンビンと言えば、ピアノよね~。やっぱり。)

 

お兄さんを陥れた北朝鮮軍人の悪どいやつがいるんですよ。

悪の塊、執念の塊、みたいな軍人なんですけど。

ドラマや映画ででくる北朝鮮の軍人には絶対に出てくるよねー、こういう悪いやつ。

とにかく生命力が強いの。

今回でてきた悪役も、そんな感じの、悪を絵にかいたよな人で、

見るからーに怖いというか。悪い奴でした!嫌な奴!

 

セリは裕福な家に生まれてはいますが、

家族の愛に恵まれず。幸せとは言えない人生を過ごしてきたんですよね。

人を信じることができないし、人のぬくもりとか、一緒に過ごす楽しい時間とか、

思い出とか、そういうものが一切無かったんですよ、

韓国にいた時。

 

そんなセリが北朝鮮に不時着して、

ジョンヒョクの部隊(全部で5人かな)と過ごしていくうちに、

別れが悲しすぎるぐらいの関係になっていくんです。

楽しい思い出が出来ていくんですよね。

みんないいやつなんだもん。

 

重要な北朝鮮側のキャストとして、

盗聴専門部隊にいる人が出てくるんですけど。

この人、『マイディアミスター』で社長役をやってた俳優さんで。

そのドラマの時は、すっごい嫌な奴だったんですけど、

今回はぜんっぜん違う人間味のある役柄で、とってもいい演技をしておりました。

また彼に出会えて、活躍を見ることができて、嬉しい気持ちになりました。

よかったね!社長!

 

それ以外にも、『パラサイト』に出ていた半地下家族のお母さん役の人が、

北朝鮮側の金持ち家族で出てきたり、

地下にいたやべーおっさんが、

北朝鮮側のエリート軍人で出てきたり。

この配役は非常に面白いと思いました。

絶対に意識してるよ、『パラサイト』を。

 

展開としては、これも韓国あるあるなんですけど。

3話までは、我慢です。

韓国ドラマは1.2話は我慢なんですよ。

そこを超えると、面白くなってくるんです。

 

かくいう私も、実はこの作品、

ヒョンビン大好きな母親と見始めて、

2話まで見て、「スローペースだねー」とか言って、お蔵入りしてたのですが。

まじで泣けるから観たほうがいい!というレコメンドを受けまして、

ええ!じゃあやっぱ見るしかないな!と思い見てみたら、

もうどはまり。

 

最初に説明した3個の中では一番好きかなー。

まあやっぱ、女子ですし。

恋愛、純愛物が、好きなんですよね。

 

ヒョンビンかっこよすぎだしー。

 

北朝鮮の軍人部隊の人たちもまたいいんですよ。

私はこの人たちで、何回も泣きました。

てか、このドラマ、とにかくヒョンビンが泣くよねー。

これも韓国ドラマの特徴かな、

男の人がとにかく泣くんだ。

 

私が最も泣いたシーンは、セリの誕生日ですかね。

ちょっと共感しちゃうというか。こんなこと言うと、ちょっと気持ち悪いですけど。

私も幸せ恐怖症なんですよね。

心配性みたいなもんなんですけど。

こんなに幸せなことがあると、

そのあとの対比に耐えられなくて、やばくなるんじゃないか・・・

って怖くなっちゃうんですよ。

幸せって長く続かないじゃないですか。

だから幸せが怖くて、逆に不安になるっていう。

 

そんなセリにものすごく共感して、

こんな嬉しいことがあったら、逆に、この人この先、生きていけなくなっちゃうんじゃないかな、

辛すぎるよ、かわいそすぎる。絶対に耐えられないよ、残酷すぎる・・・

って泣きながら見ていました。

 

北朝鮮と韓国は、

絶対に結ばれませんからね、普通に考えて。

 

セリとジョンヒョクの関係もありながら、

同時にもう一組の男女の関係も見どころ。

こっちは北朝鮮側が女の子で、韓国側が男の人。

真面目で気の強い北朝鮮の女の子ソ・ダンと、軽くてナンパな韓国の男ク・スンジュン。

この二人の恋愛もまたいいです。

 

運命の人に出会うと、人って変わるね。

 

お互いがお互いのことを思うが故の思いやりが、

とっても素敵なんですよね。

純愛ってこういうことよ。

相手を思う気持ちだよね。大事なのは。

 

ちょっと恥ずかしくなるぐらいの純愛なんですけど。

これが韓国ドラマなんですよね。

ビール飲みながら泣いちゃうんですよ。

醍醐味ですよね。最高のおつまみです。

 

北朝鮮が舞台の前半から、韓国が舞台の後半になってから、

どんどん面白さが増しました!

 

韓国舞台になってから、胸キュンも涙も増えまくり。

まあ北にいた時の穏やかーな雰囲気もいいんですけどね。

どっちもよかった。

 

最後にエーデルワイスが出てくるんですけど。

それもよかった。

 

花言葉は「大切な思い出」

 

大切な思い出があると、人生ってキラキラ輝いて。

宝物のようになりますけど。

 

幸せな時間は去った後、苦しいもんで。

キラキラ輝いていた思い出を振り返るには、時間がかかるもんですよね。

 

北朝鮮と韓国、最高の純愛を、お楽しみください。

 

名場面は、平壌に電車で行く途中のキャンプシーンと、

名曲は、ジョンヒョクがお兄さんのために作ったピアノの曲。

 

美しいんだ、本当に。

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

眠かったので、また書き直すかもしれません。

 

감사합니다.