夜ですね。
夜も深まって参りまして、何観たっけーって色々考えてたんですけど。
やっぱり映画館で見た映画はすぐに出てきますね。
リンドグレーンって、皆さん知っています?
私が大好きな童話作家さんです。
なんでそんなに?と思うでしょうが。
実は、小学生の時に習っていた、家庭教師の先生が好きだったんですよね。
リンドグレーン。
日本女子大に通う、アナウンサーを目指している女性でした。
とってもキレイでおしゃれで優しかった。
受験前にもらった先生の手紙は今でも大切にとってあります。
本当に大好きな先生でした。
この先生が、リンドグレーンというか、
リンドグレーンの書いている『やかまし村のこどもたち』という作品が大好きで。
それを聞いた、ミーハーかつ、先生にめちゃくちゃあこがれていた私は、
すぐに飛びついたわけです。
やかまし村。
この作品がとても面白くてですね。
長くつしたのぴっぴや、カッレ君シリーズなどリンドグレーンの作品を読み漁りました。
でもやっぱ、一番好きだったのはやかまし村。
この先生は、最後の授業の日に、ミヒャエルエンデの『モモ』のハードカバーをくれました。
以前にお勧めの本として貸してくれていたのですが、
最終日に新しい本を、プレゼントしてくれたんですよね。
粋ですよね。本をプレゼントするって。
大学生が、小学生に、『モモ』(もちろん小学生向けですけど)をプレゼントするって熱くないですか??
今でもめちゃくちゃ大切にしています。本当にありがたい。
高山先生との出会いとか、まじで運良かったと思う。私。
大人になってからも、リンドグレーンっていう作家の響きは忘れたことは無かったです。
やかまし村を読み返すことは、本を持っていないこともあり、無くなりましたが。
そんな時に(去年の冬)、ちょうど、映画館で映画観たいなーって検索してたら、見つけたんです。
『リンドグレーン』
ここで改めてちゃんと知ったんですけど。
リンドグレーンって、スウェーデン人だったんです。
スウェーデンは以前も書きましたが、私が2回だけですけど行ったことのある国で。
とっても大好きな国です。
昔お世話になったリンドグレーン。
しかもそのリンドグレーンはスウェーデン人だった。
観に行くしかない!そうして観に行ったのでした。
この作品は、リンドグレーンが、どのようにして物書きになっていったか、の伝記映画です。
10代後半ですかね。
文才があったことから地元の新聞社で働きだしたリンドグレーンが、
どのように少女から大人に成長し、子どもを持ち、
そして、童話作家になっていったか。
とっても。
とーってもリアルに描かれています。
うん、きれいごとというより、現実そうよね、的なね。
こういうことがあったから、童話作家として、才覚を見い出したんだなっていうのは本当に明確。
でも、ほんとこの時代に。
大変だったんだろうなって思うな。
ネタバレではなく、周知の事実なので書きますが。
シングルマザーだったんですよね、彼女。
この時代、この環境、家族との関係、を考えると、
自分だったら・・・・うーん、できない、、、と思い、まじですごいと思いました。
意志が強いよ。
だからこそ、ここまでの作家になったのかもしれないね。
スウェーデンの自然の中で、
四季、自然、家族、そういったものを楽しむ家族を描いてきたリンドグレーンの、
若かりし頃(20代)を描いた作品になっています。
想像していたのとは違う、結構大変な人生を過ごしてきたんだって思った。
やかまし村の、ワクワクするぐらいにカラフルな自然と四季を最大限に楽しむ生活とは、
正直真逆でした。
もっと土色の。乾燥した。
現実の、一人の女性の、お話。
この女優さんもまた、いい女優だったなー。
若くして恋をして、るんるん!って感じとか、
子どもを産みたい、産むんだっていう強い意志とか。
なんか宿ってたね、この人。めっちゃよかったよ。かわいいし。
あと、当時のスウェーデンってものがどんな感じだったかも感じられる作品になっておりまして。
益々、スウェーデン愛が強まってしまいました。
田舎なんだよ、でもストックホルムは都会なんだよ。
田舎も街並みもいんだよなー。説明が難しい。
あーーーーーースウェーデンにまた行きたすぎる。
今度はストックホルム以外の。
もっと別の地域にも行きたいなと、思いました。
リンドグレーンと比べたらおこがましすぎますけど。
かくいう私も、お話し好きなんですよねー。
話すのが大好き。
家で一人の時間でも、一人で色々話してますからねー。
ひとり言話す暇あったら、
こういう気持ちをぜーーーーんぶこめて。
さっさと絵本やら小説やら、書き上げろよ、って話ですけど。
とにかく意志が弱い。
戒めます。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
リンドグレーンお好きな方は、その背景を学ぶ、有意義な時間になります。
久々に児童書を読んでみるとどんな気持ちになるのだろう・・・。
ではまたーーーーー。
Tack.