【ドラマ感想】『ベイツモーテル』(85点) | とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

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たくさん映画やドラマを観ているので、感想をまとめておきます
ネタバレしない内容になっています

いよいよ深夜に突入しました、ブログ更新。

さすがにもうこれが限界になりそうです。

『ベイツモーテル』です。

 

 

この作品は『サイコ』という映画の主人公、

ノーマンベイツがいかにして、殺人鬼となっていったか、の前日譚となっている作品で、

いわゆるサイコスリラーサスペンスなのですが、

重厚な世界観がとにかく本当に素晴らしい、めちゃくちゃ上質なドラマです。完成度が高い。

 

事故で一家の大黒柱を失った

美女ノーマとその息子ノーマンは、ノーマが買ったMOTELに引っ越してきます。

正確に言うと、MOTELを経営して、その後ろの城みたいな家屋に住んでるんですけど。

こんな地域のMOTELに誰が来るんだい、ってぐらい、中々辺鄙な街なんですよね。

 

その街の中で、やっぱ変な人とかおりまして、

美女ノーマが被害にあったりしつつ、そんなこともトリガーになって、

元々ちょっとおかしかったノーマンが、どんどんおかしくなっていくお話です。

 

元々サイコパスだったんですけど。

ノーマンは異常行動をしている間、記憶が飛んじゃうんですよね。

本人は無自覚ってわけです。

通常時のノーマンは、普通によくいる心優しい好青年なんですけど、

色々あって、まあ影を抱えているわけです。

 

そんなノーマンに母親のノーマはべったりで。

この母親の異常な愛がまた、この作品にとっては重要になってくるんですけど。

これも中々のトリガーでしたね。

異常だし、歪んでるよ。まともじゃない。

相思相愛ではありますが、確実に母親の影響で益々おかしくなってますよね、ノーマン。

 

そして住んでいる家自体も変。

お城みたいな家に住んでるんですよ、MOTELの裏にある。

この家もなんかサイコ色が強いんですよねー。

めちゃくちゃ古いし、汚いし。幽霊屋敷みたいなんですよ。

よくこんな怖いとこに住めるなって感じで。

そしてその地下室でノーマンは日々せっせと動物のはく製を作っていて、

もう怖すぎ。

 

こんな感じで、主人公は歪んでいるわ、母親も歪んでいるわ、

地域の人々も歪んでいるわ、家も歪んでるわ、なんですけど。

まあなんとかまともな人間もでてきます。

 

兄のディランと、ノーマンの同級生エマです。

この二人だけが本当にまともよ。

 

でも、どんどんサイコ色が強くなっていくノーマンは、周囲をどんどん断ち切るようになり、

孤立していく中で、サイコキラーノーマンベイツが出来ていく、ちょっと可哀想なお話です。

 

一見暗くて怖いだけのドラマに思えますけど、おっもしろいんですよねー。

サイコ色は強いですけど、ダークサイドな感じではないです。

テンポも良くて、気付いたら一気にシーズン5まで見終わった、そんな作品です。

めっちゃ面白い。

 

主役のノーマンベイツ役の子、演技すごいですよー。

この子みると、もう純粋な目をしたマザコンのサイコキラーのにしか見えませんもん。

演技上手すぎ。あんな演技できるのマジですごいよ。

 

一見非現実的な感じの作品ですが、

完全に異世界の話には感じられないぎりぎりのお話になっています。

雰囲気は超独特ですけどね。

本当に他のドラマでは感じたことの無い、新しい世界感とクオリティでした。

 

まずは試しにシーズン1を見てみてください。

気付いたらきっと、シーズン5まで駆け抜けていると思います。

こんな作品作れるのって本当にすごい。才能が爆発してるよね。

 

今日も最後までありがとうございました。

これにて本日閉店ガラガラでございます。

 

Thank you very much.Good night....