【ドラマ感想】『ミセン-未生-』(93点) | とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

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たくさん映画やドラマを観ているので、感想をまとめておきます
ネタバレしない内容になっています

おはようございます。

すっかり秋の空気です。

涼しいですね〜こんなにも空気って変わるもんなんですね。

ああ快適。

秋が来て気づいたんですけど、わたし、秋好きですね。

このなんとも懐かしい感じがして、胸が締め付けられるような切ない空気のにおい。

これが堪らなく好きです。

ちょっともどかしい感じ。

忘れていたずっと昔の記憶が甦るような嗅覚を刺激されるこの空気。

秋が好きだ。

スポーツも食欲も芸術も全部好きだ。

秋、ウェルカム。

 

さて、とうとうじわじわ見ていたドラマ達が観終わりまして、

色々と書けるターンまできました。

従いまして、今日は何個か書きます。

韓国ドラマって1話1話も長いし、全20話近くあるしで、中々時間がないと見きれないんですよね。

アメリカのドラマはシリーズが多くて、1シリーズ観終わっても、

全シリーズ観終えるまで、完了とは言えないし。

 

とかなんとか言っちゃって。

この『ミセン-未生-』に関しては、実は夏休みに一気に観たんです。

じわじわ観てないんです。てへ。

何を隠そう、私が夏休みにやっていたことといえば、

家業の手伝い(全体の2割)と、健康的な生活(全体の4割)と、ミセン(全体の4割)です。

『ミセン-未生-』のテーマ(舞台)がビジネスマンということもあって、

ほぼほぼ仕事しているシーンなのですが。

だからかな。

せっかくの夏休みでしたけど、

なんか仕事から離れた気がしませんでした。w

でも、休み明けに、なんとも言えないやる気が湧いて、バリバリ働けました。

これが有名なミセン効果です。

はい、私しか言っていません。

ミセン効果です。

 

Amazonプライムビデオのあらすじの言葉を引用すると、

『ミセン-未生-』は、韓国ビジネスマンのバイブルと呼ばれていたWEB漫画をドラマ化した作品です。

チャングレというプロ棋士を目指していた元天才棋士の青年が、

父親の死をきっかけに、プロになることを諦め、

バイトで母親との生活費を稼いでいるのですが。

26歳になり、そろそろ定職に就かないとということで、

過去の棋士時代のコネで、

ワンインターナショナルという総合商社のインターンになり、

配属された営業3課で頑張って働いていくお話です。

 

超純粋ビジネスドラマ。

チャングレはプロ棋士を目指していたため、

棋士の学校に行っていたので、もちろん大学には行っておらず。

正確には高校も出ていなくて、高卒認定試験が最終学歴なんですね。

韓国は言わずと知れた、学歴社会ですから。(日本もだけど)

この学歴のくせにコネでインターンやっているということで、

まず同期からとても疎まれるんですよね。

同期以外からもですけど。

 

学歴社会って一見非情にも感じますけど。

このドラマを観ていると、まあ仕方ないなというか。

当たり前の物差しだったりもするなと思いますね。

学歴が全てではないでけど、もちろん。

 

チャングレを超いじめる同期が出てくるんですけど。

この子が言うんですよね。

「僕はいい会社に入るために、高校時代も一切遊ばず、いい大学に入った。

 大学に入ってからも、語学の勉強を頑張って、親に大金をはたいてもらって留学もした。

 ここまで努力した僕と、チャングレが同等であるはずがない。」と。

まあね、重要なのは、とは言え、チャングレもチャングレで努力しているし、実力もあるよって話なんですけど。

でも、確かに学歴って、イコール勉強した努力&知識の量だったりするんで。

私は自分に子どもができたら、絶対に言います。

「東大に行きなさい」と。

 

話がそれましたが。

このドラマは、このワンインターナショナルという商社で起こる、

学歴差別、新人いじめ、女性蔑視、汚職、など様々な問題を描いています。

ベースとしては、主人公のチャングレと3人の同期を軸に進んでいくのですが。

 

新人4名

チャングレ(男)→主人公。元天才棋士。学歴差別、契約社員問題、コネ問題を抱える。

アンヨンイ(女)→唯一の女性同期。英語とロシア語が堪能な才女。女性蔑視、新人いじめの問題を抱える。

チャンベッキ(男)→勤勉NO.1同期。自分の能力が高いのに上司に評価されないという悩み、チャングレへの嫉妬心を抱える。

ハンソンニュル(男)→お調子者、ムードメーカーの同期。自身の父親がブルーカラーだったことから現場主義であるが、そうもいかない会社の仕組みとの葛藤、新人いじめの問題を抱える。

 

韓国ということもあり、

まあ女性蔑視のひどいこと。

今だともう許されないと思うんですけど。

日本では絶対に許されないと思うんですけど。

アンヨンイが部長からされるいびりがひどすぎで、まじでイライラしました。

録音して世間に知らしめてやって!!!!!!

何度思ったでしょう。

でもみんなそれぞれ、

簡単には辞められない理由があるから、頑張るんですよね。

まあ耐える耐える。

この子たちを見ていると、すごいな、この努力って本当に思うんですけど。

でもこの努力って、純粋に全部が必要な過程だったのかな、って疑問ですよね。

 

辛かった期間って、あとから美談になったりしますよね。

辛かったけど、あの時があったから私たちは・・・・的なね。

でも、もうそういうのって正直古いですよね。

働いていれば辛いことや難しいことはそこそこ発生すると思うんです。

でも、それとは異なる不要なストレスや、

セクハラやパワハラって、まじで何も生みませんよね。

やっている側の心の病を促進するだけだし、

やられている側はトラウマになるだけだし。

 

私の場合、もう自分は新人ではなく、

会社を支えていく年次になりつつあるので。

その責任を感じつつ、いい会社、いいチームにするために、

自分が頑張らないとな、なんて思ったりすることもあります。

たまに。

うん、ごくたまーに。

 

うちの親は、保守的な家業でありつつも、ものすごくフリーダムに私たち兄妹を育ててくれたので。

昭和的な部分と現代に適応する能力、ほどよく半々な感じで育ったんですね。

だからか、昭和と平成のハイブリットな気がします。

・・・平成ってもう終わってしまうから、これから先はさらにもう1年号の世代ができるのか。

すごいな。

 

話を戻しますが。

働き方改革って、結果、私たち世代じゃないと、うまく橋渡しできないんじゃないかなーなんて思ったり。

やっぱり諸先輩方にはこれまでのやり方の成功の実績と、自信もあるでしょうし。

後輩たちには、我々とは異なる教育を受けてきたからこその、新しい現代的な考えがあるでしょうし。

どっちも理解しつつ、うまく繋げられるは我々世代なんじゃないですかね。

まあ結果年齢なんか関係ないかもしれないね。ね。どうだろうね。

 

紹介が漏れていましたが、もう1人、

このドラマのもう一人の主人公ともいえる、チャングレの上司のオサンシク課長!

この人がまじでいい人なんですが、この人無くしてこのドラマは成り立ちません。

この人は、チャングレ以外の新人からも好かれているんですよね。

彼は助けてあげるから。

辛い状況を耐え忍んでいる新人たちを。

私もこういう人情味溢れる上司になりたいです。

職場では部下や後輩、上司と自分がやりがいを感じる仕事を一生懸命に頑張って、

家では楽しい家族の時間を過ごす。

当たり前のようなことですが、

これが最も豊かな人生の過ごし方なんじゃないか、

なんて思ったりしました。

間違いなく、1日1日の充実感は高いと思うし、

結果的に、1日1日の積み重ねが、長い年月になりますしね。

 

私最近思うんですよ。

後輩たちは、元気に働いて欲しいし。

少しでも楽しさや、充実感を得て欲しいし。

プライベートも、みんなが幸せであって欲しいし。

結婚もしていないし、子どももいないからかな。

こんな菩薩的なマインドを持ちつつあります。

もう悟りだな。悟りの境地。

 

でもね、気付いたんですけど。

これは完全にうちの母親のマインドですね。

うちの母親は小さい組織ではあるんですけど、一応経営者でして。

私は結構彼女から刺激を受けつつも、

彼女にもいっぱしのアドバイスをしたりしているんですけど。

彼女のいい所って、懐の深さなんですよね。

 

部下たちのプライベートに介入はしないけれど。

プライベートに抱える問題をそこそこ理解していて。

彼女なりのサポートや、まあただ息抜きに飲みやカラオケに連れていくだったりだけだったりもするんですけど、そういうことをしているんですよね。

オサンシクも結構そういうところありまして。

介入はしないんです。

でも、察して、なんとなーく気持ちを軽くしてあげる的なとこありまして。

 

結局仕事って、1人でできないことが多いですから。

効率よくベストな結果を出すには、

社員一人一人に能力をいかに引き出すかだと思うんですよね。

そのためには、こういう細かい気遣いとかも必要ですよね。

一人一人の社員のプライベートを全部知って、全部抱えろということではないです。

そんなことしたら自分がつぶれてしまうし、

そもそも会社がそこまでしてあげる責任はないですしね。

個人の懐の深さでいけるとこまで、支えてあげればいいんですけど。

懐の深さが重要になってくるんですよね。

深い人間になりたいよ。

 

あと、このドラマ観ていて思ったんですけど。

見晴らしのいい、屋上が欲しい。

ワンインターナショナルには屋上があるんですけど。

何かことが起こったりすると、すぐにみんな屋上に行くんです。

そこで、上司が部下を諭したり、

同期同士で愚痴ったり、たまに喧嘩したり。そんなことをしていて。

やっぱり対話って大切ですよね。

お話を聞いてあげるって、大切です。

しかもそれはフロアではなく、外の空気を吸いながら。

 

ミセンでは、この屋上が2階建てになっているんですけど。

まあうまいことできてまして。

怒った上司、怒られた部下が同時に屋上に行ったりするんですけど。

上層部に部下、下層部に上司がいて、上司が他の部下に本音を話してたりするんですよね。

その話を上にいる部下が偶然聞いて、

なるほど、そういう意図があったのか、と気づかされたりするんですよ。

屋上作るなら、2層構造かもね。

でも逆の効果も生まれそうで危ないよね。

うん。

 

やばい。

ミセンだと、いくらでも書ける。

やっぱり会社で働く人間として、自分とシンクロする部分が少なからずあるからかな。

 

とにもかくにも。

働いている人なら、共感できることたくさんあります。

こんなドラマ観たことない。

本当にいいドラマなので、ぜひ観てほしいです!!!!!!

 

にしても、本当に韓国の俳優さんは演技が上手いな・・・。

日本の俳優さんもうまいですけど。

オサンシク課長の人なんて、

演技なのかな?って感じですよ。

本当にうまい。

韓国でドラマのアカデミー賞みたいのを獲ったらしいんですけど。

納得です。

 

そして、私が一番好きなのはカン代理。

チャンベッキの上司なんですけど。

多くを語らず、後輩を育てていくスタイル。

かっこいい。

見た目がまず、かっこいい。

「鉄鋼課は保守的な部署だから、基礎が大切なんだ。」

かっこいい。

インスタフォローしちゃいました。てへてへ。

 

あと、ハンソンニュルに関しても忘れちゃだめ。

彼は繊維課に配属された、現場主義の新人なんですけど。

わたしの大好きなスタイルです、

仕事の仕方が。

ソンニュル頑張れー!!って応援しながら観ていました。

ソンニュルはインスタやめちゃってたので、

フォローは出来ませんでした。残念。

 

そろそろ『ミセン-未生-』に関しては終わろうと思いますが。

この作品、日本でリメイクされてたんです。

『HOPE 期待ゼロの新入社員』というタイトルで。

私はこの作品も観ていて、いいドラマでしたが、

やっぱりオリジナルは何千倍もいいです。

こりゃ社会現象にもなるよ。

 

ぜひ観てください。

そして、みんな楽しく働きましょう。

 

平日は仕事で充実感得て、

休日は家族や遊びで充実感得て。

素敵な人生にしたほうがいい!

これは自分への言い聞かせ!!

休日頑張れ!!

ブログ書いてるどこじゃないぞ!!

ドラマばっか観てるな!!

言いたいこと止まらない!!

もうやめるね!!

 

以上でした。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

日曜日、満喫しましょう。

 

감사합니다 !