【映画感想】『パターソン』(68点) | とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

たくさん映画やドラマを観ているので、感想をまとめておきます
ネタバレしない内容になっています

おはようございます。

今日は正式にお休みを頂いたので、

せっかくなのでブログを書こうと思います。

先週はですね、何かに当たってしまって。

本当に辛い腹痛の日々でした。

これまでの腹痛で一番痛かったです。

私、痛みには結構強いのですが、

トイレで「ちょっとこれ以上の痛みが来たら自信ない」って

思っちゃうほど痛かった。

今はすっかり治りまして、

健康の有難みを感じでおります。

カムサハムニダー。

 

そんなこんなで。

先々週の土日、先週の土日と。

割と家におりまして、安静にしていたんですね。

先々週は痛すぎでTVを見る余裕が一切なかったのですが、

先週の土日は余裕ができたので、

映画を見ました、家のTVで。

 

それが『パターソン』です。

 

『パターソン』はカフェのBGMのような映画です。

予告に、奇跡の映画だとか出てきますけど。

この奇跡は、

奇跡的に寝ない映画、の奇跡だと思います。

悪口じゃないですよ。

単調な、特に大きい事件が起こる映画ではない、

本当に淡々とした映画なんですけど。

奇跡的なバランスというか、センスで。

眠くはならないんです。

It's amaizing.

 

ニュージャージー州のパターソンという町に住む、

バスドライバーのパターソン。

彼の1週間を追いかける映画です。

彼は毎日体内時計で6時過ぎに起きて、

可愛くて自由な奥さんが作ったお弁当を持って、

バスドライバーの仕事をし、

合間合間に詩を書いているんですね。

 

私も結構なポエマーなんですけど。

パターソンが綴る詩が、

美しいのなんのって。

 

詩って、少ないフレーズで、

いかに人の想像力を掻き立てるというか、

緻密な組み合わせで、

芸術的かつ、

詳細的に、

物事を描けるかというものだと私は思っているのですが。

 

パターソンの詩はとてもいい。

 

この詩があって、

眠くならなかったのかな。

 

特に抑揚も無い、

淡々とした絵の綺麗な映画なんですけど。

見終えた後に、

なんか満足して、

うん、いい映画だったな~って感じる、

奇跡的な映画だと、

思います。

 

ありふれた日常の中にある、

小さな、美しい、幸せ。

これって、本当は奇跡的なことなんですよね。

そのすべての奇跡に感謝して、

心穏やかに、

人に優しく、

always smilingな感じで、

生きていきたいもんです。

 

外は嵐です。

 

『パターソン』は面白い映画をエキサイティングに見たいぜ!

という人にはお勧めできませんが。

余白を楽しみたい人、

ぼーっとしたい人、

心を落ち着けたい人、

にはとてもおすすめの映画です。

 

奥さんがとっても可愛くて、

その奥さんのやりたいことを全て受け入れてやらせてあげるパターソンの優しさというか、

器の大きさに学ぶところたくさんあるなーっと思ったり。

同時に、パターソンの求める、笑顔やあたたかみを与える奥さんに、

女の人はそうあるべきだよなーっと勉強になったり。

やっぱり犬は将来飼うと思ったり。

 

他人の人生のひとこまを切り取っただけの映画ではありますが。

なんかいい勉強になる、そんな映画です。

こんな夫婦、いいですね。

 

そして詩って素敵。

 

今日は代休ですので、

外の嵐を眺めつつ、色々な映画やドラマをまた観ようと思います。

 

それでは今日も素晴らしい日になりますように。

Have a nice day!!