【映画感想】『ソウルステーションパンデミック』(80点) | とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

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たくさん映画やドラマを観ているので、感想をまとめておきます
ネタバレしない内容になっています

さて、本日2個目の映画です。

これは映画館ではなく、Amazonプライムビデオで観ました。

ようやくリリースしてくれました。감사합니다!

 

この映画はすでに2本、このブログ内でもレビューを書かせて頂きました、

ヨンサンホ監督の作品でして。

観たくてたまらなかった作品です。

やっぱりヨンサンホは本物。

凄い人は昔から凄かったんだな。

そう思わされる映画でした。

 

ヨンサンホ、あんたすごいよ。

 

ストーリーは、

一人のホームレスが首元を何かに噛みつかれた状態で、

血だらけでソウル駅に戻ってくる。

彼はソウル駅で暮らしているホームレスなんですね。

おじいさんなんですけど。

このおじいさんが、ホームレスなわけで、

そのまま放置されて、死んじゃうんですけど。

死んじゃって、この遺体どうすっかってなって、

駅員さんを呼んできて帰ってきたら、いなくなってるんですよ。

死んだはずの彼が。

ここから全てが始まります。

 

そして、大筋としては、家出少女のへスンのお話です。

へスンは家出して、風俗店で働いてたんでたんですけど、

彼氏と一緒にお金をくすねて逃げて、一文無しなんですね。

そんな中、彼氏がへスンで金稼ぐしかないってなって、

出会い系みたいなやつにへスンの写真をUPするんです。

その写真をたまたまへスンの父親の同僚が見つけて、

父親がへスンを探しに行く中、

ソウルではホームレスを皮切りにした、

ゾンビパンデミックが発生して、

どうなるへスンの運命!?ってお話です。

 

韓国ならではなのかもしれないですけど。

まあ、とにかく本が素晴らしい。

脚本が全てかも。

展開が素晴らしい。

 

そして、

暴力と、人間の残酷さの演出が素晴らしい。

 

超面白い映画です。

もっと売れるべき映画。

もったいない。

 

わたし、ゾンビ映画とか、全く興味なかったですけど。

まあ、そして、この映画が最終的にただのゾンビ映画なのかっていうのは、

はなはだ疑問ではありますが。

ゾンビも悪くないね。

って思いました。

 

人生の絶望とか、

救いの無さとか、

不条理さとか、

そういったものを描いた映画です。

 

不幸な人っている。

どこまでいっても不幸な人って。

『我は神なり』でも、感じましたが。

世の中、うまくいかないことだらけの人もきっといるので。

いいことが一つでもある自分は、幸せですね。

 

世の中って、理不尽なんだってことを教えてくれる、作品です。

 

こういうダークサイドというか、

ネガティブな部分をアグレッシブに、そこまで暗くならずに、

でもディープに描ける監督ってあんまりいないと思う。

 

ヨンサンホはやっぱり天才。

 

以上でした!

今日はもう1個書きたいのですが、

それは後ほど。

 

では日曜日満喫しましょう!!

Have a nice Sunday!!