さて、本日2個目の映画です。
これは映画館ではなく、Amazonプライムビデオで観ました。
ようやくリリースしてくれました。감사합니다!
この映画はすでに2本、このブログ内でもレビューを書かせて頂きました、
ヨンサンホ監督の作品でして。
観たくてたまらなかった作品です。
やっぱりヨンサンホは本物。
凄い人は昔から凄かったんだな。
そう思わされる映画でした。
ヨンサンホ、あんたすごいよ。
ストーリーは、
一人のホームレスが首元を何かに噛みつかれた状態で、
血だらけでソウル駅に戻ってくる。
彼はソウル駅で暮らしているホームレスなんですね。
おじいさんなんですけど。
このおじいさんが、ホームレスなわけで、
そのまま放置されて、死んじゃうんですけど。
死んじゃって、この遺体どうすっかってなって、
駅員さんを呼んできて帰ってきたら、いなくなってるんですよ。
死んだはずの彼が。
ここから全てが始まります。
そして、大筋としては、家出少女のへスンのお話です。
へスンは家出して、風俗店で働いてたんでたんですけど、
彼氏と一緒にお金をくすねて逃げて、一文無しなんですね。
そんな中、彼氏がへスンで金稼ぐしかないってなって、
出会い系みたいなやつにへスンの写真をUPするんです。
その写真をたまたまへスンの父親の同僚が見つけて、
父親がへスンを探しに行く中、
ソウルではホームレスを皮切りにした、
ゾンビパンデミックが発生して、
どうなるへスンの運命!?ってお話です。
韓国ならではなのかもしれないですけど。
まあ、とにかく本が素晴らしい。
脚本が全てかも。
展開が素晴らしい。
そして、
暴力と、人間の残酷さの演出が素晴らしい。
超面白い映画です。
もっと売れるべき映画。
もったいない。
わたし、ゾンビ映画とか、全く興味なかったですけど。
まあ、そして、この映画が最終的にただのゾンビ映画なのかっていうのは、
はなはだ疑問ではありますが。
ゾンビも悪くないね。
って思いました。
人生の絶望とか、
救いの無さとか、
不条理さとか、
そういったものを描いた映画です。
不幸な人っている。
どこまでいっても不幸な人って。
『我は神なり』でも、感じましたが。
世の中、うまくいかないことだらけの人もきっといるので。
いいことが一つでもある自分は、幸せですね。
世の中って、理不尽なんだってことを教えてくれる、作品です。
こういうダークサイドというか、
ネガティブな部分をアグレッシブに、そこまで暗くならずに、
でもディープに描ける監督ってあんまりいないと思う。
ヨンサンホはやっぱり天才。
以上でした!
今日はもう1個書きたいのですが、
それは後ほど。
では日曜日満喫しましょう!!
Have a nice Sunday!!