病気になって感じたこと | 顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

2021年7月顎下腺腫瘍のため顎下腺摘出手術を受けました。
稀な病気なため情報が少なく不安な日々を過ごしました。
私の経験が誰かの参考になればという思いと、自分自身この経験を忘れないように書き留めておこうとブログを始めました。その後は日常の独り言です。

私は結構悩みやすいところがある。


でも今回この病気になって今まで悩んでいたことが、とても小さなことに感じた。


長男は大人しい性格で、友達の輪に入れなかったりしている。

それが心配になったりもしていた。

でももう子供に多くを求めるのはやめようと今回思った。


早く寝なくても、勉強してくれなくても、運動ができなくても、思い通りに子育てがいかなくても、健康で元気で生きていてくれる。

それだけで十分。


生きているだけでいい。

今回何度もそう思った。


仕事でうまくいかなくても、失敗しても、そんな日もある。

また同じミスをしないように頑張ればいい。


夕飯が作れなかったら、買えばいい。

細かいこと気にして、神経すり減らして生きていくより、笑って楽しく生きていれば、病気にもなりにくいかもしれない。


なかなかそう思っていても、日常に戻ると、

イライラしたり穏やかにもいられないけれど、

この日常は当たり前ではない。

この病気を通して学んだこと、

絶対に忘れないように、これから生きていきたいと思う。


傷が残っても、麻痺が残っても、なんでもいいから命だけ助かってほしいと願った毎日。

子供の成長をもっと見ていたいと願った毎日。


夫と買ったこの家で一日でも長くこれからも生きていけますように。