MRI | 顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

2021年7月顎下腺腫瘍のため顎下腺摘出手術を受けました。
稀な病気なため情報が少なく不安な日々を過ごしました。
私の経験が誰かの参考になればという思いと、自分自身この経験を忘れないように書き留めておこうとブログを始めました。その後は日常の独り言です。

6月28日、17時からMRI検査の予約をしていた。

手術が近いから髪を短くしておこうと思って午前中は美容院に行くことにした。

担当の人はもう10年近くお世話になっている。

どうせ首に傷ができて病気のことは知られてしまうから今の現状を話した。

色々な病気の話を聞いて少し視野が広がった気がした。


夫はちょうど仕事が休みだったから夕方病院まで乗せて行ってくれた。

息子達にも励まされて頑張ろうと少し前向きな気持ちで病院に行った。


17時に予約をしていたけど、検査が全体的に遅れていて18時半前まで呼ばれなかった。

でもMRIは20分、30分で終わると聞いていたから19時には終わると思いますと言われていた。結局終わったのは19時45分近くだった。


MRI検査は初めてだったけど、30分だったら耐えれた。

けれどいつまで経っても終わらない。

今何分経ったかも分からない。

途中検査の人もあと10分で終わりますって言ったはずなのにそれから30分近くやっていた。

さすがに長すぎて、最後の方、なんでこんなに長く検査をしているのか、私の体はそんなに悪い

か、なんで急にこんなことになってしまったのか、頭がついていかなくて、過呼吸になりそうで、ヘルプボタンを押した。

そしてちょうど終わりかけだったのか検査も終わった。半泣きだった。


それからたくさんいたはずの待合室にはもう全然人がいなかった。

夜遅かったから会計や出口の場所もよく分からず、広い病院内をフラフラになりながら1人で歩いた。

道を聞いても病院の人は忙しいからかみんな冷たい。本当にあの日はもう限界だった。

MRIが長すぎて怖くて怖くてすべてマイナスにしか考えられなかった。


夫と息子達が迎えに来てくれてたけれど、車に乗る前に道に倒れ込んでしまった。

車に乗って泣き崩れてかなり心配をかけてしまった。夫と息子達と過ごす日常があと少しな気がしてしまった。


もう二度とMRIはやりたくない。

閉所恐怖症になりそうだ。