↑こちらのアフターストーリーとなります
アミティ「アコールせんせーい!!」
アコール「あら、皆さんおはようございます、どうしました?」
ラフィーナ「私たち先日ハワイ旅行に行ってまいりましたの!」
アコール「まあ、ハワイ旅行に?いいですね、楽しかった?」
アミティ「はい!それで、アコール先生にお土産を買ってきました!」
アコール「あら、嬉しいわ、何かしら?」
アミティ「じゃーん!ハワイ限定のお酒、オーシャンオーガニックウォッカ、というお酒です!」
アコール「まあ、ハワイのお酒ね」
クルーク「このオーシャンオーガニックウォッカというお酒はですね…マウイの海洋深層水とアメリカ産オーガニックライ麦とトウモロコシで作られたウォッカです!」
リデル「ボトルも丸くて可愛いですよね、色も綺麗なブルーでハワイの海を連想させるような綺麗なお酒です…」
ラフィーナ「そうそう!見た目が気に入ったのよ!ハワイのお酒!ってよく分かる見た目ですわよね」
アミティ「アコール先生お酒飲むのかなーって思って買ってきたんです!」
アコール「うふふふ、そうね、ハワイに行ってきたってことがよく分かるお土産ね、ありがとう」
アミティ「はい!良かったらぜひ飲んでください!!」
アコール「それじゃあみんなに特別に…いいもの見せてあげるわ」
ラフィーナ「いいもの?」
リデル「なんですか?」
アコール「うふふふ、いらっしゃい」
アミティ「んー?」
アコール「この倉庫よ、はい」
アミティ「魔導学校にこんな倉庫あったんだ…」
ラフィーナ「…!え!なんです!?これ!」
リデル「わあ…すごいです、お酒が沢山…」
アミティ「アコール先生!これなんですかー!?」
アコール「魔導学校の私の秘密の酒蔵です、実は私お酒を集めるのが趣味で…」
アミティ「へー!すごーい!!」
ラフィーナ「アコール先生ってそーゆう趣味がありましたのね…」
リデル「はい…びっくりです…」
クルーク「て事はアコール先生…!お酒はよく飲まれるということですか…?お酒も…結構強い…?」
アコール「はい、私お酒結構得意みたいで…」
アミティ「すごーい!!お酒飲めるってかっこいいー!」
クルーク「シェゾとかサタンとかがたまに飲んでるけど…でもアコール先生も…いいなぁ…お酒飲めるって羨ましい…」
ラフィーナ「あなたは覚えてないかもしれないけど…でも実はあなたお酒飲んだ事ありますからね…」
アミティ「あ、うん…クルークお酒弱いって事もあたし達分かってる…」
アコール「あらまあもうこんな時間…うふふ、お昼休みがもう終わるわ、みんな教室に戻って午後の授業を始めますよ」
アミティ「はーい!」
アミティ「と、言うわけでね!アコール先生ハワイのお酒喜んでくれたんだ!」
アルル「そっかー!良かったじゃん!!」
りんご「しかもお酒集めるのが趣味だったなんて!尚更良かったですね!」
アミティ「うん!しかもハワイのお酒だからすっごく喜んでたよ!」
アルル「そっかそっか!良かったね!」
シェゾ「しかし、オーシャンオーガニックウォッカか…なかなかセンスいいな」
レムレス「ね!あの丸い綺麗な水色のボトルに入ってるお酒だよね?ハワイのお酒感がすごく出てるあれ!」
サタン「ああ…ハワイの綺麗な海を想像させる…まさにハワイ限定って感じのお酒!」
Dシェゾ「酒…か…」
アミティ「Dシェゾも成人はしてるんだよね?多分…」
アルル「そうだよ!お酒飲める歳ではあるんだから飲んでみたら?」
サタン「おお!いいねぇ〜!!じゃあ今度私と飲もうじゃないか!私のおすすめの酒沢山飲ませてやるぞー!」
シェゾ「こいつはまだ酒を飲んだ事がないんだから自分の加減が分からない!そんな奴にいきなり沢山飲ませようとすな!」
レムレス「そうだよ!それは危ないよ…!」
Dシェゾ「酒は美味いものなんだろ?…一気に沢山…ありかもしれない」
シェゾ「酒はそんな優しい物じゃないから!甘く見るなよ!?」
プルルプルル
アミティ「あれ?ラフィーナからだ!」
ラフィーナ「ねえ!今すぐ魔導学校の酒蔵にきて!大変なの!」
アミティ「大変…!?どうしたのラフィーナ!」
アミティ「ラフィーナー!」
アルル「大変って?一体どうしたの!?」
ラフィーナ「これ…見てよ…!」
アミティ「…!?ああー!!」
アルル「きゃー!!!」
りんご「なんとー!!」
シェゾ「クルーク!!」
Dシェゾ「これは…!」
リデル「なんですか…?皆さんどうしましたそんなに騒いで…ええ…!!きゃー!!!!!!」
サタン「ああー!!!!!」
アミティ「クルークが…クルークが倒れてる…!!」
Dシェゾ「おい…こいつ…!」
シェゾ「いや、息はある、大丈夫だ」
ラフィーナ「そう…良かった…」
アミティ「それで…でも…一体誰がクルークを…」
Dシェゾ「おい、これ…クルークの目の前にあるやつ…これって!」
ラフィーナ「え?ああー!!これは…私らがアコール先生にあげたお土産の…オーシャンオーガニックウォッカ…」
アミティ「ええ!?そんな…割れちゃってる…中身も全部こぼれてる…」
リデル「そんな…せっかく喜んでもらえましたのに…」
シェゾ「そっちの気持ちもわかるが…でも今はそれ所じゃない!」
りんご「はい…クルークをこのような目な合わせた犯人探しが先です!」
サタン「恐らくこれは事故なんかじゃない…!れっきとした殺人…いや、殺人未遂事件だ!そうに決まってる!!」
アミティ「え?なんで殺人未遂事件って決めたの?」
サタン「…すまん、そうは決まってない、ただそう言ってみたかっただけだ」
アルル「ずで!!」
ラフィーナ「なんなのよ…」
シェゾ「まずその事件当時の様子を聞かなきゃいけないな」
サタン「そ、そうだな」
アミティ「帰りの会の時は、クルークあんなに元気だったのに…」
Dシェゾ「てことはその帰りの会が終わったその後にこの犯行が…」
ラフィーナ「そりゃそーでしょうよ…」
シェゾ「この事件が起こったのはその帰りの会の後…帰りの会の後に魔導学校に残っていた生徒は?」
ラフィーナ「ええ、恐らく私とリデルさんだけだと思うわ…」
アミティ「うん、あたしは今日お仕事入ってたから学校終わってすぐに学校を出たからね」
サタン「いや…でも…犯行を誤魔化すためにそう見せただけであって、実は何かしらの秘密の裏道から回ってきてこの酒蔵に来て、こいつに対しての何かしらの恨みをはらすために…クルークを…!」
アミティ「え!なんでそうなるの!?違うよ!あたしはそんなことしない!」
アルル「アミティは確かに直ぐにお店に来たでしょ?サタンもその時一緒にいたじゃないか!」
リデル「でも私…アミさんが魔導学校を出て…それからその学校のすぐ目の前の自販機でアミさんがジュース買ってるとこみましたよ!」
アミティ「そうそう!喉が渇いたからね…オレンジジュース買ったの!」
リデル「その後そのまま…お店の方向へと歩いていってて…」
アルル「ほらサタン、アミティはちゃんと真っ直ぐお店に向かってたって!だから裏道とかそーゆうとこは行ってないってさ」
りんご「そうですよ!目撃者もちゃんといましたし…」
サタン「そ、そうか…」
シェゾ「ラフィーナ、お前が第1発見者だよな?」
ラフィーナ「え、ええ…そうですわね」
シェゾ「事件当時の様子を詳しく教えてくれ」
ラフィーナ「私ね…ちょっと気になることがあって…それで酒蔵に戻ってそれを確認しようと思って…」
Dシェゾ「気になる事…?」
ラフィーナ「その酒蔵に戻った時に…その倒れてるクルークと割れたお酒のボトルとかを発見しましたのよ…」
サタン「ラフィーナ、お前はいつも被害者のクルークと喧嘩をしている、だからこいつが許せなくて今日こそは…と思い、あの先生にお土産であげた酒のボトルを使ってあいつを…」
ラフィーナ「違いますわよ!そんな事しないわ!」
Dシェゾ「でもお前今、気になる事があるって…」
ラフィーナ「あ、ああ…そうね、そのクルークを見つけた時…なんか、ほんのりなんだけど、ほんのり海の匂いがした気がしますの…」
アルル「海の匂い?」
ラフィーナ「いや!でも…このお酒はハワイで買った物なんですから…多分それでしょうよ!多分ハワイで買ったものだから海の雰囲気を感じたような気がしたって感じだと思うわ!」
シェゾ「海の匂い…か…」
Dシェゾ「あれ…?」
サタン「まあ確かに…ハワイで買った物なら、海の匂いを感じてもおかしくはないか…」
アルル「リデルも帰りの会が終わった後、学校にいたんだよね?」
リデル「あ、はい…」
りんご「リデルのアリバイも教えてください!」
リデル「私は…この近くにあるうさぎさんのおうちのお掃除をしてました…今日うさぎさんのおうちのお掃除当番ですから…」
ラフィーナ「確かに、今日のうさぎ小屋の掃除当番はリデルさんね」
リデル「はい…だからそれは嘘ではありません、ただ…お掃除中に皆さんが集まってきて賑やかになってきたのが聞こえて来たからどうしたんだろうって思って、気になって来てみたんです、そしたら…!」
サタン「そう言われてみればリデルは私らがこの酒蔵に到着した時、少し遅れて現れたよな」
リデル「あ、はい…」
サタン「犯人は遅れて現場に来ると聞くだろう!」
リデル「は…はい…?」
アルル「全く意味がわからないけど…」
アミティ「でもリデルもラフィーナもこんな事する子じゃないよ!!確かにクルークはちょっとうるさくていつも偉そうで、嫌なところもちょっとだけあるけど…でも!みんなの大切な友達だよ!」
アルル「じゃあ…外部犯って事になるのかな…?」
サタン「まあそうだな…一般的に考えるとこの中に犯人がいると考えるのが普通だが…今回はもしかしたら外部犯の可能性もないともいえないな…」
りんご「一体…誰が犯人なんですか…」
Dシェゾ「な、なあ…」
シェゾ「どうした?」
Dシェゾ「ラフィーナ、気になる事があってそれを調べるために酒蔵に入って来たって言ってたろ?」
シェゾ「ああ…言ってたな」
Dシェゾ「気になる事があって酒蔵に来たって言うから、俺が気になる事ってなんだ?って聞いた、そしたらラフィーナ、酒蔵に入ったら海の匂いがしたって…でもその返事、おかしくないか?」
シェゾ「ああ…お前も気づいたか」
Dシェゾ「ラフィーナは気になる事があって酒蔵に入ってきたんだろ?そう言ってたのに、海の匂いがしたのが気になったって…でもその海の匂いはその酒蔵に入った後に気づいたはず…だから要するにラフィーナは酒蔵に入った後に気づいた事を酒蔵に来た理由にしてるって事だ、なんかこれ、普通に考えておかしくないか?」
シェゾ「そうだよな…なんか矛盾してるよな、気になる事があって酒蔵に入ったのに、海の匂いがした、それが気になる事だって…」
Dシェゾ「それに海の匂いだって…ハワイで買ったやつだからそう感じただけだと思う、で済まされちまったが…もしそうでは無いとしたら?」
シェゾ「海の匂い…か…」
Dシェゾ「それに…このクルークも…よくよく見ると別に殴られたような形跡とかも特にないし…頭も、別にどこも腫れたりしてないぜ…?」
シェゾ「そうだな、体の方も別に誰かに殴られたり蹴られたりしたような痕なんかないし…」
Dシェゾ「でも…顔…よくよく見るとなんか泣いたような後が…」
シェゾ「泣いたあと?」
Dシェゾ「ああ、ほら、涙のあとが乾いたあとが」
シェゾ「て事はクルークは事件当時泣いていたという事か…?でもなぜ泣いていたんだ?」
Dシェゾ「殴られたりしたような形跡も特にないのに、でも倒れているって事は…誰かに殴られたとかそーゆう事ではなく、自分自身で自らここに倒れた…という事か?でもなんで…なんでそんなことする必要が…あれ」
シェゾ「なんだ?まだ気になる事があるのか?」
Dシェゾ「おい、暖炉の所…なんだ?この妙なあと」
シェゾ「これは…何者かの手形やら足跡…?」
Dシェゾ「…!この匂い!」
シェゾ「匂い…?この匂いは…!間違いない、海の匂いだ」
Dシェゾ「…おい、よくよく見るとこの跡、割れたボトルの近くに続いてて…そのボトルの周りにもそれと同じような跡がうっすらと…」
シェゾ「…本当だ…!」
Dシェゾ「ボトルと暖炉の近くに付いてた手形と足跡、そして海の匂い、クルークの涙の理由…全て分かったぜ、この事件の犯人、そしてこの事件の真相が…!」
シェゾ「ああ、おそらくその通りだな」
Dシェゾ「この小さな手形、それに小さな足跡、更に海の匂い…このプリンプにこんな事が出来るそんな小さいやつ、あいつしかいないじゃないか…!」
アルル「でも本当に外部の人間が…?」
アミティ「そうに違いないよ!クルークをこんなに合わせて逃げるなんて!!」
Dシェゾ「そうだな、この事件の犯人はお前らの言う通り、外部犯による犯行だ」
サタン「ええ?」
リデル「Dシェゾさん…犯人が分かったんですか?」
Dシェゾ「ああ…酒のボトルを割った犯人、そしてクルークが倒れてる理由…これらが全て事故だったって事もな!」
サタン「…は?おい、何を言っている?」
アルル「今、外部に犯人がいるって…でも犯人がいるのにクルークが倒れている事は事故なの?」
Dシェゾ「まず、その酒のボトルだ」
ラフィーナ「ボトル?」
Dシェゾ「ああ、分かってしまえば全て簡単な事、そのボトルの周りに…うっすら何かの跡が付いてるのが見えるか?」
アルル「跡…?あ、ほんとだ!なんか小さい何かしらの跡が…」
Dシェゾ「その跡がボトルの周りに実はうっすらだけど…沢山付いてるんだ…しかも、よく見てみろよ」
ラフィーナ「え?ああ!」
Dシェゾ「気づいただろ?そう…その跡、そこの暖炉にも続いてるの気づかないか?」
アルル「確かに!」
ラフィーナ「よくよく見ればって感じね!でもほんとにうっすらすぎて、こんなの言われないと気づきませんわ!」
シェゾ「それに、この跡から…これもまたほんのりだけど、なにか匂わないか?」
アミティ「匂い…?」
アルル「あー!これ!海の匂いだよ!」
ラフィーナ「海の匂いですって!?…あ、ほんと!これ…さっき私がほんのり嗅いだ気がする海の匂いと同じ…!」
サタン「それじゃあ…ハワイで買ったやつだからそう感じたとかではなく…」
Dシェゾ「そう…本当に海の匂いがしたんだ」
アミティ「それじゃあ、小さい足跡や手形って事は…誰かがそれを落として割っちゃったって事?」
アルル「それがボトルの周りに付いてるって事はそういう事なのかな?」
りんご「それじゃあ、クルークは一体なんで倒れてるんですか…?」
Dシェゾ「ああ…次だ、お前達、倒れてるクルークをよく見てみろ」
アルル「クルークを?」
ラフィーナ「ただの倒れてるクルークですけど…?」
Dシェゾ「さっきクルークは何者かに殴られて倒れてる、とか言ってただろ?」
リデル「は、はい…」
Dシェゾ「でも、そのクルークに誰かに殴られたような形跡はあるか?」
ラフィーナ「そ、そう言われてみれば…!頭もどこも腫れてないですし…誰かに蹴られたり叩かれたりしたような跡もどこにも…」
りんご「という事は…クルークはそのお酒のボトルで頭を殴られたとかでは無いって事ですか?」
シェゾ「そういう事になるな」
サタン「それじゃあ…クルークは最初から誰かにやられたって訳ではないって事か?」
Dシェゾ「そういう事、その決め手になったのは…クルークの顔をよく見てみろ」
リデル「…クルークさんの顔…?」
アミティ「あれ、クルーク…?なんか、よく見ると…」
Dシェゾ「そう、気づいただろ?クルークの目元の違和感に…!」
アルル「これ、涙のあとが乾いたあとかな?」
りんご「てことはクルークは…泣いてたってこと?」
Dシェゾ「そういう事だ、おそらく理由は…この酒のボトル」
リデル「ボトル…?」
Dシェゾ「ああ、クルークはこの酒蔵から何かが割れる音がするのを聞いてここに入ってきたんだ、そしたらこの酒のボトルが割れているのを見てしまって…それでせっかく土産で渡した物だったのに…ってなって、そのショックで泣いて倒れた」
シェゾ「誰かにやられた形跡などが特になく、更に泣いているという事はそーゆう事になると思う、こいつはショックで泣いて自ら倒れた」
Dシェゾ「まとめると、この海の匂いのする手形と足跡の持ち主がここに入ってきた際にうっかり酒のボトルを割ってしまい、すぐに慌ててその暖炉から逃げていった、その音を聞いてこの酒蔵に入ってきたクルークはそこで、せっかくアコール先生にあげた土産の酒が割れているのを見て、かなりのショックを受けて泣きながらその場に倒れた…」
ラフィーナ「なるほど…それなら全てに結びつくわね…」
Dシェゾ「そうだろ?謝るために戻ってきて、今そこに隠れている…さかな王子」
さかな王子「ううっ…ばれてしまってはしょうがない、おぬし…なかなかのめいすいりじゃな」
アミティ「さかな王子!!」
アルル「このお酒を割ったのは君だったの!?」
さかな王子「うむ…さっき…ひるにな…おともからにげてるときにここをとおってな…そのときに、このそうこからうれしそうなかおをしてでてくるおぬしらをみたんじゃ」
りんご「うんうん…」
さかな王子「おぬしらぜんいん、あまりにもうれしそうなかおをしているから、なんだろうとおもってきになって…すきをついてそのそうこにしのびこんだ、そしたら…みたことないあおいぼとるをみつけたんじゃ…」
アミティ「あ、ああーなるほど…」
さかな王子「でもわれはそのぼとるをただみようとしただけだったんじゃ…なのに…ついうっかりあやまってわってしまったんじゃ…それですぐにだんろをのぼってにげて…」
サタン「なるほどな…」
さかな王子「でも、やっぱりわるいとおもったからあやまりにもどってきたんじゃ、そしたら…さつじんはんだ、とかいわれていて…その…あやまりずらくなって…」
アルル「確か、最初にこれは殺人未遂事件とか言ったのって…」
サタン「えー誰だーそれ?おいラフィーナ!お前じゃないか!?全く!ダメじゃないか!」
ラフィーナ「はあ〜!?何よ!ふっざけんな!ですわ!」
アミティ「そっか、でもあたし達が犯人は誰?とか話してたから…謝りずらくなってたんだね…」
リデル「はい…さかな王子さん、ごめんなさい」
さかな王子「いやいや、あやまるのはわれのほうじゃ、せっかくのあのせんせいにあげたはわいのみやげのたいせつなさけを…すまなかった」
ラフィーナ「いいのよさかな王子、だって…そのお酒、偽物ですもの」
アルル「…え?」
アミティ「え!?偽物!?どういう事!?」
ラフィーナ「その中身…実はホワイトラムとブルーキュラソーとパイナップルジュース、そしてレモンジュースを混ぜて作った私オリジナルのお酒、見た目もかなり似せて作ったからアコール先生気づくかなどうかなって思いまして!」
リデル「え、でも全然本物そっくりじゃないですか?ラベルとかだって…」
ラフィーナ「ラベルも実は本物そっくりに偽装して印刷してシールにして貼ったのよ!」
Dシェゾ「でも…なぜそのような事を?」
ラフィーナ「アコール先生、ハワイのお酒なんて飲んだ事ないだろうから…だから、ハワイのお酒の味なんて知らないだろうと思ったからよ!これがハワイのお酒の味です!って言ったら意外と信じるかなって!ちょっと試したくてつい…」
シェゾ「はあ…なんだそれ…」
サタン「ほんとに…なんなんだその地味なお茶目なイタズラは…」
アミティ「それじゃあ…このお酒は偽物だったってことは…」
ラフィーナ「ええ!本物のオーシャンオーガニックウォッカはちゃんと私の家にありますわ!」
アミティ「そっか〜!!良かった〜!!」
ラフィーナ「アコール先生にネタバラシして改めて本物のオーシャンオーガニックウォッカを渡しに行きましょう!」
リデル「は、はい…!」
さかな王子「でもおぬし、なぜそのようなことを?」
ラフィーナ「私もね、みんなとハワイに行けて楽しかったから…ちょっとテンション上がってて!うふふ」
サタン「なんなんだよこいつ…」
シェゾ「よく分からんな…」
Dシェゾ「なるほど…ラフィーナが酒蔵に戻って来た理由はそのすり替えた酒が気になったから…そーゆう事だったのか…」
りんご「その時に偶然、割れたお酒のボトルを見て気絶したクルークを目撃してこのような事になった…今回の事件はそういう事だったんですね」
ラフィーナ「でもアコール先生が偽物のお酒を飲む前にそうなってしまったのは…まあ、ほんの少しだけ残念だったけど…でもまあ!本物のオーシャンオーガニックウォッカをダメにされるより全然マシだわ!」
アミティ「そうそうそうだよ!」
アルル「それにしてもDシェゾ、見事な名推理だったね!」
アミティ「ね!殺人未遂事件かと思ってソワソワしたけど…でも違ったしクルークも無事だったみたいだし良かった!事件すごい面白かった!!」
サタン「楽しんでいいものなのか?それ…」
アミティ「そうだー!さかな王子にもこれあげるよ!はい!ハワイのお土産!」
さかな王子「ん?なんじゃこれ」
アミティ「ハワイのなんかのお人形さん!」
さかな王子「そうか…ありがたくうけとるとしようか」
アミティ「うん!部屋にでも飾ってー!」
さかな王子「うみのどこにかざれと…まあいい、とりあえずほうせきこれくしょんといっしょにしておくか…」
クルーク「う、ううーん」
アルル「あ、クルーク」
シェゾ「おい、大丈夫か?」
クルーク「僕は一体なにを…?ああ!そうだった…!せっかくのハワイの…ハワイ限定のお酒のオーシャンオーガニックウォッカが何者かに…うわああーん!!!!」
Dシェゾ「…もしやこれ、さっきのをもう一度言って説明しなきゃか…?」
シェゾ「…頑張れよ」
Dシェゾ「おい!なんでだ!今度はお前が…」
シェゾ「嫌なら全然俺が話してやってもいいぜ?でもな…せっかくお前が自分で推理したのを説明してる場面を動画にでも撮って灰原に見せてやろうかと思ったんだけどな…そっか…俺が説明してもいいのか…」
Dシェゾ「…分かったよ、全く…」
アミティ「という訳だったんです!なのでごめんなさい!」
ラフィーナ「こっちが本物のオーシャンオーガニックウォッカですわ!」
アコール「まあそうだったのね、でも残念ね…ラフィーナさんの手作りのお酒が飲めなくて…」
ラフィーナ「そんなのよりこちらの本物のオーシャンオーガニックウォッカの方が大事ですわよ!」
リデル「このお酒、今度こそ本物ですのでアコール先生、ぜひ飲んでください」
アミティ「ハワイの本場のお酒を楽しんでください!」
アコール「うふふ、それじゃあ今度こそ本物のオーシャンオーガニックウォッカを楽しめるのね、ありがとう」
アコール「うふふふ、あのお酒が本物じゃない事ぐらい最初から分かっていましたよ…本物のオーシャンオーガニックウォッカもちゃんと用意してある事も…まあ、さかな王子さんがお酒のボトルを割っちゃったのは偶然ですけど…でもDシェゾさんも中々の名推理でしたね、でも…私の思考までは見破れなかったようね、うふふふ…」
終わり
今回の主役
Dシェゾ ラフィーナ
