プルルルル


シェゾ「はいお電話ありがとうございます、The gorgeous man who defile the God プリンプ店でございます」


ラフィーナ「おはようございます…ラフィーナですわ…」


シェゾ「おう、ラフィーナか…どうした?」


ラフィーナ「今日ちょっと体調があまりよくありませんのですみませんがお休みさせてもらってもよろしいですか…?」


シェゾ「まじか…大丈夫か?」


ラフィーナ「ええ、まあなんとか…明日にはまた仕事行けるようにしますわ」


シェゾ「そうだな、今日はゆっくり休んで元気になったらまた来てくれ」


ラフィーナ「ありがとうございます…」


シェゾ「お大事にな」




シェゾ「連絡1点、今日はラフィーナが体調不良で休みだ」


アミティ「ええーラフィーナが?」


アルル「珍しいね…」


りんご「大丈夫なんですかね…」


シグ「しんぱーい」


シェゾ「ラフィーナが居ない分みんなでフォローして協力しあって営業に挑むんだ」


アミティ「はーい!」


レムレス「では今日も1日よろしくお願いします!」


リデル「はーいお願いします…ラフィーナさん心配ですね…」





平次「うーん…」


アミティ「平次、どうしたの?」


平次「んあ?いやー、ラフィーナ体調不良ってなしたんやろなおもて…」


アミティ「そうだよねーラフィーナが体調崩すのって結構珍しいからあたしもびっくりだよ〜」


平次「…もしかして、あのねーちゃん、まだ俺らに何か隠しとるんじゃないか?」


アミティ「え!?一応聞くけど…例えば?」


平次「そうやな…実は脅迫されていて金を要求されてるとか!」


アミティ「いやー、それはもうさすがにないんじゃ…」


平次「それか…変な男と付き合っててそいつがヤバいやつっちゅー事とか…!」


アミティ「やばい人って…じゃあ例えば?」


平次「せやな…そいつに仕事なんか行かないでこっち来い、もし来なかったらお前消すぞ!みたいな感じに脅されてて、それで仕事に来れないとか!」


アミティ「いやいや!さすがに考えすぎだと思うよ!」


平次「でもな、こーゆう些細な発見が…」


アミティ「…大事(おおごと)に繋がってる可能性もある…」


平次「せや!それ、大事(だいじ)な事だからなー大事だけに〜なんちゃって」


アミティ「はあ…」


シェゾ「お前たち、何をこそこそ話してる」


平次「ああー…兄ちゃん!…実はな…」


シェゾ「え?ラフィーナは実は今も脅迫とか何かしらをされてるかもしれない?」


平次「そうや!だってあのねーちゃんが体調崩すことなんで全くないんやろ?だからちょっと怪しいおもてな…」


シェゾ「いや…ラフィーナだって人間なんだから体調崩す時ぐらいさすがにあるだろ…」


平次「そーれーか!あのねーちゃんには付き合ってる男がいて、その男がヤバいやつって可能性も…」


アミティ「ラフィーナにはそんなお付き合いしてる人なんかいないと思うけど…?」


平次「人には誰にだってな?みんなには秘密にしておきたい事が1つや2つぐらいあるんや」


シェゾ「まあそうかもしれんが…」


平次「女は秘密を隠して綺麗になっていくって…どこかで聞いた事ないか?」


アミティ「あんまり…?」


平次「あ…そうなん…?で、でもな!あんなに可愛い子やねん、あんたらには内緒にして実は誰かと…」


シェゾ「…確かにあいつは可愛いけど…でも多分ないな」


アミティ「うん、今回はもう大丈夫だと思う…」


平次「でもほんとにまた事件だったらどーすんねん!あんたら責任取れるんか?」


シェゾ「それは…」


平次「な?あんなに可愛い子が変な目にあったら大変やろ?だから!」


アミティ「…だから?」





平次「今日もこうやってまたみんなで事件の追跡や〜!」


アミティ「はあ…」


シェゾ「なんで俺まで…」


平次「ええやないか!副店長の兄ちゃんに聞いたら確かにもし大事だったら大変だから一緒に見てきてって頼まれてたんやし」


シェゾ「全くだぜ…あいつもこんな探偵ごっこ止めさせろよ…」


アミティ「なんか平次が来てから事件ばっかり…大変だな…」


平次「…!なあ、おい」


アミティ「なに?」


平次「あれ…あのねーちゃんやないかい?」


アミティ「ほんとだ、ラフィーナだ」


平次「あのねーちゃん、今日は確か体調悪いって言って休んだんじゃないんか?なのになんで外なんかにおるんやろな?体調悪いんなら普通家で寝てるはずなのに…」


シェゾ「いや、普通に考えて医者に行くんだろ」


アミティ「うん、具合悪い時に外にいる時って普通医者に向かってるんじゃない…?」


ラフィーナ「」サッ


アミティ「!?…ラフィーナ…?」


平次「…おい!あのねーちゃん…!」


シェゾ「なんでサングラスなんか…?」


平次「体調崩して医者に行くねーちゃんがサングラスかけるのはなーんか妙じゃないか…?」


アミティ「んね、確かに…」


ラフィーナ「…」


平次「よしゃ!追いかけるで!」


アミティ「まって!ダメだよ!…よくよく考えればさ、これってやっぱりストーカーになるんじゃない!?」


平次「でもよー!あんたにはあのねーちゃんが心配じゃないんか!?」


アミティ「心配だけど…でも!この前のラフィーナのお父様の事もあるし、ストーカーはやっぱり良くないと思うよ!」


シェゾ「大体もし俺らがこんな事してる所をあの父親に見つかったら今度こそ怒られるんじゃないか?」


アミティ「そうだよ!」


お付きのメイドさん「あ、ダメですよ旦那様!」


お父様「そー…そー…」


アミティシェゾ「ずで!!!」


平次「おお!お父様やないかい!」


お父様「んえ!?あ、君たち!?」


シェゾ「こんな所で一体何をされてるんですかお父様…しかもこんな変な格好して…」


アミティ「ほんとにすごい格好ですね…」


お父様「アッハッハッハッハッ」


お付きのメイドさん「あははじゃないですよ!」


お父様「いやー、昨日の夜ぐらいから娘の様子がどうもおかしくてな、気になって尾行してたんだ」


平次「だーからと言って、こんな泥棒なんだか忍者なんだかよー分からん格好なんかして…」


シェゾ「相変わらずの心配性の親バカだな…」


お父様「君たちこそなにを?」


アミティ「あーいや、実はあたしたちもラフィーナちゃんのことが心配で…ほら!もし何かあったら大変じゃないですか!」


平次「そうなんや!いやーあのねーちゃん今日仕事休んだんや」


お父様「あらー、そっか…娘が理由も明かさずに迷惑かけて申し訳ない」


シェゾ「いや、それはいいんですよ心配ですし…」


お父様「でも君たちがいるなら安心だな、よしこれからの尾行は任せたぞ」


平次「…へ?」


お父様「いやー私だとさすがにラフィーナに怒られてしまうからね、君たちなら別に怒らないだろう、君たちラフィーナに何があったのか分かったらすぐに連絡しなさい、じゃまたなー」


お付きのメイドさん「ああ旦那様お待ちください!!」


平次「…なんちゅーか…」


シェゾ「あいつ中々いい加減なとこ多いよな…」





ラフィーナ「…」


アミティ「一体どこに向かってるんだろう…」


シェゾ「それに体調悪いって言ってたわりには正直、そこまで体調悪そうには見えないな…」


平次「だろ?俺もそう思う、そんなに体調悪そうには見えないし、しかもあいつサングラスまでかけて…!」


アミティ「でも元気なさそうには見えるね」


シェゾ「ああ…まあ、少なくとも本調子には見えないな…」


アミティ「じゃあやっぱりどこか悪いのかな…心配…」


平次「あのねーちゃん、もし体調不良じゃないとしたら…?」


アミティ「え、体調不良じゃない…?」


平次「ああ…見た感じ、別にそんな具合悪そうには見えんし、それにただ医者に行くだけでサングラスはさすがにおかしいと思うんや、…ちゅーことはあのねーちゃん、何らかの理由があって体調悪いと嘘をついてるのかも…」


アミティ「と言うと」


平次「やっぱり…脅迫とか、やばい男とかに…」


アミティ「いやーそーれは…あ、でも今日のラフィーナサングラスかけてるし、確かにちょっと怪しいかも…」


シェゾ「…そう言われると少し気になるな…」


平次「だろ?な??」


シェゾ「普通にしてくれてればそんなに気にならないと思うんだが、サングラスなんかしてし…すごく妙だな…」


平次「そーなんや!!やっぱサングラスが引っかかるよな!?」


アミティ「うん、あたしも心配になってきた!」


平次「…ちゅー事話してるうちに、あのねーちゃん!」


アミティ「ラフィーナなんであんなところに?何してるんだろう」


シェゾ「あんな路地で一体何を…」


ラフィーナ「…!」


アミティ「…!?」


シェゾ「…泣いてる…?」


平次「な、泣いとんであのねーちゃん!…これはやっぱり何かあるな…」


アミティ「やっぱり本当に男の人に迫られてて、それで怖くて泣いてるのかも!?」


シェゾ「…もしかしたらそれ、強姦の可能性も…!」


アミティ「ごうかん…?て何?」


平次「強姦っちゅーのは男が暴力や脅迫によって女の人に酷い事する事や!」


アミティ「え!それは大変!!ラフィーナきっとそれで泣いてるんだ!」


平次「恐らく、サングラスの理由は泣いてる所を他の人に見られたくないからそれを隠すため…!きっとそうに違いない!!あのねーちゃんプライド高い所あるみたいやしな!」


シェゾ「もしそーゆう事で悩んでるんだとしたらかなりまずい!いくぞ!」




ラフィーナ「…」




アミティ「あの家に入ったよ!」


平次「あれがやばい男のいる家…」


シェゾ「中に入ったらやばい男が沢山いるかもしれねぇ…1人2人なら何とか倒せるかもしれないが…」


平次「俺もコナンくんから借りてきた時計型麻酔銃…しかし針は1本しかないから俺もやれるとしたらせいぜい1人…」


シェゾ「アミティはここに隠れてろ」


アミティ「う、うん!」


平次「行ってくるで!必ずねーちゃん無事に連れ戻して帰ってくるからな…!」


アミティ「…気をつけてね」




ラフィーナ「お願いしますわ…」


???「はい、それではさっそく…」


ガラ!


シェゾ「おいお前!俺の大切な仲間に何をしている!!」


平次「せや!どーせやらしい事でも企んどるんやろ!」


???「え!?」


ラフィーナ「シェゾさんと平次さん!どうして…」


ガラガラ


アミティ「ラフィーナー!帰ろう!!」


ラフィーナ「アミティさん!?」


シェゾ「あ、お前また…」


アミティ「よっと!」


平次「このねーちゃん窓から入ってきたし!」


アミティ「帰るよラフィーナ!そんな男なんか…!」


ラフィーナ「まってアミティさん!私今から目の診察なの」


アミティ「だから目の診察なんかー!…え?目?」


シェゾ「目の診察?」


???「今からそのお姉さんの目を診るんだ、だから君たち申し訳無いんだけど待合室で待っててね」


平次「おっさん…あんた誰やねん?」


目医者「目のお医者さんだよ、君たちの目も診てあげようか」


アミティ「ここって男の人の家じゃないの?」


ラフィーナ「ここは目医者ですわよ」


アミティ「え?目?でもなんで?」


ラフィーナ「昨日の夜から目が赤くなってしまったのでなんで赤くなったのか診てもらうために来ましたのよ」


平次「あんたこのねーちゃんに変な事するためにここに呼び出した男じゃないんか?」


目医者「え?」


ラフィーナ「何言ってますのよ平次さん…!笑」


目医者「こりゃ参ったな…!笑」




アミティ「なーんだ目のお医者さんに目の診察に来てただけだったのか〜」


平次「変な男に呼び出されてた訳じゃなかったんな!」


ラフィーナ「当たり前ですわ!まーた事件だと思ってくっついて来たんですの??」


アミティ「えへへへー最初はあたしも止めたんだけどラフィーナサングラスなんかしていつもと様子が違ったからあたしも気になっちゃって〜」


シェゾ「紫外線防止のためのサングラスだったんだな」


ラフィーナ「そうですわ!」


平次「いやー俺はてっきりまた何か嫌な事があって泣いてる目を隠したくてサングラスしてたんかと思っとったで」


アミティ「そうだよ!さっきそこの路地の所で泣いてたから」


ラフィーナ「え?ああ…あれは目薬したんですわ」


平次「あ、なんやあれ目薬だったんか」


シェゾ「なんだよ目薬だったのか…泣いてるのかと思ったぜ…」


アミティ「それもあって尚更ラフィーナ何かまた悩んでるのかなーって…」


ラフィーナ「でもまた心配してここまで来てくださったのよね、ありがとう」


アミティ「うん!友達だからね!」


シェゾ「でもなんでそれを朝の電話でちゃんと言わなかったんだよ、目が赤くなったから目医者に行くってちゃんと言ってくれれば…」


アミティ「そ、そうだよ!なんで隠したの?」


ラフィーナ「あーいや、だってなんか目が片方赤くなった、なんて言うのって…恥ずかしくないです?」


アミティ「え?いや…全然?」


平次「別にー?俺は気にせんよ」


シェゾ「誰だってそんなんあるだろ」


ラフィーナ「あら、そう?」


平次「こーゆう時でもプライド高いんかこのねーちゃんは…」


ラフィーナ「でもあなた達の方こそ!私は具合が悪いって伝えたはず!別に私だって人間なんですから体調崩す事だってありますわよ!それなのに心配だったとはいえ体調崩すわけがない、怪しい心配だからって普通に見に来ます??」


アミティ「それほど心配だったの!この前の事もあったし尚更…」


ラフィーナ「んあぁ…まあそれはあるわね…確かに…」


アミティ「(お父様もつけてたことは黙っておこう…)」


ラフィーナ「まあでも!心配して下さること自体は嬉しいですわ!帰りにアイスでも食べて帰りましょ!」


アミティ「やったー!アイス!」


平次「暑い時のクールダウンは大切や!」


シェゾ「俺もいく、久々に食うと美味いよな」


ラフィーナ「じゃあ行きましょう!」






アルル「また平次が?」


アミティ「そうーでも今回も別に事件じゃなかったからいいんだけどさー」


アルル「なんか平次が来てからそればっかりだよねー」


アミティ「まあ西の名探偵、て言われてるらしいしね…」


アルル「まあね…すごい人なんだろうね」


アミティ「まあでもほんとに事件に繋がってて取り返しのつかないことになるよりかはね!」


アルル「確かに!それよりはマシかも!」


アミティ「…ああ!」


アルル「え?何?どうしたの?」


アミティ「…ラフィーナのお父様に報告するの忘れてた」






お父様「ラフィーナぁぁ!!!私の可愛いラフィーナぁぁ!!!アミティちゃん達…早く連絡をぉぉ!!!!」




おわり