いつの頃からだろう、、お花が我が家の庭に現れるようになったのは。
一足先に保護した4兄妹がまだお庭に居た頃から、
たまにお顔を見せてくれてて,,,,(少し離れたところから)
で
4兄妹を保護してからは我が家の庭は「お花ちゃん」独占になりました。
小さい体だけど、、名前はお花ちゃんだけど、、
耳カットは右の耳。
そう、お花は男の子だったんだよね。
先代の、4兄妹のお母さん猫の
初代「花ちゃん」の子供か親戚の子なんだろうなって
思えるくらい、気の強さもそっくり。
(夏のお花はほっそり)
毎朝、玄関前に来て
「にゃーにゃー」ってそれはそれは大きな声で鳴いていて
いつも「虐待だと思われるから、静かに泣いてよ~」なんて言ってました。
(冬のお花はふっくら)
お気に召さないご飯の時は
食べるのを止めて、玄関前に戻ってきて
「これじゃない~」って泣いて教えてくれるんです
そんな強気の可愛いお花がここ数週間で
目に見えて弱ってきて、、毎朝、玄関前で待っていたのに
全然来なくなりました。心配で、心配で、、。
こんなに痩せてしまいました
それが19日の午後だったでしょうか
mamaさんがお買い物から戻ると
久し振りにお花が玄関前で待っていました。
「お花、久し振り」
こんなに弱って、メチャクチャ辛そう。
mamaさんが足元に居ても「シャー」もしません。
「もしかしたら、撫でられるかも、、、」という気持ちがよぎったものの
「いや、猫ちゃんはわからない。素手は危険かも」と
その時は触れることはしませんでした。
こんなに小さくなってしまって、、
それでもちゅーるを出してあげると、、、
とてもゆっくりですが、匂いを感じて少しづつ食べてくれました。
1本をペロリと食べてくれたので、もう1本。
「食べれる時に食べておくんだよ」って。
この頃からpapaさんと何とか保護して病院に連れて行こうと
思っていたので、、もしかしたら、キャリーに入ってくれるかなと
お花の近くにマタタビを振りかけたキャリーを
置いてみたのですが、、、
もはや、またたびにも反応しなくなってるのか?
その後、綺麗なお水を持っていってあげると
美味しそうにゴクゴク飲んでくれていて、、
今思うと、それが最後の新鮮なお水だったのかな。
お昼間はもしかしたら、mamaさんに最後の挨拶に来てくれたのかな。
夜は、papaさんが雨戸を締めに庭に出てくるのを知っているので
お花ちゃん、papaさんが出てくるのを待っていたみたいです。
そのまま、papaさんを誘導するかのように
車庫の、お気にいりのベット(段ボールの中にベットを入れていて)に
入って眠りにつきました。
翌日、早朝は冷たい雨でしたので
「まだ、お気に入りのベットで寝てるかな~」と思い
papaさんが帰宅してから保護して病院に、、、と思ってました。
ですが、
papaさんと帰宅後、
車庫のベットに行ってみると、、、
お花ちゃん、一足先に亡くなっていました。
言葉にならなくて、、mamaさんは無言でボロボロ泣いてしまいました。
papaさんはお花に話かけながら
たんたんと片付け始めました。
「そっか、お花、がんばったな。ちゃんとここに戻ってきたんだ。偉いぞ、そっかそっか」
片付けながら、お寺さんに連絡をし
翌朝一番に伺うことになりました。
翌朝、papaさんとお花がいつも隠れていた
お庭のつつじの花をたくさん摘みました。
きっと、ブラッシングなんてしてもらったことないだろうと
papaさんがブラッシングしてくれて。
「あー。最後に来てくれた時に何で撫でてあげなかったんだろう」と
メチャクチャ後悔しています。
人間の手の暖かさを知ってもらいたかったな。
シルクの枕で安心して眠ってね。
立派な祭壇でお見送り出来ました。
いつか、お引越しする時は花ちゃんも保護して
一緒に連れていこうねって話していたのに、
こんなに早くお別れすることになるなんて、、、
何かの病気を発症してしまったのか、、、
今となってはわかりません。
ソックス同様、最後は我が家に戻ってきてくれて嬉しかったよ。
玄関を出ると、つい左右を見てしまいます
このお皿も必要なくなってしまって、、寂しい。
天気予報を見て「明日は寒いらしいよ、お花大丈夫かな」なんて
心配することもないんですね。
先に亡くなった外猫のソックスの隣。
ようやく家に入れたね。
遅くなってごめんね。
お花ちゃん、今度生まれ変わった時は
大切にしてくれる家族の元で
ぐるぐる~っていっぱい甘えて
幸せな家猫になるんだよ🌹
我が家に来てくれてありがとう。