レイラ・ティーレマン
レイラの視線の先には部屋の隅っこでうずくまるローデリックがいた。
リリーに「魚くさくない?」と言われたため皆から距離をとっている。
*本日のローデリックのミッションは魚釣りでした
ティアゴ・バーナード
レイラ「??」
イマノルは憐れみながらも笑いを必死に堪えている……
19時から話し合いがはじまる。
皆適当な席に座って、その時を待つ。
今日は強制退場者は出ない、人狼の襲撃もない日ということもあり比較的皆落ち着いた様子だった。
特になにもなかったこの日は皆どこらへんで何をしていたなどの報告をしていた。
リリーのミッション
魔獣討伐600体は皆に衝撃を与えた。
リリーのような猛者でなければクリアできなかっただろう。しかもこれは1人の討伐数のみで他の人からの助けを得ることはできない。味方がいれば撃破数をもっていかれてしまう可能性もあり、1人のほうが危険ではあるが確実に討伐数を稼げる。
ローデリックの魚釣りもいっけん大変そうに見えないため、皆表情をかたくした。
セシリア
チレーナの様子がおかしいことに同じテーブルのセシリアが気づいた。隣にいるスピカも心配そうにしている。
チレーナ「………」
返事がない。チレーナはじっとテーブルを見つめたまま反応がない。
バーニー・コルテス
チレーナは立ち上がった。そしてカードを持ち、宣言する。
チレーナ
皆の視線がチレーナに注がれる。
チレーナの片手にあるカードが金色に光り輝いた。
ゲームマスター
『一度カードの使用を宣言しますと、取り消すことが出来ません。よろしいでしょうか』
チレーナ「撤回はありません」
ゲームマスター
『承りました。チレーナ様のお手持ちのカードの使用をここで宣言します。』
リンゴ
(——!自分自身も強制退場になるカード?!
こんなものをどうして今……)
皆が息を呑んだ。
ゲームマスター
『チレーナ様。どなたを指定されますか?』
チレーナの視線は、隣に向けられる。
隣に座っている、スピカに。
どよめきがおきた。
セシィー・ランフランク
エドモンド・ランフランク
スピカ
責めるわけでもなく、ただ悲しそうなスピカの声が痛々しく聞こえる。
バルナバ・マルチネス
チレーナ
「………スピカちゃんは人間陣営ではない。」
バーニー・コルテス
チレーナ
「……俺にはそう思えるシーンがありました。
セシリアさまとレドリーさんがマウロと言い合ってた時に、俺とスピカちゃんが合流した……その時スピカちゃんが言ったんです。」
バーニス・ミラー
チレーナ
「………いくらスピカちゃんがマウロさんと親しいからといって、女王になるセシリア様のことをあんな風に言うなんて……スピカちゃんはあんな言い方はしない」
レイラ
「『姉さんたちがなにかしちゃったの』事情をよく知らないのに最初からセシリア様に非があるような言い方、あるいは、マウロのからの好感度を気にしてそのような言い方になったのか……」
レイラは視線にスピカの表情が曇った。
「スピカ様をよく知るチレーナ君だからこそ、そのセシリア様への配慮が全くない発言に違和感を抱いた……そういうことかしら」
チレーナはコクンと頷いた。
イマノル・ボイド
ヴェルンヘル・ラウル
スピカの父であるヴェルンヘル陛下の問いにチレーナは答えにくいのか返答につまった。
消え入りそうな声で悲しげに見上げてくるスピカの視線にチレーナは一瞬たじろいだ。
それでも……
チレーナはしっかりとスピカに視線を向けた。
はっきりと自分の口で、
彼女を疑った理由を語り出した。
続く

















