エルネア人狼 うちの国の場合⑤ | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

普段は任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。


今回は人狼ゲームの世界観をお借りして

キャラクターたちに人狼ゲームをしていただきます。


注意 

人狼初心者が書いています。

人狼ゲームを元に書いていますがストーリー、キャラたちの掛け合いが優先となっています。多少おかしくてもご容赦ください。


初期国民はモニカ国のバルナバ・マルチネスがいます。うちの国のバルナバとして書きます。


無理そうならプラウザバックお願いします。





​役職
村人……なんの役職もない

占い師…1日1回占うことができる。初日はお告げで村人をランダムで知ることができる。
霊媒…処刑した人が人狼かわかる
騎士…夜に1人だけ護衛ができる。
この村は連続ガード不可
共鳴者…お互い村人だと知っている。
この村は相方が死ぬともう1人も死亡する。
パン屋…パンを焼く。毎朝おいしいパンが提供される。パン屋が死ぬとパンの提供がなくなるため騙りにくいのが特徴。
人狼…毎日1人を襲撃する。占い師に占われると人狼と出る。
狂人……人狼陣営。占い結果は村人陣営と出るが人狼陣営勝利のために動く危険人物。
妖狐……村人陣営でも人狼陣営でもない第三陣営。処刑されずに最後に生き残れば妖狐勝利。
人狼に襲撃されても死なず、占い師に占われると呪殺され死亡する。
てるてる……処刑されれば勝利。てるてるを処刑すると村人も人狼も妖狐も負ける。




さて早く部屋に戻らなければ。




リンゴとローデリックの役職は

共鳴者!

お互いが白だと知っている唯一の村人陣営。


初日はお互い意思疎通はメモ用紙でやり取りのみでしたが、リンゴはローデリックの部屋に押し入ることで話をします。


そこでティアゴは敵かもしれない


リンゴにとって厳しい結論になりました。



「リンゴ」


部屋に戻る最中、声をかけられる。びくりとしてリンゴは振り返った。


「ティ…ティアゴ君?」


ティアゴ

「なに?お化けか人狼でも見たような顔して」


コツコツ

靴音を響かせてティアゴがゆっくりと廊下を進みながらリンゴに近づいてくる。


リンゴ

「……この状況で、冗談にならないんだけど」


ティアゴ

「ふーん?そっか、リンゴは俺のこと疑っているのか…」


ティアゴが少し悲しげな瞳でリンゴから視線を逸らせた。


リンゴ

「ちが……みんな、まだ白だってわからないから………それで……ごめんね」


ティアゴ

「可愛がっている後輩に怖がられるのは流石の俺でも堪えるなー。しかも俺が仕える王妃様でもある……」


リンゴ

(……なんか変だなティアゴ君………いつものことか?)


ティアゴはリンゴの横までくるとにこりと笑った。


「そうそう、部屋に戻ったらすぐにシャワー浴びるといいよ。」


リンゴ「へ?」


ティアゴ

「それじゃ、おやすみ」


ティアゴは手をひらひらと振りながら去っていった。


リンゴ

「なんだろう……なにを言っているんだろう」


頭に???が浮かびながら、ティアゴの後ろ姿を見送っていると……



バーニス

「あれ、リンゴこんばんわ。そろそろ部屋に戻ったほうがいいよー」


リンゴ

「あ、バーニスちゃんこんばんは。今戻るところ。バーニスちゃんも?」


バーニス

「うん、今まで不安だから談話室にいたの。」


リンゴ

「そうなんだ。存在をしらなくて行ったことなかった……」


バーニス

「それで今日までこなかったんだ」


リンゴ

「他に誰がいたの?」


バーニス

「バーニー、ヴェルンヘル陛下、イマノル、スピカちゃん、チレーナだよ」


リンゴ

「けっこういたんだね」


バーニス

「うん、リンゴも明日はおいでよ。次の日まで1人で過ごすなんて、怖くて耐えられないから、談話室にいると人の気配で多少は落ち着くよ」


リンゴ

「明日はそうしようかな……… 」

(明日……自分に、明日はくるのだろうか)


バーニス

「そういえば、香水つけてるの?いい匂いだね。」


リンゴ「——香水?」


バーニス

「うん、柑橘系の香り。いい匂いだね」


リンゴ「!!!!」


バーニスの言葉にリンゴは目を見開いた。


(やられた………



やられた…!)



リンゴ

「私、すごく眠くなっちゃった……おやすみ!」


怪訝そうにしているバーニスを残しリンゴは急いで部屋に戻った。


鞄から、調薬書を取り出す。


ページをめくり、少しして目的のページを見つけた。


「——多分、これだ」


追跡の香り……

碇草を原料にしてオレンジやリンゴなどを使う香水。魔力を注入し、調薬することによって香りつけた空間に入った者に対して強く香りがつく。効果は24時間。時間が経つにつれて香りはつよくなる。

使用用途は立ち入り禁止区域や貴重が置かれた部屋、各自部屋など様々。

作れる者が少ないため流通はあまりしていない。


「………ティアゴ君は敵……」


追跡の香りが仕込まれていたのはローデリックの部屋。

ローデリックが共有者であると考え、ローデリックから相手に会いにいかない、相手がローデリックを訪ねるだろう、そこまで考えてローデリックの部屋に仕込んでと思われる。


(こんなことまでして確認するのはなぜ?

ティアゴ君自身が怪しまれる、私たちに敵だと思われるし……一体、ティアゴ君になんの得があるの………?それにこのままだとローデリックさんがめちゃくちゃ爽やかな柑橘系男子になっちゃう……)


短時間しかいなかったリンゴがバーニスに気づかれるほどの匂いだ。

部屋の主人は、さそがし柑橘系の匂いまみれになっているだろう。


「なんでこんなことを…」


そこでテーブルの上にある小瓶に気づいた。


小瓶の下には折り畳まれたメモがあった。




「は?」


そのメモには続きがあった



追伸

このメモ用紙は


読むと消えてなくなります。


ごめんな。



リンゴ「は?!」


瞬く間に、メモ用紙は消えてなくなってしまった。


証拠隠滅、というところか。



リンゴは小瓶を持ってローデリックの部屋を再び訪れた。



2度目の訪問にローデリックは嫌そうな顔をしていた。


ローデリック

「人狼の襲撃がわざわざノックしてくるのかと思って生きた心地がしなかった……」


ローデリックの顔が若干青ざめている。本当に怖がっていたようだ。これから人狼の襲撃が行われる可能性があるのだから当然の反応である。


リンゴ

「驚かせてごめん」


素早く部屋に小瓶を振りかけると魔法の効力が消える。


匂いはなくなった。


リンゴ

「あとは、シャワーを浴びればいいみたいなので」


ローデリック

「……なあ、ティアゴは一体、なにがしたいんだ?」


リンゴ「それは……分からない」


ローデリック

「敵なら、あからさまにそんなアピールする必要はない……しない方がいい。特にティアゴは占い師だ。こんなことをしたら、怪しまれて俺たちに吊られる可能性が高まる」


リンゴ

「——本当に、どうしてなんだろうね」





​おはようございます。本日は朝食は各部屋でお召し上がり下さい。7時にお持ちいたします。それまでお部屋から出ないようお願いします。


朝から不可解なアナウンス。


部屋から出たくとも、部屋のドアは鍵がかけられていて開けられない。


リンゴ

(私たちは部屋の鍵をかけれないし、部屋から出るときも鍵かけて出れないのに)


そのせいでティアゴに変な悪戯?をされてしまったのだ。鍵さえあればそんなことされずにすんだのに。


「……朝を迎えられたんだ」


無事に朝がきてホッとする。


時間になると、テーブルに朝食が置かれた。

今日もシチューだった。

パンがついていないので物足りない。


「1人で食べるのは、寂しい……」


いつもは、みんながいるのに。


​議論時間となりました。皆様をこちらで議論場へお連れいたします。


視界が急に暗転して、気づいたら円卓のテーブルが目の前にあった。椅子に座るとセシィーが隣に座る。


リンゴ

「——セシィーさん……おはようございます」


セシィー

「おはよう、リンゴちゃん」


セシィーはいつも通り……ではなかったが、笑顔を浮かべていた。無理しているのがリンゴにも分かる。


「あのね、気にしないでね。私も村人陣営のためにエドモンドのためにも頑張るよ」


気丈に振る舞うセシィーの姿はけなげで、逞しかった。


全員が席についたようだ。


空席がまた、増えている………



​おはようございます。全員お揃いですね


バルナバ

「いや、まって、まだ1人きていない……」


とある人の席を見てバルナバが慌てている。


​昨夜の犠牲者はチレーナ・ミラー様です


ざわつく円卓のテーブル。



​そしてもう1人の犠牲者はリリー・フォード様です。本日の議論を始めて下さい


先ほどよりもざわめきが上がった。


バルナバ

「チレーナが襲撃されているのに、

……リリーちゃんも襲撃された?」


リンゴ

(………昨日の襲撃は、順番的に

絶対に霊媒師のチレーナ。

つまりリリーさんの死亡理由は違う)


ティアゴ・バーナード

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​昨日の占いは予告通りリリーさんです。
結果は白でした。


ヴェルンヘル・ラウル

​……バルナバさん、占い結果を。

 
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バルナバ・マルチネス

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​………リリーちゃんを占った
結果は白



ヴェルンヘル

「占い師がリリーさんを占って、リリーさんが死亡。呪殺がおきた、と考えるべきだろう」


バーニス

「呪殺?ってことはリリーは……」


ヴェルンヘル

妖狐


バルナバは愕然としていた。




バーニス

「リリーは昨日、エドモンドさんと吊られそうになった時に自分を、吊ってって言ってた……それってどうせ呪殺されるなら、吊られるのも同じだったから……」


スピカ

「知ってる人に呪殺されるなら……処刑された方がいいって思ったのかも」


バルナバは下を向いている。

ティアゴは瞼を閉じて話を聞いていた。



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​自分が吊れればエドモンドが村人だった場合、占いで白になれば助けられるかもしれないしね?


​リリーさんは妖狐ですよ?
そんな、村人陣営のためになることを本当にするでしょうか?

 
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確かにリリーさんは妖狐だと思う。
でも本当に抗うことをしないでただ死んでいったのかな?​


​抗う?何のためにでしょう?
何も気にせず、己の役職を全うするものです。

 
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​……本当に?本当にそう思う?ティアゴ君なら、私よりもずっとわかってると思うけど。


​……………

 
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​今となっては、リリーさんが何を思っていたのか確かめる術もないね。昨日、話をしていたバルナバさんなら知ってるかもだけど。

バルナバ

「どうして知ってる?」


イマノル

「俺中庭にいたし。議論場から見えたでしょ?そっちから見えるってことはぼんやりしてる俺からも見えるってことだよねー」



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​リリー隊長なら、エドモンドを助けたくて自分を吊れって言ったような気がする……あの方はそういう人でしょう?


​………

 
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占い師2人は沈黙する。


リンゴ

(昨日のリリーさんの最後………まるで死を待つように見えた……呪殺されることが分かっているなら、そう見えて当然か……)



​あー……今日ってどうする?
リリーさんがパンダだったら吊るとか言ってたけどまさかリリーさんがいなくなってるとは思ってなかったからなにも思いついてないよ

 
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​……占い師の処遇?
それともグレーいく?


バーニス

「進行役のチレーナがいなくなっちゃったから

難しいね……」


ヴェルンヘル

「——今日は占い師を吊る


ヴェルンヘルは椅子から立ち上がった。


騎士CO



ヴェルンヘル

「今日は俺の一存で、ティアゴさんを吊る


バーニス

「ティアゴさんを偽者だって決め打ち?」


ヴェルンヘル

「偽者である可能性が高い、ということです。」


バーニー

「バルナバさんが本物だと思った理由は?」


ヴェルンヘル

「————そんなの……」


ちらりと視線を横に向ける。落ち込んだ様子のバルナバは見ていて痛々しい。


「みれば分かる」



リンゴ「………」

(もしもバルナバさんが偽だったら……すごい演技だけど、果たしてどうなんだろう)


ヴェルンヘル

「ティアゴさん、申し訳ありません」


ティアゴ

「騎士様の意見なら仕方ありません。俺は真の占い師なので、騎士様の仰せのままに。」


リンゴ

(ティアゴ君……

分かってる、ティアゴ君は………きっと

それでも私は信じたかった……信じたかっ……)


そこでリンゴは気づいた。


ティアゴは自分を偽だとリンゴとローデリックに示していたのではないかと。


だって、

ティアゴはリンゴのことをよくわかっている。


ティアゴを吊ったりしたら、リンゴは自分を責めるということを。


(………ううん、心のどこかで分かってて、私はわかろとしなかった、、だからさっき、ティアゴ君にあんなことを言ったんだ)


確かにリリーさんは妖狐。
でも本当に抗うことをしないでただ死んでいったのかな?​


ローデリック

「ティアゴ。なにか言いたいことはないか?」


ティアゴ

「ないよ」


ローデリック

「このままだと処刑されるぞ」


ティアゴ

「そんなこと、占い師になった時に覚悟は出来てるよ」


ローデリック

「偽者だと思われてる。このままで本当にいい?」


ティアゴ

「バルナバさんは偽としてはとても優秀で演技力も高い。俺は真だけどあんな風にはできないから。その差だろうな。仕方ないさ」


ローデリック

「——だったらどうして昨日」



ティアゴ

「………」


ローデリック

「………なんでもない」


ティアゴ

「議論の邪魔をしてしまい、申し訳ありません。俺は黙ります」



ヴェルンヘル

「明日のことだがきっと俺はいない。バルナバさんの占い結果は必ず出る。黒が出たら吊ること。白が出た場合は皆で話し合って決めてほしい」


イマノル

「ティアゴさんが偽ってことでいくならティアゴさんが出した白は白だと思わなくていいってこと?」


ヴェルンヘル

「当然、皆と同様に精査対象になる」


イマノル「オッケー」


リンゴ

(リリーさんは妖狐だった……

そのリリーさんに投票していたイマノル。村だとしたら勘がいい?それとも人外が妖狐に気づいて投票した?——どっちだろう)


リンゴはちららと、スピカを見る。


発言は最小限。

寡黙で吊られてもおかしくはない。


リンゴ

(スピカは吊られたがってる……?

スピカの役職はてるてるだろうか)


バーニー

「バルナバが偽だったときは?」


ヴェルンヘル

「バルナバさんの白で生存しているのはローデリックさんのみ。皆で精査してほしい」


………

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リンゴ

(ローデリックさんはCOするか悩んでいる……今COすれば騎士が噛まれるのを防げるかもしれない……バルナバさんの占い位置が万が一私になれば、自分たちに有益な情報は落ちない……バルナバさんの占い位置を狭めるためにはCOをするべき…?どうする…?)

*噛み位置を自分たちに向けて騎士を守れる

当然自分たちは死ぬ


COのタイミングはローデリックに任せているためリンゴは見守っていた。


​………

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ローデリックの視線がリンゴに向いた。




文字数制限のため続きます