これまでのお話。
元王子アトラス✖️山岳長子アリーチェ
本来なら結ばれることのない2人。
アトラスが王子という立場を捨てたことにより、アリーチェの告白で2人の付き合いが始まった。
——230年12日
やはり12日というのはプレイヤーにとって
縁のある人がガノスに向かうことが多い。
この年もそうだった。
ラナ。
近衛騎士隊にいて、3代目リンゴの友人でありティム君の奥さま。
さて、アトラスはこの日朝から恋人のアリーチェに会いにきていた。
チレーナにアリーチェとの交際をカミングアウトし一応「許可」をとったのでアトラスは安心してミラー家を訪れることができるようになった。
逆に、アリーチェに会いにこずないがしろにすれば龍騎士からの報復がある可能性があるということだ。
とはいえ長年恋心を抱いていた相手から告白され付き合いはじめたばかりのアトラスに彼女をないがしろにするという発想などあるはずもない。
この日はアリーチェに南国の花束をプレゼントした。
そのまま食事が開始された
アリーチェには妹がいる。
アリーチェは母ステファニー似で、妹ケイトは完全にチレーナ似。ここまで偏ると面白い。
食事が終わったアリーチェがアトラスに声をかけてくれた。
そのあとアトラスは神殿に戻り仕事をこなす。
作ったものを納品？すると香油を受け取ることができる。
神職の仕事はなんだかオシャレで
神職のみしかできないのが残念だ……
仕事を終えて酒場に行くとアリーチェがおずおずと話しかけてきた。
「今日デートだよね？」
デートの約束の確認だった。
アトラスが仕事や酒場とウロウロしているので忘れたと心配しているのかもしれない。
アトラス
「そうだよ
お昼頃に待ち合わせの約束」
(このまま連れていきたいけど一応、昼って約束してるからなー……)
話終わってアリーチェを見送ると
母セシリアが挨拶してきた。
この日セシリアは18歳になり熟年になっていた。
アルドヘルム君と友人になる
誕生日なので母にプレゼント
そこにセシリアの弟チェロがやってきて話をしていた。
チェロ
「セシリア誕生日おめでとう」
セシリア
「わー、チェロ君ありがとう」
チェロから渡されたプレゼントを受け取りながらセシリアは満面の笑みを浮かべていた。
アトラス
(母さんとチェロおじさんは
相変わらず仲が良いな)
アトラス
「おじさん、こんちは」
あぁ、アトラス。少し見ないうちに男前になったな
おじさんでもそんなお世辞言うんだね……
チェロのヤンチャしていた頃の話をセシリアから聞いているのでそのイメージがあるアトラス。
チェロの有名な話は
赤ちゃんはバグウェルが連れてくるというヴェルンヘル陛下の話を信じて、結婚したばかりのセシリアの家に泊ろうとしたという。
デートの時間
アリーチェと水源の滝へ
このまま終わるのが名残惜しかったのか、アリーチェからキノコ狩に誘われる。
アリーチェと共に遺跡の森へ。
久しぶりのマルティナさん。
久しぶりなので一応説明すると、この方は
アトラスの父レドリーの元カノです。
マルティナさんは魔銃師会でずっと頑張っておられます。
夕刻になったので移動。
場所は城下の屋敷。
城下の屋敷は近衛騎士隊の方々が住んでいる。
ラナの夫ティム君は、
リンゴの世代で1番早く(20歳で)ガノスのお迎えがきてしまった。
223年28日 ティム・マルチネス(20)
224年13日 リンゴ・ラウル(21)
224年20日 ガラ・ユスチノフ(21)
225年4日 ギオルギー・ラウル(20)
225年6日 ヴェルンヘル・ラウル(22)
ラナちゃんはリンゴやティムより一歳歳下でギオルギーと同い年である。
今日まで頑張ってくれてありがとう。
夜
ラナ・マルチネス
山岳兵団バルナバ・マルチネスの息子、ティムの妻。
長年近衛騎士隊員として活動し、重要な作戦に参加し王国を守った1人でもある。
その美貌と明るい人柄で多くの人から慕われていた。
204年24日〜230年12日没
享年25歳
あとがき
リンゴの世代がまた1人……
そしてブログで出ている中では、最後の1人かもしれません。
書き手にとっては、どのプレイヤーキャラも大切で、今だってなにかしらお話が書きたいと思っています。
が、エルネア王国では確実に過去の登場人物となってしまう。なんだか悲しく寂しい気持ちになります。
ラナちゃん、お疲れ様でした！
ガノスにいるティム君とリンゴたちに会えているといいな。