227年 イラリオ・バーナード | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。


数あるブログの中から閲覧ありがとうございます。


こちらのブログは

ワールドネバーランドエルネア王国の日々をプレイし、それをもとに書いています。


プレイした際のスクショをもとに書いておりますが創作(妄想)も多くございます。


創作話が苦手な方は閲覧お控え下さい。



 227年2日

 長男(3番目の子)ギーゼルの誕生日

そしてこの日……


お風呂きたセシリアに話しかけてくれたリリアに婚約マークが。


リリアに会いにきたと思われるリリアの恋人セラフィーノ君は今日が8才のお誕生日。


もうすぐセシリアの子供が巣立つのかー。

感慨深い…



おめでたい日ですが……


この日は、義兄のイラリオが危篤になっていました。

セシリアの夫レドリーの兄。


ティアゴの長男で、ティアゴとよく似ていたイラリオ。

近衛騎士隊に所属し、セシリアとレドリーを見守ってくれていました。

 

 

イラリオはまだ20歳。

ガノスにいくには、早すぎるます…

今日までセシリアはイラリオに聞くことができなかった余命。


セシリアにとって「絶対的な味方」であるイラリオがいなくなる……


ティアゴが亡くなる時にセシリアのことを託されたイラリオはティアゴの言葉を守ってるセシリア、リンゴ、レドリーを見守り続けた。

イラリオの具合は朝の時点で非常に悪く、起きていることもままならない様子だった。


死にゆく人たちは最後まで

こうして残される人に気を遣うんだね…。


レドリーの手にはウォーリアキャンディが入った瓶が握られていた。


イラリオ

「食べれば気が紛れるだろうからってさっきレドリーが持ってきてくれたんだよ。」


ウォーリアキャンディの瓶を見つめるイラリオの目はとても優しい。


セシリア「そうなんですか」


レドリーらしいなぁとセシリアは思った。レドリーとイラリオ兄弟はとても仲が良く、成人してからもよく一緒に居た。


父親が多忙なバーナード兄弟は兄弟で支え合っていた。


イラリオ

「こんな事をセシリア様に言うのは……とは思うんだけど……レドリーはああ見えて泣き虫なんだ。」


セシリア

「泣き虫?レドリーさんが??」


泣き虫のイメージが全くなくセシリアは小首を傾げた。


レドリー

「セシリア様の前では強がってるんだよ。よく俺に泣き言言ってきてたし。あ、これは内緒だよ」


にやっと笑う。セシリアもつられてクスリと笑った。


イラリオ

「弟の事、頼みます」


悲しげな笑顔を浮かべるイラリオにセシリアは力強く頷いた。



セシリア

(レドリーさん………今どんな気持ちなんだろう)

 

兄弟を失う……想像しただけで耐え難い苦しみだった。


(チェロ君やスピカちゃんが先に逝ったら……そんなこと耐えられないよ……)


可愛い弟と妹を見送るなんて絶対にしたくない。




昼からは近衛騎士隊の着任式


チェロの斜め後ろのイラリオの場所がぽつんと空いている。

 

イラリオを欠いたまま、着任式が終了する。


しばらくしてイラリオのところへ再度訪問。


イラリオはぐったりとしていた。


イラリオのプロフィール。

イラリオのところへスピカが見舞いにきていた。




家族に看取られイラリオはガノスに向かった。


イラリオ・バーナード

206年19日〜227年1日没

享年20歳。


近衛騎士隊で己の役目を全うし、セシリアたちラウル一族を支えた。

短命であったのが惜しまれる…



兄を見送ったレドリーは、しばらく虚空を見つめていた。

セシリアはレドリーに声をかけ、共に家路についた。


家につくまでセシリアはレドリーの手をギュッと握る。レドリーは無言だったがその手は力強く握り返してくれた。




エルネアの冬は今夜で終わり

明日から春がやってくる。





続く





あとがき


ティアゴの長男イラリオが亡くなりました。

ティアゴの分身かというほどよく似ていて

(髪型はいじったけど確かコスメしたのはレドリーの目だけなはずなのでイラリオの顔面は特になんもしてないはず)

ティアゴとイラリオは眉の番号は違うんだけど正直どう違うのかよく分からないレベル。


小さい頃から見ているキャラだったのでやっぱり辛いです。


イラリオ、お疲れ様でした。