任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
31日はまとめ読みをしてくれた方が数名いらっしゃったのか……昨日の午前中の時点で前日のアクセス数を上回っていてびっくりしました。
いつも閲覧ありがとうございます!
実は8月はとにかく毎日投稿する、という目標を何故か掲げてしまい、最後はヒーヒいってました。
どうしてそんな目標を自分に課したのかw
スクショが多いと読み込みとか大変というのもあって記事内のスクショの数を考えながらやっていると一つの記事内容が少なくてそれがまだ違和感があります。二つの記事を1日に出しちゃえばいいのに、ってなるんだけど
なんせ書くのにめっちゃ時間がかかる人なので追いつきません^^;
本当は221年とか、主な試合結果だけ、主なイベントだけで簡潔に書こうと思っていました。
が、いざスクショを見るとできなくなりまたかなりノロノロと書き進めております。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
本編です。
セシリア「ぁ」
やってしまった。
地面に朝日が当たり、だんだんと辺りが明るくなっていく。
この日セシリアは朝帰りをしてしまった。
そっと家のドアを開いて中の様子を伺う。
レドリー「おかえり」
ドアを開けた瞬間、声がしてセシリアは思わずビクリとした。
セシリア「た…ただいま」
レドリー
「……セシリアが朝帰りかぁ」
抑揚のない声がかえって怖く感じ、セシリアは慌てて家の中に入り弁明した。
セシリア
「ち、違うの、違わないけど、違うの!買い物したり色々してたら朝になっちゃったの」
嘘はついていない。
やましいことなど、けしてないが、朝帰りをして伴侶がいい顔をするはずがない。
レドリー「ふ〜ん?」
珍しくレドリーは不機嫌な顔で腕を組んで壁にもたれている。
セシリア(かなりご立腹…!)
いつもニコニコしているレドリーがこうも不機嫌そうにしている姿にセシリアは慄いた。
セシリアは大好きなレドリーに嫌われたら生きていけない…
セシリア
「帰るのが遅くてごめんなさい……」
悪いのは間違いなく自分。
素直に謝り、頭を下げる。
レドリー
「………めっちゃ心配した。朝帰りなんて、色んな意味で心臓に悪い。これっきりにしてね」
ふうと息をついてレドリーは少し表情を柔らかくした。
セシリア「うん、気をつける…」
レドリー
「ご飯にしよう。
今日はセシリアの誕生日だね。」
リリア
「おはよー!今日はママの誕生日ー!」
バタバタと階段を降りる音と共にリリアの声が聞こえた。
レドリー「お誕生日おめでとう」
朝ごはんになるとレドリーはいつものように穏やかに笑っている。さっきの不機嫌そうな様子は微塵もない。
リリアもニコニコの笑顔でセシリアの誕生日を祝っている。
セシリア
「ありがとう、こうして祝ってもらえてうれしいな」
いつものような日常にセシリアはホッとした。
レドリーに誘われ、採掘へ。
ご機嫌とりのためにもセシリアはレドリーをデートに誘う。
セシリア(あ!セシィーさん!)
セシィーは1人でニヴの丘にきていた。2人の姿を見ると笑顔でひらひらと手を振ってくれた。
レドリー「家に帰ろうか」
セシリア「うん!」
機嫌を直してくれたようでレドリーはいつものようにセシリアの頰にキスをくれる。
胸を撫で下ろしたその時
見知らぬ女性が家にやってきて
レドリーと星を飛ばした。
セシリ(………???)
*当時はなんの会話か検討がつかなかったけど
おそらく……赤ちゃんが出来た報告されてレドリーがおめでとうと言ってるんじゃないかなーと今は推測している。が、当時は知らないので、プレイヤーは面白くないわけで……
セシィー
「どっかで魚釣りでもって思ってるんだけど……」
セシィーはセシリアから漂うただならぬ気配を感じ、
「また今度誘うね……」
とそそくさと帰っていった。
(リンゴちゃんの時みたい……)
セシィーは9年前の12日のことを思い出していた。
リサ・ティーレマン
プレイヤーは何度も見かけたことはあるが
彼女の詳細は知らない。
家系図をチェックしてみる。
兄にアントニ……アントニ……どっかで聞いたっていうか、うん、知ってる……
アントニ・ポター
彼はよく知ってますとも。悪い意味で
妹と肌色違いすぎて兄妹ってわからない…
アンジェルの旦那!
なんでここと繋がるんだ!!
12日を狙い撃ちしてこないでよ……
わざとなの?わざと今日きたの?
あの女の差金なのか?
アンジェルの関係者がプレイヤーの周りをウロつく……
リサさんの旦那のエゴイツってたしかレイラの孫かなんかだよなぁ…
狭いエルネア王国…
イサーク
「殿下、誕生日おめでとう♪」
不穏な空気に全く気づく様子のないイサーク。陽気にセシリアの誕生日を祝ってくれた。
セシリア「あ、ありがとうイサーク君」
チレーナ
「みんなで集まって何してるの?」
可愛いチレーナの質問にセシリアは苦笑して
「なんでもないよー」と答えた。
レドリーにはレドリーの交友関係がある、とセシリアは切り替えることに。
リディア
「ねえ、よかったらこれなら酒場でご飯でも食べない?」
ナイスタイミングでご飯に誘ってくれる。
リディア
「そうだ、誕生日おめでとう殿下。
今日はお祝いだ♪」
セシリア
「ありがとうリディアさん。
あとで火酒でもあけちゃう?」
リディア
「誕生日って子供の頃はずいぶん待ち遠しかった気がするね」
セシリア
「そうだねー
今は気がつくと誕生日になってるから、あんまり実感がないんだよね」
リディア
「じゃあ、ここで誕生日を迎えた殿下に、次の一年の抱負でも聞かせてもらおうかな」
セシリア
「えー………立派な国王になれるよう地道に精進を重ねたいと思います」
リディア
「いいね。
やっぱり日々の積み重ねが大事だよね」
セシリア
「抱負はともかく、これからも変わらない付き合いをよろしくね」
リディアが家まで送ってくれるというのでセシリアは遊びにきてもらうことにした。
少しおしゃべり。
平日は忙しいのでたまにはこんな風に過ごす時間も大切。
カルメロ
「セシリア様。この香水使ってみない?」
今年成人したばかりのカルメロにとって、香水は安くない買い物だったろうに……
セシリア
「いいの?早速つけてみるね」
カルメロ
「いい香り。似合ってるんじゃない?」
セシリアあ「ありがとう〜」
(そういえば、レドリーさんにもこの香水をもらったことあったな……)
まだセシリアが子供だった頃。
祖父ジェレマイアが危篤の時に、レドリーはこの香水をくれた。
まだ子供でセシリアは香水をつけることはできなかったが、香水瓶から香る匂いはよく覚えている。
懐かしくて、
片想いの切ない思い出が蘇ってくる。
仲人でアナちゃん、シルヴァン君たちをダンジョンに入れたあと
イムピョンが甘えてきたのでなでなで。
セシリア
(はぁ〜イムピョンはいつも可愛い♥︎︎∗︎*゚)
ヴェルンヘルをチェックするとダンジョンにいた。
ゲーナの森か……
リリーもゲーナの森にいるから、仲の良い2人のことだ、一緒に探索していそう。
セシリアは休日はレドリーとすごそうと神殿に誘う。
レドリー
「いい匂いだね、香水つけてるの?」
セシリア
「うん、さっきカルメロ君がつけてくれたの」
レドリー「へ〜」
声のトーンが低くなる。
セシリア(へ……?)
そのまま神殿でわかれ、セシリアはなんとなくきた森でため息をついた。
マリラ
「どーしたの?暗いよ」
セシリア
「……色々あるの」
アナちゃんはダンジョンが終わったらしく散歩していた。
モテるから変な男に引っ張られていかないか心配だ。
夜
今日はきちんと帰らなくてはとセシリアはバタバタと帰宅した。
機嫌を直したらしいレドリーはセシリアにスキンシップをしてきた。
じゃれあい、ベッドの上でレドリーはギュッとセシリアを抱きしめる。
レドリー
(セシリアはモテるから不安……)
セシリア
(最近は忘れてたけどレドリーさんは交友関係が広くて女友達も多いから……嫌われたらすぐに女の人のところに行っちゃいそう……)
夫婦で同じようなことで不安に思いながら、眠りについた。
エルネア王国は今日も平和です。
あとがき
まっっったく意図はしていなかったのに
セシリアが生まれたあの頃と同じように帰宅が遅くなってしまいました。
11日は早く帰ることにしよう……
自分で書いてるわけだが、セシリアみたいにレドリーに嫌われたら生きていけないって考えは、全然共感できない
自分が冷めているのか?