任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
今年もやってきた
花粉のシーズン………
喉もいたいから風邪ひいてんだろうけど、
花粉で鼻水ズルズル………もういや……
このお話は(花粉の話じゃないよ)
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
………………
あれ?
ここはどこ?
急に視界に色が映し出され、目の前に大きな黒目の少年がこちらを見ている。
「リンゴ、これ作ったんだけど食べない?」
ぼんやりとする意識の中、私は目の前の少年がヴェルンヘルだと認識する。
「食べるー!美味しそう」
「どういたしまして。仲良く食べてね」
差し入れされたのは山岳兵しか作れない貴重なピッツァ。
人懐っこいのかヴェルンヘルはまた話しかけてきた。
子供の頃のヴェルンヘル、可愛いな……。
妙にリアルな夢だなぁ……
差し入れされてピッツァの味はとても夢と思えないほど美味しく、普段と同じように食べて舌鼓をうつ。
玉座の間にいくとセイの姿が。
当たり前だけど、セイは子供の姿だった。大人になると寡黙なセイだけど、子供の頃はけっこう話しかけてくれたんだよね
セイ
「あれ?洋服がかわってる」
リンゴ
「いいでしょー?似合ってる?」
セイ「かっこいいー!」
反応も可愛い。
ジェラール……
くさいって………
アスセナちゃん!
そっか、元は茶髪だったんだ。
外に出るとガラちゃんの姿が。
リンゴ
「おはよーございます!」
ガラちゃんを見かけたから元気よく挨拶をしてみたらガラちゃんは少しびっくりした顔をしていた。
ガラ
「おっはよー」
でも普通に挨拶を返してくれた。
昔はガラちゃんに話かけることも少なかったからなぁ……
ギオルギー君が差し入れくれた。
ヴェルンヘルとは仲良し兄弟で可愛い。
今だって仲良しだし。
リンゴ
「ルークおじさん……」
ルーク
「やあ、おはよう」
リンゴ「若い…」
思わず口にしちゃってルークおじさんは苦笑してた。
ルーク
「………そう?」
(改めて言うことかな?)
うわ、ヨーズアさんも若い……
授業。
夢の中なのにどうして真面目に授業受けてるんだろう……
リンゴ「あー、退屈……」
巫女さんにめっちゃ睨まれました。
本音でちゃってごめんなさい……
こんなところまでリアルでこの夢こわい……
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
ウロウロしていると、見知った人の姿を見つけて一瞬言葉を失った。
駆け寄って声をかけてみると
ローデリックさんだった……
思わず話かけちゃったけど、ローデリックさんは突然の友達申請を驚きつつ了承してくれた。
子供には優しいのかも……。
懐かしいというには、
まだ早い。
夢から醒めたら、ローデリックさんはいないんだよね……。
そう思うと寂しい…。
リンゴ
「あ、珍しく今日はくさくないね。」
ガブリエルはいつもくさいんだよ。
ガブリエル
「俺だっていつもくさいわけじゃないよー!」
ヴェルンヘルが暇そうにしていたから遊びに誘ってみた。
嬉しそうなヴェルンヘルが可愛い。
チェロの小さい頃になんとなく似ている。
この頃は、毎日が楽しくて、
本当に楽しく
みんながいるこの時にずっといられたらいいと思った事もあったなぁ……。
ヴェルンヘルが帰っていくのをなんとなくその後ろをついていくと
ん?
あ、あの女………
アンジェル…!!
ヴェルンヘルの後ろをついていってる…
ーーヴェルンヘルが捕まった……
ただの会話だったのかな。
ごちゃごちゃしてわからないや
やっぱり昔からあの女、ヴェルンヘルの側にいたんだ……
今みたところ、あの女が追いかけてた…💢
こんな所まで見せなくていいのに……
……変な夢
兄を追うギオルギー君の姿。
ラウル兄弟、可愛い……
リンゴ
「バ、バルナバさん…?!」
バルナバ
「やあ、リンゴちゃん。そんなに驚いてどうしたの?」
バルナバさんは穏やかに微笑んだ。
リンゴ
「う、ううん、なんでもないの。バルナバさんはこれからどこに行くの?」
気持ちを抑えながら私は訊ねた。
バルナバ
「キャラバン商店に用があってね」
もう一回行くと仕事にいくと言ってました。
また仕事するなんてバルナバさんは仕事熱心だなぁ……
お母さんと会っても仕事の話ばっかりしていたし、仕事人間なんだね…
バルナバさんが去っていくのを見届けてから私は彷徨うように歩き出す。
感情がついていかない……。
私は起きようと頰をつねったりしたけど普通に痛いだけで何の変化も起きなかった。
ため息をつきながら、のろのろと歩いていると
また見知った姿を見つけた。
会いたいと強く願った人でした……
太陽の君③に続く
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あとがき
去年あたりにちらっとブログで書きましたが
ヴェルンヘルの女関係をチェックするために昔の日付のデータでプレイする!というスクショをもとに作成しています。
セーブデータがいっぱいのためこのデータはセーブ出来ないのでやり直しがきかないため、ぶっ通しで五日間くらいかけてやったものです。
自分の都合でやり直しがきかないため、妙な緊張感がありました。そこまで失敗する要素はないはずなんですが…結果的にちょっとミスしました
リンゴ視点でヴェルンヘルを観察しつつ、彼との関係を見つめ直す話。
リンゴはこの不思議な体験で何か得るものがあるのでしょうか。
明日は牧場物語の発売日なので、
しばらくゲームを堪能しようと思います
\(^o^)/