219年 それは、もっと先の事だと思ってた。 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。

 

 

*横向きシークレットで作ったリンゴ(成人直後〜魔銃師会に入る前までの髪型)です。

 
 
 
 
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時は遡る。20日星の日

 

エルネア王国にはこの日だけに現れるワフ虫という発行する美しい虫が存在する。

 

それはとても美しく、太陽が出ない星の日のエルネア王国をその光の虫が幻想的な世界へと誘ってくれる。

 

 

この日の夜、ワフ虫で照らされた幻想的な禁断の遺跡にあるとある花畑に、リンゴはやってきた。

 

ここは国民に知られておらず、景色を静かに見るには絶好の場所だった。

 

いつも美しい花畑だがこの日は一年で一番美しい。

 

花畑にやってきた瞬間、ワフ虫に照らされた花畑の美しい光景が広がっていた。

 

見事な景色に感嘆のため息が漏れる。

 

そこには先客がいた。

 

 

静かに景色を眺めて佇んでいたのはティアゴだった。

 

前のような頻度では来ていないようだがたまに来ているらしい。今日いるのはリンゴと同じ理由だろう。

 

 

その横顔は、どこか憂いを含んでいるように見えた。

 

 

ドクンとリンゴの心臓がはねた。

 

 

リンゴの姿に気づくと、ティアゴは

 

「今年もここは綺麗だね」

 

といつものように優しく微笑む。

 

 

 

 

その時

 

 

 

 

 

 

リンゴは唐突に気づいてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティアゴに残された時間がそれほどないことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――

 

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219年24日

 

エルネア王国では、冬を迎える。

 

 

 

 

 

 

このメンバーでピクニックに行こうと言い出したのは、意外にもヴェルンヘルだった。

 

 

「なんとなくだよ、なんとなく。特別な意味はない」

 

 

聞いてもいないのにヴェルンヘルがそんなことを言うものだから側で話を聞いていたリンゴがクスリと笑った。

 

 

ヴェルンヘル「………」

 

何か言いたそうに無言でリンゴに視線を向ける。

 

 

リンゴ

「ヴェルンヘルってなんだかんだいって、ティアゴ君のこと好きだよねー」

 

 

ヴェルンヘル

「?!ちがっ……なんでそうなるの」

 

ピクニックということもあるのかリンゴはいつも通りに微笑み楽しそうだった。

 

 

ヴェルンヘルがわざわざ誘ったのは気まぐれでもなんでもなく………この場にいるメンバーはみんな分かっていた。

 

 

 

 

 

 

一匹狼らしく、残された時間がそれほどないことを彼からはセシリアに伝えられることはなかった。

 

もっと親しい人たちには言っているのだろうか。

 

 

 

 

ティアゴを驚かせてリンゴは無邪気に笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

24日は冬のはじまり。

冬のはじまりはティアゴの誕生日だった。

 

 

 

セシリア

「お義父さん、お誕生日おめでとう♪」

 

 

 

ティアゴ

「ありがとうございます」

 

ティアゴは嬉しそうに微笑んだ。

 

 

 

 

メンバーをかえて。

 

ティアゴの息子や孫たち、お兄さんをメンバーに加える。

 

 

 

 

次はイラリオ(兄)がレドリー(弟)を驚かせている。

 

 

 

 

次はティアゴの友人たちをメンバーに。

 

 

 

ティム

「ティアゴさんって子供っぽいところありますね…」

不意打ちをくらって悔しかったのかぼそりと呟いた。

 

 

ティアゴ

「ん?よく聞こえなかったけど……俺と練習試合したいって?」

 

爽やかに笑うティアゴにティムは慄いた。

 

 

ティム

「言ってませんよそんなこと💦」


ーー龍騎士と練習試合なんて冗談じゃないっ…

 

ティアゴの返しにティムは顔を引きつらせた。

 

国民と武術職は試合はできないが、ティアゴなら強行しそうだと思った。

 

 

 

 

 

 

ピクニックのあとはティアゴとイラリオとダンジョンへ。

 

 

今度はリンゴと。

 

久々にスキルが落ちた\(^^)/

 

 

大おじのフランシスコを見かけたので仲良し申請してみると通った。セシリアのおじいちゃんにあたり、フランシスコの弟にあたるジェレマイアが短命だったのにたいしてフランシスコは長生きしてくれている。

 

 

ヴェルンヘルがいたのでミッションを受ける。

 

 

セシリア「ねえ、お父さん」

 

ヴェルンヘル「ん?なんだい?」

 

 

セシリア

「ここ最近、急にレドリーさんに色々指導してくれたのって……ティアゴさんが……もう長くないからだったの?」

 

ずっと疑問に思っていたことをぶつけると、ヴェルンヘルは視線を下に落としてほんの少し考えたあと、

 

 

ヴェルンヘル

「……そうだよ。ティアゴさんに頼まれてね。このままじゃ心配だって。後輩たちへの指導もしたいからレドリー君にまで手が回らないって相談されて俺が指導することにしたんだよ」

 

あっさりと答えた。



セシリア

「お父さんはティアゴさんとあまり仲がよくないのかなって思ってた」


上目遣いでヴェルンヘルを見ると複雑そうな表情を浮かべた。



ヴェルンヘル

「……それとこれは別。この国のために色々思案してくれている臣下の頼みを無下にはできない」

 

 国と国民を一番に考える国王。


こういうところがあるから女癖が多少悪くても国民人気は衰えない。多少なのか?

 


「ーーレイラさんに続きティアゴさんを失うことになるとは……」


ヴェルンヘルの声は悲しげだった。





魔銃師会に長くいた重鎮2人がこの年にいなくなる。








 

 

どんな思いで過ごしてきたのかなとセシリアは夜道を歩くレドリーに寄り添って一度一緒に帰宅した。

 

 

そのあと、ミッションを受けに奏士殿に突撃した。

ウォーレン氏なかなかのイケメンであった。

少しルイスににている。

 

ルイスが緑で愛想がいいバージョンって感じ。

ルイスの悪いところを取るとウォーレン氏ということか?


こんなことを書くとルイスの怒りの声が聞こえてきそうだ。



ルイス

「ヘラヘラ愛想振りまく優男と一緒にすんな💢」

 

恋人はカルラちゃんだった。

 

カルラちゃんはリンゴの親友のガラちゃんの娘さん。

 

 

 

 

奏士殿から限定ミッションを受ける。

ぼんやりするとやるのを忘れる。

 

 

ノリで友人になってもらった。

 

セシリアに比べてかなり口が大きいと感じる

 

 

 

この頃プレイヤーが気に入っている

上質シリーズ??の壮年の服と国民服が入る。

 

壮年服はスカート丈が長くなって落ち着いた雰囲気に仕上がっている。

 

これは今まであった既婚者の服は国民服に比べて肌の露出が少なく上品な印象。

 

 

これが独身者が着ている国民服の上質なバージョン。今回追加されたもの。

(情報はかなり前です。プレイとブログを書くまでにかなり時差があります)

 

プレイヤーは青系統が大好きな奴なのでこの服はとても気に入っている。

 

 

 

゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――

 

 

25日

 

セシリア

「今日はレドリーさんの誕生日だね」

 

 

セシリア

「お誕生日おめでとう!」

 

 

レドリー

「ありがとう、なんだか照れちゃうよ……」

 

 

誕生日祝いも兼ねてみんなでピクニック。

 

今日はセシリアの家族が中心。

 

 

 

 

あと何回行けるか分からないからこの2人をダンジョンに。

 

 

スキル落ちたー!

(斧だけど………自分が斧できたから仕方ない)

 

 

 

加護が二つほど落ちたけど

衣装落ちないー!!

 

 

デートでレドリーの微笑みで癒してもらう。

 

一緒に帰宅するのって嬉しい。

 

でもすぐに彼は出かけていくけど

自分もだが

 

 

定期的にティム君が会いにきてくれるのが嬉しい。

 

元山岳兵らしく鉱石掘りでした。

 

 

穏やかに冬の1日が終わっていく。

 

 

 

゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――

 

 

禁断の森

 

 

 

転移魔法で花畑までくると、すでに先客がいた。

 

 

月の光が冬の花を光に照らし、その人が吐き出す息は白かった。

 

 

リンゴ

「今日は寒いから、ここにいると身体に障るよ」

 

ぼんやりと夜空を眺めるティアゴにリンゴは声をかけた。

 

 

ティアゴ

「リンゴこそ。寒いから早く帰った方がいいよ」

 

動く気配もなく、視線は夜空に向けたまま。

 

 

リンゴ

(色々1人で考えたいのかな……)

 

 

邪魔をしたくないと思いつつそっと近づき、隣に立つ。

 

 

ティアゴ

「今日は冷えるな」

 

ぶるっと体を震わせて、ティアゴはリンゴの手を握るとそのまま自分のズボンのポケットに突っ込んだ。

 

 

ティアゴの手の温もりと自分の手を包み込む大きな手の感触にリンゴは思わず泣きそうになる。それを必死に堪えた。

 




ーーティアゴ君がいなくなる。





それは、もっと………





先のことだと…思ってた。







 

話をするわけでもなく、夜空を見上げて2人は寄り添っていた。

 

 

 

 月だけが2人を見ていた。