219年 優しい嘘つきな人 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。

前回のアプデの件に関してこちらの理解力不足が多々ありました。

あとで訂正しておきますー💦



セシリアたちが結婚日記念デートをしていた日


山岳2プラマー家のアラルコスのお父さんが危篤になっていました。








オズハルドさんは家族に看取られて、ガノスにいるアリスさんの元に向かうのだった。




チレーナ君は沈んでいるセシリアに食材をくれた。



草だった……可愛い…




17日

オズハルドさんの葬儀がしめやかに執り行われる。



 


レドリーにデートに誘われてそのまんま地下墓地に直行して↑葬儀に参加した。


タクシー代わりで便利だった





2人の仲人を引き続き。

グラディスは用事があるらしく帰っちゃったけど



この笑顔がたまりません。

バーニスちゃんの太陽のような笑顔も素敵だけどグラディスの微笑みも好きです。

これでエナのほほえみもちなんだから、めっちゃモテそう。





翌日ダンジョンへ。



セシリアは父ヴェルンヘルの動きがおかしいことに気づいた。



父は昨日、旅人の女性と揉めたらしく、女性は部屋を破壊して国外逃亡したという。国民の目が気になるからダンジョンにこもりたいというヴェルンヘルを連れてダンジョンにやってきたが、どこか身体を痛めているらしくいつもの軽快な動きではなかった。



ギオルギー

「兄さん……怪我、痛むの?」


ギオルギーも気づいたらしく心配そうに言った。

ギオルギーはティアゴからヴェルンヘルが怪我をしていることを聞いていた。




ヴェルンヘル

「違うよ。さっき城を出る時にドアを蹴飛ばしたら足の小指を強打しちゃってまだ痛いんだよ」


笑いながら頭を掻いた。




ギオルギー「えー?」


疑わしげな視線を向けながらギオルギーは兄の隣を歩いていた。



セシリアは話をしている2人から数歩下がった後ろを歩きながら父たちを微笑ましく見ている。



セシリア

(お父さん……ギオルギーさんと一緒にいると楽しそう…)


一行はダンジョンを進んでいく。



少し休息をしていると、ギオルギーはジュースをセシリアに渡し、少し離れた場所にいるヴェルンヘルに手渡した。



ギオルギー

「ほっぺた、腫れが引いてよかったね」


怪我をしていないほうの頰のことを言っていた。ヴェルンヘルはリンゴに平手打ちをされてしばらく赤く腫れていた。



ヴェルンヘルは苦笑しながら「ありがとう」とジュースを受け取って一口飲んだ。



ギオルギー

「あれってリンゴちゃんにビンタされたせいだって?」



ヴェルンヘル

「ああ……そうなんだ。怒らせちゃって……」


といいながらヴェルンヘルは嬉しそうだった。



ギオルギー

「兄さん…嬉しそうだね?」



ヴェルンヘル

「そんなことはない」




ギオルギー

「ビンタされて嬉しいって、どういうこと?」


そんなことはない、という兄の言葉は嘘だと直感し、弟はさらに追求する。



ヴェルンヘル

「嬉しくないって」


首を横に振った否定するがギオルギーがじっとヴェルンヘルを見てくる。弟から向けられる視線に耐えきれなくなったのか、



ヴェルンヘル

「何も反応がないより、嬉しいな…って思っただけ…」


しどろもどろに本心を吐露した。



ギオルギー

「兄さん……」


兄夫婦が仮面夫婦のような寂しい実態であることをなんとなく察しているギオルギーは悲しげに兄を見つめた。



ヴェルンヘル

「だから、叩かれて嬉しいとか思う変態では断じてない」


変態扱いされることだけは我慢ならないらしく強い口調で否定した。



ギオルギー

「女の子と行動するのをやめようよ…」

*主に女の子を部屋に連れ込むのはやめようよ、という意味で言っている



ヴェルンヘル

「俺は皆に平等に対応しているだけだよ」



ギオルギー

「平等…?」


ーー兄さん……真面目に言ってんの?

とギオルギーの表情が少し険しくなる。


ヴェルンヘル「そうだよ」


キッパリと言い切る兄にギオルギーは大きなため息をついた。


この件に関しては暖簾に腕押しなのだろうと今度は聞く対象を別の人に変えてみることにした。



ギオルギー

「リンゴちゃんには声かけてる?」




ヴェルンヘル

「………挨拶はする」


視線を下に向け静かに答える。



ギオルギー

「挨拶だけ?ーーダンジョンに誘ったり、デートとかはしてる?」


さらに追求すると、すぐに返事はなかった。




暫しの沈黙のあと、





ヴェルンヘル

「俺は、リンゴに嫌われているから」



ポツリと言って、一瞬哀しげな顔をしたがすぐにいつものように微笑んだ。


そんな兄にギオルギーはなんて返したらいいのか分からなかった。



ヴェルンヘル

「さて、そろそろ探索を再開しようか」


残りのジュースをグビっと飲むと穏やかな笑顔を浮かべ、戦闘に使う双剣のを鞘に触れた。



ギオルギー「………うん」



ーー兄さんはいつもそうだ。



ーー自分の心を、そうやって隠すんだ。



ーー全部1人で抱えようとするんだ。







ダンジョンが終わったあと、セシリアが先にダンジョンから出たところでギオルギーがヴェルンヘルの腕を掴んだ。



ヴェルンヘル「?どうかした?」


怪訝そうに弟を振り返る。



ギオルギー

「さっきの話の続き。リンゴちゃんにきちんと謝った方がいいよ」




ヴェルンヘル

「………う〜ん」


弟の助言に兄は難色を示したらしく、困った顔をした。



ギオルギー

「このままじゃリンゴちゃんがかわいそうだよ」

巷でまた浮気されそうになったとか言われてるんだよ


妻のリンゴがかわいそうといえば、自分よりも他人、特に家族を大切にする兄に響くだろう、そうであってほしいと願いを込めて言うとヴェルンヘルは少し思案したあと、



ヴェルンヘル

「……じゃあ…そのうち」


ため息まじりに承諾したがギオルギーはそんな兄を睨んだ。そのうちといいながらきっと謝らないだろうと思ったのだ。



ギオルギー

「そのうちじゃダメだって💢」


ギオルギーの思いは兄に届いているのだろうか。





今日は試合があるということで応援要請。



セシリア

「あれ?こんな時間にダンジョンの外にいるなんて珍しいですね?」



ルーク

「今から講習会なんだ」


セシリア「魔銃師会の?」


ルーク「そうだよ」


じゃあね、とルークが去っていく。魔銃師会の面々はダンジョンにいなくても多忙を極めているようだった。

(セシィーさんあたりは暇そうだけど)

*いつも最下位争いに参加しそうな順位にいてハラハラする



お腹がすいたイムピョンの候補のラインナップがやっぱりおかしい。


プリン・ア・ラ・モードは今のところキッズコインで交換のみだし、チーズピッツァは山岳兵しか作れないから山岳経験がないプレイヤーにとってレア品だ。


たまに間違えて連打して上の選択肢を選んじゃうことがあるから、レア品を候補にあげないでほしい……


プリン・ア・ラ・モードはティアゴがくれたけど、もったいなくて未だに食べれません。




゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――


騎兵選抜



相手はリンゴ時代からの友人キャロリンちゃんだった。



心苦しいけど全力で。



お疲れ様でした。



レドリーにどや顔で勝利報告を(*´艸`)




黒ラペルの依頼もこなしておきます。



汗をかいたのでレドリーと一緒にお風呂へ。



セシリア

「………レドリーさん、なんだか疲れてるみたい」


隣で湯に浸かるレドリーにセシリアは寄り添った。



レドリー

「あぁ、うん……ちょっと忙しくて……」


まだ夕刻だというのにレドリーはなんだか眠そうで今にも微睡み眠りに落ちそうだった。セシリアに寄りかかりながらウトウトしている。




セシリア

「忙しいの?何かやってるの?」



レドリー

「畑仕事とか……そういうことだけなんだけど…」


セシリア

「お家に帰って休もう」


レドリー「大丈夫だよ…」


眠そうに言うレドリーを引っ張って、家に帰るとベッドに寝かせた。レドリーはすぐに眠りに落ちた。



ベッドの前に膝をついて、レドリーの寝顔をじっと見つめる。綺麗な寝顔を愛おしく思いながら、セシリア呟いた。



「みんな嘘つきだね」


゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――






夫を残し、セシリアは親友のリディアと食事へ。


彼女はセシリアをあまり王族として扱わないため一緒にいると楽な相手だった。



リディア

「酒場、もう元通りだねー」


スープを飲みながら感嘆とした声をあげる。


ついこの前に二階の壁やドアが破壊されて一階も被害を受けていた。


セシリア「凄いね」


同意してセシリアは頷いた。



リディア

「次の日には通常営業に戻ってたよねー。壁も元通りだし。早すぎない?どいうこと?」



セシリア

「さあ……」


セシリアは曖昧に笑った。ウィアラさんの酒場についてはパンドラの箱なのだと本能で感じていた。



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――



家に戻ると、レドリーはぐっすり眠っていた。


すやすやと規則正しく呼吸で身体が上下している。


娘を抱き上げ、ミルクをあげて寝かせてから眠っているレドリーの端正な顔に触れる。



レドリーをここまで疲れさせているのは、この王族の装束のせいなのだろうと申し訳なく思った。



レドリー

「ーーセシリア?」


気づくと眠そうな瞳にセシリアの姿が映っていた。



セシリア

「ご、ごめんなさい!起こしちゃった…」


慌てて手を引っ込めようとするとレドリーの手がセシリアの小さな手を握り、そのまま引っ張るとベッドの中にセシリアを引き込んだ。


レドリー「一緒に寝よう」


セシリア「う、うん」


コクリと頷いて、レドリーの胸元にくっつくとレドリーはセシリアの頭を優しく撫でた。



レドリー

「セシリアの匂い……安心するなぁ」


すうっとレドリーの力が抜けて、また眠りに落ちていった。



セシリア「おやすみなさい」



レドリーの温もりと匂いの中で、セシリアもすぐに微睡みの中に落ちていった。








゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――



これが山岳、騎士隊現時点の戦績表。


やはりアラルコスが強い……

兵団長奪還なるか?


 

 騎士隊はローデリックが亡くなって、イラリオやラナというメンバーが敗戦しているため地味な結果だ(ごめん)

 

 

 

ーー続く。