任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
朝からレドリーがリリアを抱っこしていた。
これは……ミルクあげてくれてるのかな??
セシリア(父と娘の触れ合い…💕)
娘を可愛がるレドリーを見てセシリアは嬉しくなった。
レドリー
「セシリア♪」
娘をベットに寝かせると、今度はセシリアをぎゅーーっと抱きしめる。
セシリア「どうしたの?」
そう言いながらセシリアは嬉しそうにレドリーの胸元にぴったりとくっついた。
レドリー
「羨ましそうに見てたから」
セシリア
「2人が仲良しで嬉しいなーって思ったの」
レドリー
「じゃあ、セシリアとも仲良くしようかな」
悪戯っぽく笑うとレドリーはセシリアをベッドの上に押し倒した。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
翌日
結婚式を見届けてから居合わせたリディアちゃんを酒場に誘う。
リディア
「セシリアとレドリーさんってほんと仲良いよね〜」
食事をしていると何の脈絡もなくリディアがそう聞いてきた。
セシリア「そう?」
リディア
「セシリアの好き好きオーラが凄く出てる」
セシリア「〜〜」
ーー外でもそんな風に見えるんだ…
恥ずかしくなってなんて返そうと困るセシリアだがふと思い浮かぶ2人の人がいた。
セシリア
「この国で一番仲良し夫婦だったのはリディアのお父さんとお母さん……だったと思う」
エドモンドとセシィー。セシリアの母リンゴも羨むほど仲睦まじい夫婦だった。
セシリアが成人する前に他界したエドモンド。彼が亡くなってもうすぐ二年が経とうしている。
リディア
「私もそう思う」
少ししんみりした様子で、亡くなった父を思い出しリディアは優しげに微笑んだ。
セシリア
「セシィーさんは元気にしてる??」
エドモンドが亡くなってからのセシィーは空元気で無理しているように見えた。セシリアはずっと気にしていた。
リディア
「うん、最近は元気に仕事してる。そろそろ引退したいって言ってるけど」
セシリア「そっかぁ」
2人はそんな話をしながら食事を終えた。
ローデリックの娘さんが騎士隊の選抜に出ているので、ほかに応援したい人もいないためお守りを渡しておく。勝ち上がってくれるかな?
ブラブラしていると、ヴェルンヘルの姿を見つける。
ヴェルンヘルの周りには女性がいて、セシリアに気づくと「またね、陛下」と笑顔で去っていく。
セシリアに会釈をしてきたのでセシリアも会釈を返す。
セシリア(………)
セシリア「おはよう、お父さん」
ヴェルンヘル「おはよう」
ヴェルンヘルは人懐っこい笑顔を浮かべた。
雑談をしているとヴェルンヘルが何か持っていることにセシリアは気づいた。
ふ〜ん
セシリア「なにを消臭するの?」
ヴェルンヘル「なにをって……色々」
言い淀んで明言しなかった。セシリアは父に不信感を抱いた。
セシリア「お父さん…破廉恥です」
セシリアはプイッと顔を横に向けた。
ヴェルンヘル
「?!えっ?!どうして?!」
娘からこんな風に言われてヴェルンヘルは驚いた声を出した。
国民女性
「陛下、おはようございます」
若い女性数人がヴェルンヘルに近づいてきて挨拶をする。その様子をセシリアはじとっとした目で見た。
セシリア
「女の子の匂いを落とすための消臭剤なのでしょう?」
ヴェルンヘル
「違うって!そんな訳ないじゃないか…」
反論の声を無視して、セシリアはさっさと歩いて去っていった。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
騎士隊トーナメントへ
「それでは本日の試合をはじめます」
神官の声が闘技場に響き渡る。
神官に呼ばれるサブリーナさん
対戦相手は現れることはなかった。
今日は、本来なら夫婦対決があった日だったはずなのに。
ローデリックがここに立つことは二度とない。
コルネーユ・トルーマン
「対戦相手欠場のため規定により……」
コルネーユ・トルーマン
「サブリーナ・チチェスターの不戦勝と致します」
剣を顔の前で構え、サブリーナさんは悲しみを堪えて前を向いていた。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
騎士隊の選抜ではローデリックとサブリーナさんの娘のアビーちゃんが勝ち上がっていた。
夕刻からダンジョンへ
ドロップ品はゴミばかり。
レドリーはリリアに頻繁に声をかけている。
翌日
声をかけたら結婚記念日だった!
レドリーの台詞は100%忘れていた感じに思えますねぇw
たまたま姑であるカトリーンさんに導きの蝶で会いにいったら
こんな場所にいた。
ここは空き家だった。
セシリア
(誰もいない……なにをしていたんだろう)
*カトリーンさんの住まいは魔銃導師の居室
スピカとヴェルンヘルが仲良くお出かけ中なのを見かける。
ブロ友さんの王様と全く同じ名前の国民がいたので記念(?)スクショ。
顔は全然違うけどw
セリアーという姓から初代シルピアの旦那さんであるダリル君の系統のようだ。
ダンジョンに潜る。
勝利品はこちら。
悪くない収穫かな。
ダンジョンから出るとイムピョンが甘えてきた。
セシリア
(うぅ〜ん💕イムピョン可愛い〜♥︎︎∗︎*゚)
結婚記念日なのにそれらしいことをしていなかったのでレドリーをデートに誘う。
初めての結婚記念日なのに、何もないのは悲しすぎる。
セシリアがウロウロして、そのままダンジョンに行ったせいでこの時間まで何もなかったんだけど
レドリー
「それにしても結婚記念日か……
こうやって一緒に入るお風呂もすっかり日常だね」
セシリア
「そうだね……
昔は一緒に入るのがちょっと照れくさかったなー」
レドリー
「まあね……だけどこういう当たり前も悪くないんじゃない?」
セシリア
「うん………
やっぱりレドリーさんと結婚して良かったな💕」
レドリー
「お、俺のほうこそ……結婚して良かった」
セシリアの屈託のない笑顔にレドリーは照れくさそうに言った。
レドリーはまだ一緒にいたいと思ったようでドルム山に誘ってきたので
そのまんまニヴの丘にも連行した。
このあとスクショが続きます
家に帰ってから今度は神殿デートにも誘った。
セシリア
「レドリーさんと一緒になれて本当に幸せだよ」
レドリー
「ありがとう……♪
俺も同じ気持ちだよ」
人がいないことを確かめてからセシリアは背伸びをしてレドリーの唇に自分の唇を重ねた。
幸せな結婚記念日だった。
ベッドに横になると、レドリーはセシリアの横にきてくっついてきた。
セシリア「どうしたの?」
レドリー
「別に……セシリアと仲良くしたいなーと思って」
セシリア
「じゃあ私もくっついちゃおうー」
セシリアがレドリーの胸元に顔を寄せるとレドリーは優しく抱きしめてくれた。
幸せそうに微笑むセシリアとは対照的に、レドリーの表情は暗くなる。その気持ちを紛らわすようにセシリアの綺麗な髪の毛を撫でて顔をセシリアの首筋に埋めた。
あとがき
次回からあの人のお話になります。
コメントやメッセージ、Twitterのメッセージでもいただくあの人への熱いメッセージありがとうございます。だから書いたわけではないけれど、書けて(まだ途中ですが)良かったと思っています。