218年 新婚の2人 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。



長い片思いを経てセシリアは大好きな人と結婚しました。

 

 




 

セシリアにとって祖父であるジェレマイアのお兄さんのフランシスコが珍しく会いにきてくれた。



フランシスコ「ーーおめでとう」


言葉は少ないけれど、お祝いの気持ちが伝わってきてセシリアは嬉しくなった。



セシリア

「ありがとうございます…!」



フランシスコが帰ったあと、やることもないのでセシリアは適当に出歩いて時間を潰す。



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.






そろそろ夜になるという時間、城下通りがなにやら騒がしかった。



セシリア

(ん?お父さんと、お母さんとティアゴさんと……チェロ君?)



ティアゴ

「チェロ王子、陛下とお帰りになって下さい」



チェロ

「やだーー!バグウェルがくるからねえちゃんの家で泊まるんだーー!」


仕立て屋の前で騒ぐ息子の姿にリンゴは困った様子だった。


リンゴ「……💧」



赤ちゃんはバグウェルが運んでる説を未だに信じているチェロは、城下通りで声を張り上げている。セシリアの家で泊まり、その姿をひと目見ようとしている。



ヴェルンヘル

「………ごめん、バグウェルは今日こないんだ」



チェロ「なんで?!」



ヴェルンヘル

「スケジュール的に……」



リンゴ「……ヴェルンヘル……」


またそんな事を言ってとリンゴはため息をつく。



チェロ

「やだやだ!バグウェルに会いたいんだー!」


大声で喚くチェロ。



バグウェルが赤ちゃんを連れてくる、と国王が息子に嘘の説明をしてしまったということは今日でほとんどの国民に知られることになった。



チェロ

「今日か明日に赤ちゃん連れてくるんでしょ!ねえちゃんの家で泊まるーー!」



ティアゴ

「チェロ王子……バグウェルは、赤ちゃんを運ぶ役目は担っておりません」


ティアゴは地面に膝をつき、チェロに目線を合わせた。


「バグウェルはこの国の守護龍で、普段はバグウェルの森にいます。龍騎士と国王以外は4年に一度しかその姿を見ることはできません」



チェロ

「じゃあ、赤ちゃんは誰が連れてくるの?!ティアゴさんなの?!」


絶対に、誰かが連れてくるに違いない!とチェロは思っている。



リンゴ

「……あ、ある意味間違ってない…」


深い、とリンゴは関心している。



ヴェルンヘル「り、リンゴ…💦」

この記事消されるよ?!



ティアゴ

「…それは……」



ティアゴが言葉に詰まっているとチェロがセシリアの姿を見つけて駆け出した。セシリアにガバっと抱きついた。



チェロ

「バグウェルを見たいんだよー!だからねえちゃんの家に泊まってもいい?」


優しいセシリアなら断らないだろうとチェロは思って直談判に踏み切る。


セシリア以外の大人たちが硬直した。



チェロの思惑通り、セシリアはチェロの頭を撫でながら仕方ないなぁと笑顔を浮かべた。



セシリア

「そっかぁ……バグウェル様は多分こないと思うけど、チェロ君の気がすむまで……」


言い終わらないうちにヴェルンヘルがチェロをセシリアから引き剥がした。



ヴェルンヘルは苦々しい顔で、セシリアたちの新居の明かりのついている二階の窓を睨んだ。


「帰るよ!!」



チェロをひょいっと片手で抱えて歩き出した。



チェロ

「離せーーー!バカーーーー!」



国王に抱えあげられながらチェロは夜の帳がおりた城下通りで叫んだ。その声はヤーノ市場を通り越して波止場まで響いていたという…



リンゴとティアゴが苦笑しながらそれぞれの家に帰っていく。




唖然としながらセシリアも家に帰った。




家の中は静まり返っている。階段を上がり二階をのぞくとレドリーがベッドに横になっていた。


あの騒ぎで寝ているなんてすごいと内心思いながらセシリアはレドリーが眠るベッドに近づく。




セシリア

(可愛い寝顔……)



愛しい人の寝顔に顔を綻ばせながら、セシリアはそっとレドリーの隣に体を横たえた。


 

目を閉じるとベットが揺れた。


 

「セシリア」


レドリーの声がしてセシリアは驚いて目を開いた。

*実際に、レドリーが寝ていたのでスキップしようと思い、横になったと同時くらいにひょこっとレドリーが起き上がったのでとても驚きました。





レドリーは起き上がってセシリアを見ている。



セシリア

「ごめんね、起こしちゃった??」


セシリアも身体を起こした。



レドリー

「…帰ってくるのを待ってた」


ボソというと、視線を逸らせる。




セシリア

「そうなの?待っててくれてありがとう」



レドリー「………」


なぜか気まずそうにレドリーが黙って視線を下に泳がせた。




セシリア「………??」


沈黙している彼にセシリアは不思議そうにしていると、レドリーはそっとセシリアの小さな手を握った。



大きな手に握られてセシリアはドキリとした。




レドリー

「ねえ、セシリア………子供欲しい?」




セシリア

「うん……もちろん」



レドリーはそっとセシリアを抱き寄せるとキスをした。


甘い口づけにセシリアの頭がぼーっとしてきた。



レドリーは片手でセシリアの細い腰に手を回しながら、セシリアの首元のリボンを引っ張り、解いた。



セシリア「ーーー!」


セシリアは驚いて目を見開き顔を赤くする。



動揺しているセシリアをあっという間にベットに組み敷くとレドリーはセシリアの首筋に顔を埋めた。



セシリア

「れ、………レドリー……くん!」


首筋をゆっくりキスされて、キスされたところから火照っていく……


戸惑いを隠せないセシリアから熱い吐息が漏れる。



レドリー

「ーーごめん、、もう止められない……」


セシリアの耳元で囁く。



「全部俺に任せてくれればいいから……」



レドリーの声は優しいながらも緊張を帯びていた。



セシリア

「……うん…」



大きな手がセシリアの頰を優しく撫でるとレドリーがセシリアに口づけを落とす。



緊張のせいかぎこちない所作でレドリーはセシリアの服のボタンを外した。



セシリアは恥ずかしさのあまり目をぎゅっと閉じ、レドリーに身を委ねた。






 






翌日






初めて迎える2人の朝。セシリアは手料理を披露した。



自分が家長席なのがなんとも居心地悪い…


殿下というのは、そーゆーことなんだよ♪とレドリーは至極当然そうに言った。レドリーがそう思うならとセシリアは気にしないことにした。



レドリー

「オムレツ美味しい。料理上手だね」



振る舞ったポマロオムレツはレドリーの口にあったよあでセシリアはほっとした。



セシリア

「口にあって良かった…」


一緒にご飯を食べている……目の前で幸せそうに自分が作ったものを食べているレドリーの姿にセシリアは幸せを噛み締める。



レドリー「身体大丈夫?」


食べていたポマロオムレツをゴクンと飲み込むとレドリーが聞いてきたので、セシリアは首を傾げた。



セシリア「身体?」




レドリー

「昨日、ちょっと激しくしちゃったから……」



セシリアは顔が真っ赤になった。



レドリー

「セシリアが可愛すぎるから歯止めきかなかった」



さらに続く言葉に動揺し、セシリアが持っていたスプーンがカチャーンと音をたてて床に落ちた。








食事が終わるとレドリーに採掘に誘われて出かける。





外に出ていくらか落ち着きを取り戻し、セシリアはローデリックのところへ向かう。




今日はローデリックの試合の日







相手は水色の髪の毛がすっかり白髪になったアート。



どちらが勝ってもいいからかその先にマシンズピスタ持ちがいるからなのか忘れたけれど、ローデリックを支援している。

*例のメモリーカードクラッシュの影響で、私の記憶と残されている僅かなスクショのみで妄想し、再現しお送りしています。



見事ローデリックが勝ってくれた。



セシリア

「試合おめでとうございます!」



ローデリック

「…ありがとう」


喜びつつも、そこまで嬉しそうには見えない彼にセシリアはきいた。



セシリア

「どうかされたんですか?」



ローデリック

「ん……どうせ次はリリー隊長とあたるから負けるんだろうなぁと思っただけ」


じゃあ、とローデリックは踵を返して去っていった。




試合が終わり街門広場に出るとカップルが二組もハートを飛ばしていた。


セシリアが結婚し、独身者たちは8歳で結構することが可能になったため(PCが独身のままだと10歳までNPCは結婚できないらしい)この国はこれから結婚ラッシュがやってくる。



家に帰ると、レドリーが待っていた。


レドリー「セシリア♪」


ガバっと後ろからセシリアを抱きしめてきた。




セシリア「どうしたの?」




レドリー

「別に………

セシリアと仲良くしたいなーって」


可愛いことを言ってくるレドリーにセシリアは彼を愛しく思った。



セシリア

「じゃあ、こっちもおかえしにベタベタしてやるー♪」




少しイチャついたあと、二階に上がる。




セシリア

「あ、あのね、レドリーさん……

報告があるんだけど」




レドリー

「……えっ?どうしたの?何かあったの?」


突然の報告にレドリーは不安そうな表情を浮かべた。






セシリア

「あのね……

赤ちゃんできたみたい……」


セシリアは昨日の時点で赤ちゃんを授かったのです。(一発でできるとは)




レドリー

「え……?ほんと?やった!

えーっと、どうしよう………

あ、そうか、生まれるのはまだ先か……

からだには気をつけてね」


二人の子供を授かったことにレドリーは興奮気味に喜んでいた。



予定日は来年の11日です。


゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――



セシリアとレドリーは幸せで穏やかな日常を過ごす。





レドリーと話をしたあと、セシリアは両親の元へ向かった。



セシリア

「あのね、赤ちゃんできたみたい」


リンゴ

「ほんとに??おめでとう!!よかったねー♪」





セシリア

「お父さん、赤ちゃんできたんだ」



ヴェルンヘル

「ーーそ、そっか……あのクソガキ……」


僅かに舌打ちが聞こえたような気がしてセシリアは父を訝しげに見つめた。



セシリア「え?」



ヴェルンヘル

「いや、おめでとう!よかったねー!身体には気をつけてね」


舌打ちを満面の笑みで誤魔化すヴェルンヘルだった。



チェロ

「いつバグウェルきたのー?!みたかったのに!」


弟に報告するとバグウェルを見れなかったと文句を言われた。


セシリア

(チェロ君……いつまでバグウェルが赤ちゃんを連れてくるっていうのを信じてるんだろう…大人になるまでこのまんまなのかな……)


セシリアは弟の将来が心配になった。



妹のスピカも喜んでくれた。


スピカに関しては217年の今頃は葬儀などがあったため、お誕生日祝いをしていない。


プレイヤーは一度もスピカの誕生日を祝う食卓を見ることなく、セシリアは結婚して家を出てしまった……


義両親のところへも報告へ。



カトリーン

「まあ!それはめでたいわね。

今から楽しみねー」




仕事のためもう外に出ているティアゴを見つけて報告する。


セシリア

「あの、赤ちゃんできたみたいなんです」




ティアゴ

(えっ……早……)

「それはおめでとうございます」



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――



妊娠したあと、「構ってみる」という会話が個人的にお気に入りでレドリーから話かけてくる時のも好きだけど



セシリアから(PC側)から話す内容が好きだったりします。



セシリアがじゃれつくとレドリーは嬉しそうにはにかんだ。


レドリー

「ふたりで仲良くしてると、おなかの赤ちゃんがやきもち焼くんじゃない?」



セシリア

「そんなことないよ、パパとママが仲良しの方がうれしいよねー♪」

とセシリアはお腹にそっと手をあてる。


 


レドリー

「じゃあ、ママと赤ちゃんまとめてぎゅーってしてあげよう♪」


ぎゅっと抱きしめられてセシリアは嬉しそうに微笑んだ。







あとがき

貼る枚数やらなんやら配分間違えて

長くなってしまった……