任天堂Switch盤エルネア王国をもとに書いています。
ご無沙汰しております。
本編のあとに番外編 バーニスとティアゴがあります。215年のとある出来事の詳細を書いているんだかいないんだか。
珍しい二人の絡み回です。
いつか書こうと思っていたものです。
これみて山岳女性のスカートの中身がスパッツ系だと気づきましたw
2代目、3代目PCの親友だったバーニス・ミラーが亡くなりました。
リンゴを喪服に着替えさせます。
リリーも参列していました。
喪主は息子のゲロルド。
山岳あるあるの、旦那さんのジェフさんの姿はありませんでした。
ルクレーシャが亡くなった、夫のバルナバがいなかった時と同じです。
バーニーが、亡くなった時、葬儀にシーンに妻のユズは画面にうつっていました。
この差はなぜ起きるのでしょう?
交友関係か生存している兄弟の人数にもよるのでしょうか。ちょっと分かりません
ゲロルド………
____がんばれ。
(なぜかゴライアス視点の家系図)
こんなに早くバーニスちゃんが黒く表示されるとはなぁ……。
217年
亡くなった親しいキャラたちを振り返ってみます
バーニス
エドモンド
バーニー
アリスさん
シモーヌさん
寂しくなるね……。
大好きだった人たちを偲んで、喪服で過ごします。
セシリア
「知ってる?サリアの花は街のほうがいっぱい咲いてるの」
レドリー
「そうなんだー
ゼルの実は森に近い方が集めやすいし違いがあるのかもねー」
いつものように、何気ない話をする。
視界の端に、アッシュ色の髪の毛の女性が入ったのでセシリアはレドリーにバイバイして慌ててその場を立ち去った。
マルティナ
「_____最近セシリア様とやけに仲良くない?」
マルティナは去っていく小さな背中にちらりと視線を送りながら、レドリーに言った。
レドリー
「そう?昔からセシリア様とはよく話すけど」
いつもの事だよとあっけらかんと言うレドリーにマルティナは面白くなさそうな顔をした。
セシリア
「ローデリックさん今からどこいくの?」
ローデリック
「どこかで昼寝でもしよーかなって」
ティム
「よかったらこれ食べてね」
ティムからは美味しそうな差し入れをもらった。
セシリア
「美味しそうー!ありがとう!」
ムタンタルトでした。
セシリア
「どこにいくの?」
ティム
「なぜかイマノルに昼寝しようって誘われたから行ってくるよ」
セシリア
「ふぅん……いってらっしゃーい」
男たちが昼寝の約束をしている事実に首を傾げていると、分家のボイド家隊長の姿を見つけて、今後のために友人関係を結んでおく。
地味顔ボイド家。
この子はコスメで整えたあとです。前の姿は忘れました(おい)
チェロ
「一緒に森の小道に行かない?」
可愛らしく誘ってきたチェロ。
セシリア
「うん、いこー!いっしょにたんけんだ!」
あっという間にダンジョンクリア。
ヴェルンヘル
「セシリア。あの変な本をパパに渡しなさい」
セシリア
「ミッションをウケます!さっさとお願いします!」
セシリアはムスっとした顔をした。
ヴェルンヘル
「ミッションのあと本渡してね」
愛しい娘にそんな顔をされても、ヴェルンヘルも引くわけにはいかない。
セシリア
「うん!いいよ!」
ミッションをクリアすると、セシリアは本を渡して全力で走って逃げた。
ヴェルンヘルに渡された本は、収穫祭で拾える人魚の絵本だった。
ヴェルンヘル
「セシリアーーー!」
国王が叫ぶのを周囲の国民たちが驚いて見つめていた。
平和だねー我が国は…
セシリアは忙しいのでヴェルンヘルは無視です。
学校Pを集めているのです。
カルロスからの依頼でも学校Pがもらえました。
去年は気づかず多分やっていなかったかなー
なんとか60Pたまりました。
国王たいけん服ゲットー!ヽ(´▽`)/
それからニーノくんに誘われたのでダンジョン
アルステーデちゃんと牧場で遊びます。
悲しいことがあっても、こうして時間は流れていきます……
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜
☆番外編
バーニスとティアゴ
このお話はティアゴが熟年になる前
本編ではその詳細が語られなかったお話です。
ーーーー215年10日
この頃、セシリアの母のリンゴと、魔銃導師ティアゴはえーっと不適切な関係にありました……
ティアゴはたまには同僚とハーブ摘みでもと誘ったところ、偶然リンゴに見られる。
誘ってしまったのは女性だったので、リンゴはヤキモチを妬いてしまい、ティアゴは機嫌をとろうとリンゴを誘うが、
リンゴ
「パーシスさんとハーブでも摘みにいけば?」
とそっぽを向かれてしまう。
ティアゴ
「………」
その夜は、リンゴは酒場にやってこない。
そんな日の出来事でした。
リンゴに誕生日を祝ってもらい、家でも火酒を開けたバーニスは、酒場にきたときにはすでに酔っていた。
奥の席には見慣れた赤い服の男が気怠そうに酒を飲んでいる。
バーニスはウィアラさんに酒を注文して、ティアゴのテーブルの前に立った。
バーニス
「ティアゴさん、ご一緒してもいい?」
ティアゴ
「ーーー珍しいですね、ミラー隊長が……どうぞ」
驚いた様子だったが、ティアゴは自分の向かいの席に視線をやったのでバーニスは向かい側に座った。
酒が運ばれてきてバーニスはこくこくと酒を身体に入れる。
ティアゴ
「………ミラー隊長……なにか話があるんじゃないんですか?」
しばらく両者無言だったのでティアゴが切り出した。
この二人、一匹狼同士なせいか、二人だと仕事の話以外話題がないというか喋れない。
バーニス
「……今日はリンゴは一緒じゃないんですね?」
ティアゴ
「あー……リンゴ?ちょっと怒ってたから今日はこないと思います」
ティアゴは苦笑いしながら頭をかいた。
*この日、ティアゴの息子であるイラリオの家で息子が産まれていてリンゴはその立ち会いをしている
バーニス
「ふぅーーん。ティアゴさん、リンゴとは昔から随分仲がいいみたいですねー」
バーニスは含みのある言い方をした。
ティアゴ
「リンゴが子供の頃から知ってますから」
この手の追求は慣れてるのでティアゴは顔色一つ変えず酒を飲んだ。
この返しはもうおきまりのテンプレートのようなものだ。この質問には大体こう返している。
バーニス
「それだけじゃないですよね?」
確信しているように鋭い視線をティアゴに向けてきた。
ティアゴ
「といいますと?」
その視線を涼しい顔でティアゴは受け流す。
バーニス
「導師は………あなたほど察しのいい人が気づかないわけないでしょう?リンゴの気持ちに気づいて、その、いかがわしい関係になってますよね?!」
バーニスは真っ直ぐにティアゴを見据えた。
ティアゴ
「ーーリンゴの気持ち?何を言ってるんですか?」
なんのことだか?という風にティアゴは悠然と酒を飲んでいる。
バーニス
「リンゴと導師はしょっちゅうダンジョンも一緒だし、釣りやキノコ狩りに行ってる…」
ティアゴ
「…それは他の人たちもしてますよ」
静かに諭すように言うティアゴにバーニスはなんでこんなに落ち着いてるんだ、心中が分からないやつだと内心舌打ちした。
バーニス
「そうかもしれないけど……」
ティアゴ
「もしかして、リンゴは俺に好意があるって言ってるんですか?男として?」
はっきりティアゴの口からその言葉がでるとバーニスの顔が僅かに険しくなった。ティアゴは眉一つ動かさず平然と酒を飲んでいる。
バーニス
「………気づいてないとは言わせません」
ジッとティアゴを見据えている。
ティアゴ
「………………気づいていたとしても、俺もリンゴも結婚しててどうにもなりません」
視線を遠くに向けて呟くようにティアゴは言った。
バーニス
「どうにもならないけど手を出してるんじゃないんですか?リンゴが結婚する前からそーゆー仲だったんでしょ?」
ティアゴ
「まさか。」
キッパリと否定した。
バーニス
「ーー昔のことは置いておきます。今、そーゆー仲……ですよね?」
バーニスは引く気がないようで、さらに聞いてきた。ティアゴはふぅとため息をついた。
ティアゴ
「…なぜそう思うのですか」
バーニス
「同じ一匹狼だから、分かります。よほど親しくない人でないと行動を共にしません。異性となるとなおさら……」
自分と同じ性格だから、分かると言っている。
バーニス
「それに……ヴェルンヘル陛下の女癖の悪さは有名です…ティアゴさんが、傷ついてるリンゴを放っておくなんて絶対に考えられません」
ティアゴが何も答えないのでバーニスはさらに続ける。
バーニス
「リンゴと一緒にいるときのティアゴさんはとても楽しそうです。…すごく優しい表情を浮かべています。ーーリンゴのこと、好きですよね?」
ティアゴ
「………」
ティアゴは答えず酒を一口飲んだ。答えを思案しているようにみえた。
バーニス
「ティアゴさん…」
バーニスの黒い瞳が真っ直ぐに向けられている。
ティアゴ
「ーー全力で可愛がってますよ。ミラー隊長が想像するようなやり方で」
ティアゴがニヤリと笑ったので、バーニスは席を立ち……
気づいたらティアゴの近くまできていた。
ティアゴ
「ーーミラー隊長?」
バーニス
「スケベ導師!!!」
バーニスの振り上げた拳は、見事ティアゴの頭にヒットした。
ティアゴ
「ーー!!」
ティアゴは仰天して殴られたあたりに手を添えて痛みを堪えている。
ティアゴ
「冗談ですよ……それくらい分かりませんか?」
実際は冗談ではなく、本気なのだがそんなこと言えるはずもない。
ーーー山岳兵団長にまでのぼりつめた女の前で
バーニス
「今のは冗談じゃなくて本気でしょ!!」
さらなる追撃を加えようとしたところ、その手は掴まれた。
ローデリック
「ーーなにがあったか知らないけどここまでにしてもらっていい?」
振り上げたバーニスの腕を掴みながら、無表情のローデリックが静かに言った。
「コイツの頭割れるから」
バーニスとティアゴの間にはエドモンドが立ち、これ以上ティアゴに危害が加えられないようにしている。
エドモンド
「バーニスさん、こいつに何かされました?」
怒ってこんなことをするにはそれなりの事情があるんだろうと理由をたずねる。
ローデリック
「何が原因?」
どーせティアゴがなんか言ったんだろうと呆れたような視線をティアゴに向けている。
バーニスとティアゴは答えに困った。
正直に言えられるはずもない…
ティアゴ
「………殴られた衝撃で忘れた………」
殴られたところを手でさすりながら、ティアゴはとぼけた。
ローデリック
「ーーーは?」
ローデリックは顔をしかめて、バーニスに視線を向けると、
バーニス
「酔っ払って、よく分かんない…」
実際かなり酔っていたバーニスはフラフラとして椅子に座った。
エドモンド
「ーー嘘ですよね?」
直前の出来事だというのに、二人で忘れるかと信じられない様子のエドモンド。
ティアゴ&バーニス
「「覚えてない……」」
何度聞いても答えは同じ。
ジェレマイア
「ーー何を騒いでるんですか?」
騒ぎを聞いたジェレマイアが駆けつけてきた。
酒場の人々が唖然としてティアゴたちをみている。
エドモンド
「トラブルらしく…バーニスさんがティアゴさんを殴りました…」
ジェレマイア
「山岳兵団の兵団長が魔銃導師を殴ったとなると大問題になりますよ……」
2人を交互に見ながらジェレマイアは心配そうな表情になる。
ティアゴ
「いえ、個人的なものでそんな組織的なものじゃないんです……」
問題が大きくなると困るので慌てて言うと
ローデリック
「お前、殴られた理由忘れたんじゃないのか?」
当然指摘される。
ティアゴ
「ーー忘れたけど」
ローデリック「………」
エドモンド
「バーニスさん、ティアゴさんを殴るのは二度目ですか………」
バーニス
「………すみません………」
バーニスはしゅんとなった。
ジェレマイア
「何が原因ですか?」
ティアゴ&バーニス
「「覚えてない……」」
殴られたティアゴがバーニスに抗議するわけでもないので、この日は特にバーニスはお咎めはないが翌日バルナバに小言を言われ、バルナバは後始末に動くことになる……
やはり仲の悪い二人として、しばらくこの噂は国中に広まったのであった。
ずっとリンゴを心配してくれていたバーニスちゃん、ありがとう…