任天堂スイッチ版エルネア王国をもとに書いています。
リンゴの章、150話目…
リンゴは王家入りするための繋ぎだから書くことがないかもしれないって思ってたわりに長い…
先日買ったファイアーエムブレム風花雪月。
一刻も早くやりたくてダウンロード版に手を出してしまいました。
戦闘シーンの臨場感、フルボイス、今のゲームって凄い。ボリュームも、かなりあってあんまり進んでないけどちまにまやろうと思います。
私はファイアーエムブレムシリーズ初めてだけど何の違和感もなくプレイ出来てます。
今までやったことないけど…と購入をためらわれてる方がいたら、そこは問題ないんじゃないと思います。私は楽しくプレイできてます(*´∇︎`*)
ルーンファクトリー4も買ったけど、起動すらしてない笑
ソフトをSwitchに突っ込んだままです。
なぜ好きなゲームがこんなに発売日集中するんだー(幸せな悩み)
本編です
今回の騎士隊のトーナメント表はこちらになります。
左のリリーたちの山にも右のジェレマイアたちの山にも、高レベルの銃持ちが。
放っておくと、セイディとディーンという銃コンビが上がるので、何がなんでも阻止します。
銃対策としての第1戦は、本日行われる
ウィリー・アモロスVSローデリック・チチェスター
こういう日のためにローデリックを支援してきたので是非とも頑張ってほしい。
ウィリーは..強いんだよなぁ..
防御力ゼロ武器のリリーには、荷が重い相手。ローデリックで潰したい。
アルフォンソ君に釣り場を聞かれました。
こちらから声をかけると、本日お誕生日でした!
おめでとう、アルフォンソ君!
ダンジョンポイントのために、セシィーとティアゴと水没した遺跡に入っていると
ん?
リンゴ
「どうしよう...結婚式に呼ばれてたみたい」
ティアゴ
「俺たちのことはいいから行っておいでよ。結婚式なんて一回きりなんだから」
セシィー
「そうそう、いってらっゃい♪」
誰の結婚式だろうと思ったら多分キャロリンちゃんだった。
結婚式が終わったあとローデリックに会いにいく。
あれ、妊娠報告してなかったんだっけ。
ローデリック
「おめでとう。陛下よりティアゴと仲良いから子供はもうできないかと思った…まさかアイツの子供?」
リンゴ
「そんなワケありませんwローデリックさんでもそんな冗談言うんですね」
ローデリック
(冗談で言ってないんだけど)
本題のお守りを渡します。
リンゴ
「頑張ってね!ローデリックさんだけが頼りだよ!!」
ローデリック
「…大げさ…言われなくても頑張るけど」
空き時間にバーニスちゃんと食事。
試合に待機しているとティム君。
探索と試合では使うスキルが違うと発言しているけど、変えたことありません←
嘘ついてすみません
だいたいおまかせ設定です。
銃所持落として第1戦
君には恨みはない。
けど、銃持ちの隊長は、リリーたちがいる間は絶対に誕生させない。
ローデリック
頑張れ!
ローデリックはお守りを使ってくれました。
先制はウィリーがとってヒヤヒヤしたけどローデリックの勝利。
ローデリックありがとう!
リンゴ「試合おめでとう!」
ローデリック
「アンタの呪いのおかげで勝てたよ」
リンゴ
「呪いじゃないw」
プレイヤーの執念?呪いみたいなもん..?
ゴライアスが妊娠に気づいてくれた。
試合のあとはセシリアと食事。
育ち盛りなのに、サラダ..健康志向なのかな?
少しダンジョンにこもる。
ダンジョンポイントがやばすぎる..!
7日
間違えてセシリアのテーブルにいつも通りカレーを置いてしまった。セシリアごめん..
卵はプレイヤーにとって貴重なので、卵を使った料理って避けてるんですが、マドックさんに食べさせたいから出しますw
リンゴ
「バカノル、なにしてんの?」
イマノル
「嘘つき性悪女か。これから監視に行くんだよ。」
出会えばこんなことばかり言う二人。
リンゴはすでに結婚し、20日には二人目が産まれるのに、イマノルは未だ独身…
一生独身だったらどうしよ…
モモの旦那さんのフョードルが妊娠に気づいてくれた。
きっといい旦那さんなんだろうなぁ。
エリーナさんとアスセナちゃんの支援。
バルナバの姪っ子のエリーナさんはカーネイの瞳もち、エドモンドとセシィーの娘さんのアスセナさん。
この二人、魔銃兵志願しているので全力で支援です!!
二人と潜ったあとはこの二人。
ダンジョンポイントを狙うとあまり育成まで手が回らない...
(カンストしている人かそれに近い人たちとダンジョンに潜るため)
ダンジョンから戻ると、目の前にイマノルがいた。
イマノル
「あの黒い魔物、出やがった!」
リンゴ
「!!」
リンゴはイマノルと共に駆け出した。
セイディ
「念のため、家の中に避難して下さい!指示があるまで出ないでください!」
噴水広場で、セイディが周りの人たちに声をかけていた。
みんな不安そうな顔で家の中に入っていく。
王国アナウンスが響いた
『討伐依頼No.354の到来に伴い、武術職以外の方々は、至急家の中に避難して下さい。指示があるまで外出しないようお願いします』
門に行くと、武術職が勢揃いしていた。
Xからもらった銃はなんとか一人で持てるようになった。
ティアゴ
「騎士隊や山岳兵団でも銃持ちの人がいたら、城壁から迎え撃つのにご助力お願いします」
銃持ちのメーベルや、ウィリー、セイディ、ディーンなどが魔銃師会と共に城壁に上がる。
リリーも銃を取り出し、カートリッジを装填した。
「今は剣より銃ね」
城壁にのぼり、眼下を見下ろした。
荒野のずっと向こうに黒い何かが蠢いている。
ティアゴがリンゴの元に駆け寄ってくる。
ティアゴ
「導師。皆配置につきました。いつでも迎撃できます」
リンゴ
「ありがとう。現場の指揮は、筆頭魔銃師に託します。よろしくお願いします。」
ティアゴ
「…まさか、出るの?」
ティアゴの顔色が変わった。言葉遣いも元に戻った。
リンゴ
「まだ、分からないけど必要なら」
ティアゴ
「_______行くなって止めても?」
リンゴ「……」
ティアゴ「……」
二人はお互い無言で見つめていた。
ティアゴ
「止めても無駄な事は分かってる。危なくなったら、退けよ。全力で援護するから」
ため息をついてティアゴはリンゴの肩をポンと叩いた。
リンゴ
「ごめんね…ティアゴ君、頼りにしてます♪」
ティアゴ
「俺は配置につく。無理して出なくていいんだからな」
ティアゴは配置につくため梯子をのぼって行った。
Xが馬の手綱をひいて、二頭連れてきた。毛艶もよく馬の体調は良さそうだった。
X
「相変わらず過保護ねー。四年前となにも変わってない気がする…」
リンゴ
「ティアゴ君はとっても優しいんですよ♪」
にっこりと笑って言うと、門の外のほうに視線を向けて、リンゴは鋭い目つきになった。
リンゴ
「そろそろ、でしょうか」
辺りは物々しい雰囲気に包まれている。
アルシア
「黒い魔物、こっちに向かってきてる」
人間の匂いに吸い寄せられるように、速度を上げて駆けてくる。
ティアゴ
「よく狙え!!引き寄せてギリギリで撃ちます!
合図するまで撃つな!」
一斉に、城壁に上にいる者たちが銃を構える。
X
「リンゴちゃん、状況によっては二人でうってでる。馬がいないと戦えないから、二人のみだけど、覚悟はいい?」
リンゴ
「もちろん。あれ、Xさん馬に乗れるんですか?」
X
「乗れるわよ。多分リンゴちゃんより馬術は得意よ♪」
リンゴ
「なんでこの前黙ってたんですか?ティアゴ君と私が口論になった時..」
X
「久しく乗ってなかったから自信がなかったのよw大丈夫、グラたちで練習させてもらったから」
リンゴ(まさか、面白がって沈黙してたんじゃ..)
ティアゴ
「放て!!!」
頭上からティアゴの声が響いた。
低い発砲音が無数に響き渡った。
黒い魔物は避けるようにジャンプした。その跳躍の高さに皆が声を失った。
城壁にいるティアゴたちに迫る高さまで飛び上がり、側にいたメーベルに腕を振り落とした。
とっさに身を翻したメーベルは直撃を免れたが、腕から血が滴り落ちていた。
眼前まで迫ってきた黒い魔物に、この場にいた全ての武術職の人たちに動揺が走った。
魔物は地面に着地すると、様子を伺うように悠然と城壁にいるティアゴたちに視線を送る。
狼のようなスラリとした肢体は、すばしっこくて、弾を当てるのも容易ではなかった。
X
「ローデリック、暇そうね」
ローデリック
「この状況で暇なわけないんですけど」
X
「ちょっと頼まれてくれない?」
ローデリックは嫌そうな顔で、渡されたラゴステーキを受け取った。
ローデリックは城壁の上に上がると、大きなため息をついて、みんなとは違う方向に向かう。ラゴステーキをこれみよがしに、魔物に見せつけた。
ローデリックは、この状況でラゴステーキを食べ始めた。
(なんでこんなこと..)
ティアゴ
「あいつ、何やってんだ?」
黒い魔物はローデリックの方に向かって歩きだきた。
Xとリンゴは馬に跨った。
X
「開門して」
アート
「え?!」
アートは困惑しながら開門すると、リンゴとXが乗った二頭が闇夜に駆け出した。
ローデリック
「バーカバーカ」
ローデリックが魔物に向かって適当なことを言って気をそらせていると、
突如周囲が燃えるような熱さに包まれて、リンゴの魔銃から火炎放射が噴き出した。
魔物は横にとび、炎を避け、リンゴとXたちに向かって走り出す。
X
「ったく、めんどくさいやつね!」
リンゴとXら手綱を操り、馬が逃げるように駆け出した。
ティアゴ
「構え!!放て!!」
みんなの一斉攻撃が、ようやく魔物を捉えた。魔物は一瞬怯んだ。
しかし怯むのは一瞬で、ようやく生きた人間が射程範囲にいるのが嬉しいかのように、リンゴとXを追いかけるのをやめない。
X「私が奴を引きつける!リンゴちゃんはスキを狙って撃って!」
リンゴ
「はい!!」
Xは魔物の方に馬を走らせ、自分の方に寄ってくるのを確かめると、再び馬首の向きを変えた。
バーニス
「なんなの、あの魔物…あんなの、倒せるの..?」
魔銃師たちの攻撃をまともにくらっても、ダメージを受けている様に感じない。
リンゴが馬を止めて魔銃を構えると…
グラが突然暴れ出した。
リンゴ
「グラ?どうしたの?」
銃を構えるどころではない。振り落とされないようにリンゴはグラにしがみついた。
グラは暗闇の中を駆け出した。魔物がくるりと向きを変えて、グラをめがけて走ってくる。
リンゴは片手で手綱を掴み、片手で魔銃を構えた。
リンゴ(重い……)
重さで顔をしかめながら狙いを定める。
魔物を追いかけるようにXを乗せた馬が近づいてきた。
Xが数発、魔銃を発砲する。
魔物がXの方に気をつけてとられた時、リンゴは魔銃の引き金を引いた。
吹き出した炎は、魔物に届く直前、魔物は素早く横にジャンプして当たらなかった。
そのままグラに突っ込んできて、リンゴは慌てて魔物の攻撃を避けた。
リンゴ(速い!!コイツ、ほんとになんなの?!)
グラが魔物を怖がって、恐怖の声をあげた。グラは身体を揺すり、リンゴは落ちそうになるのをグラにしがみついて必死で落馬を逃れようとする。
リンゴ
(グラ…怖いの…?そりゃ、そうだよね、怖いのよね…)
X
「……リンゴちゃん、作戦は失敗。撤退しましょう。私が引きつけるから、先に門内へ」
この魔物相手に接近戦はできないし、
リンゴの攻撃は二回避けられた。リンゴは消耗して同じ威力の攻撃を出すのは難しい。
グラの状態も悪い。すっかり怖がっていて戦いにならない。
落馬した瞬間、ジ・エンドとなる。
そう判断したXは撤退を決めた。
リンゴ
「____はい」
自身の士気の低下を悟り、リンゴは従った。
リンゴ(このままやっても勝てない。きっと落馬して喰い殺される……私たちは負けた…)
敗北の事実に、リンゴは唇を噛み締めた。
攻撃を当てることもできず、リンゴたちの作戦は失敗に終わった。