任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
諸事情によりかなーりのんびりペースで書いています。
前から子供時代から仲人していた2組の男女...
成人して、そして年末です。
リンゴの弟のセイとアンヘラちゃん。
この二人は絶対に成功させたい!と思っていた二人、実は212年の9日前後に、カップルとなっていました。多分、普通に書き忘れてた..書いてたら申し訳ない..
嬉しい!
おめでとう〜♪
もう一組はイラリオ、ネイディーン。
ネイディーンがイラリオの自宅まで訪ねていたから時間の問題かと思っていたら、その通り。
めでたくカップルになっておりました。
やったー!
さて、本編。
この日、Xさんの提案でピクニックが決行された。
ギオルギー君はいつもより少し元気がない様子だったけれど
ヴェルンヘルが前と同じように気さくにギオルギーに話しかけていて、気づくといつもの2人になっていた。
メンバーは2人のお父さんの癒し系マドックさんと、Xさん、ティアゴ君。
お母さんのリリー、バルナバさん。
このメンバーを指定したのはXさん。このメンツなのもXさんなりの考えがあってのことだと思う。
Xさんがギオルギーを守ろうとしている意思がなんとなく伝わってきた。
ティアゴ君はすました顔をしていて何考えてるのか分からないけど、昼寝がしたいということだけは分かる。
ピクニックが終わり、帰り際にギオルギーに引き止められる。
ギオルギー
「リンゴちゃん...迷惑かけてごめん」
ギオルギーは視線を下に向けてポツリと言った。
リンゴ
「そんなことないよ、もうあの事は気にしないで。終わったんだよ」
ギオルギー
「リンゴちゃんは昔から優しすぎるよ」
ギオルギーは眉を下げてわらう。そこに帰ろうとしていたヴェルンヘルが踵を返してやってきて、ギオルギーの肩に腕を回した。
ヴェルンヘル
「これから釣りにでも行こうよ」
ギオルギー
「うん、いいよ」
さっき釣りをしていたけど、それでも足りなかったのか2人は釣りをするために足早に去って行った。
ラウル兄弟は仲が良い。
昔からそうだった。
これからも、2人の仲が変わらず平穏でありますように。
楽しいピクニックのあとお風呂に入っていると、フェリックス。
彼は、魔銃兵志願していて、リンゴはそれを支援していて、ほぼ魔銃師会入り確定です。
フェリックス「その服どうしたの?」
リンゴ(え、お風呂入る水着のこと..?)
「え..雰囲気変わった?似合ってる?」
フェリックス「いいね、似合うよ」
なんかおかしな会話をおえるとダンジョンへ。
アラルコスとローデリックという組み合わせ。
しかしアラルコスは抜けてしまった。
多分、昼からの結婚式への出席だと思う。
結婚式ラッシュだから、この時期は仕方ない。友の門出を祝うほうが大切だ。
しかし。
ローデリックと2人きりなんて、気まずすぎる。
ローデリック
「あのさぁ」
リンゴ「・・なんでしょう?」
ローデリック
「なんでダンジョン誘ってくれるの?俺のこと嫌いじゃないの?」
リンゴ
「・・ローデリックさんは騎士隊での貴重な斧だし...ローデリックさんは私の事嫌いだろうけど、私は嫌いじゃないですよ」
ローデリック
「この前、俺に拳振り上げてたのに?」
リンゴ
「あ、あれは香水を3回もつけて私を超くさい状態にしたからですよ..」
ローデリック
「まあいいや。珍しく他の人がいないから聞くけど、ティアゴのどこがいいわけ?」
リンゴ「は?」
ローデリック
「アイツ一匹狼だから基本的に奥さんでもよく放ったらかしだし、平気で何日も声かけてこないし誘っても断るし」
リンゴ
「..ティアゴ君、優しいですよ?誘って断られたことってあったかなぁ?」
ローデリック
「やっぱ、アイツ分かりやす..」
リンゴ
「ティアゴ君って、女の子に優しいんですよ。男の子には少し乱暴なところあるけど」
ローデリック 「うーん」
リンゴ
「ティアゴ君には、たくさん助けてもらってるから、感謝してもしきれません。本人にはいいませんけど尊敬しています」
変な関係じゃないですよとやんわり伝えているつもりだが伝わっているだろうか。
ダンジョンから出て、外でも話の続きをしていた。
ローデリック
「尊敬されるようなヤツなのか..?アンタとの噂はむかーしからあるから今更みんな本気にしてないけど..アンタとの噂ってカモフラージュじゃないよね?」
リンゴ「・・カモフラージュ?」
ローデリック
「イマノルとティアゴってデキてるの?」
リンゴ「______はい?」
(ん?なんか同じ質問誰かにされたような...)
ローデリック
「男とデキると噂されるくらいなら年下の女の子との方が本人的にいいから..」
リンゴ「それ、本気で言ってます?」
ローデリックがリンゴ相手にこんな冗談を言うんだろうか、その噂?そんなに広がってるなんてもしかして本当なんじゃないかと不安になった。
ローデリック
「俺、見たんだよ...イマノルの奴が風呂場でティアゴに迫ってる光景を」
リンゴ「・・・そんなバカな」
(イマノルがちょっと可笑しい奴だってことは知ってるけど、ティアゴ君を襲うなんて..)
ローデリック
「風呂場でお互い肌をさらした状態で、片手は肩に、もう片方の手は背中に回されてたんだ」
ローデリックはリンゴに同じことをしてみた。至近距離にローデリックの顔があった。相手がローデリックだけど、どきりしたがすぐにこれがティアゴのされていた事だと思うと動揺を隠しきれない。
ローデリック
「これされてどう思う?何とも思ってない奴にするか?ちなみに俺は、こんな事普通はしないと今確信した」
ローデリックは無表情だった。
(多分、リンゴの目をみて動揺しないように心を律している)
*ローデリックはリンゴの目が怖くて苦手。
リンゴ
「イマノルのことだから、なにか意図があるんじゃないかと」
そういえばイマノルに成り行きで押し倒されて変なことをされたことがある。
ティアゴ
「えーっと、これは?なんの状態?」
理解が追いつかないて、気難しそうな顔でティアゴが歩いてやってきた。ちょうど通りかかったらしい。
絶対にありえない組み合わせの二人が妙なことになっている。
ローデリック 「再現」
ティアゴ「再現?」
ローデリック
「お前がイマノルって奴にされていたこと」
ティアゴ「・・・勘弁してくれ」
嫌なことを思い出したと言わんばかりに視線を横に向けてため息をついた。
リンゴ「・・・・ティアゴ君・・・」
リンゴは複雑そうな表情を浮かべ、ティアゴに視線を向ける。声と顔に憐れみが滲んでいた。
ローデリックはリンゴを放すと、消臭剤を自分に吹きかけていた。
リンゴ「ひどいです、ローデリックさん」
ローデリック「悪霊退散」
そう言って、消臭剤をリンゴにもかけてきた。
リンゴ「本当にひどいです!!」
去っていくローデリックの背中に向かってリンゴは怒っていた。
神殿でセラフィーナちゃんを見かけたのでお友達申請してみました。
山岳長子の動向は見守ろうと思います。
コルテス家とボイド家を守れるか今のところわかりません。
マルチネス家は死守したいと思います。
探索が可能になる頃にボチボチ良さげな相手との仲人をゆっくりしていこうかと思います。
そんなことをしているとティアゴに釣りに誘われる。
リンゴ「色々迷惑かけてごめんね」
爆弾魔に関しては一歩間違えればティアゴが爆弾魔になるところだった。
ティアゴ
そこにカトリーンがやってきて、ティアゴと何か話をしていた。
そのまま帰っていった..
リンゴ「カトリーンさん、いいの?」
ティアゴ
「うん、カトリーンはこれから会合があるんだよ。俺には秘密らしいけど」
リンゴ「会合?」
ティアゴ「ジェレマイアファンクラブのだよ」
リンゴ「・・本当に活動してるんだ」
活動内容と会合で話される内容が気になって仕方ない。
ティアゴ「ジェレマイアさん、愛されてるねw」
リンゴ「____」
なんて返せばいいのか分からず、曖昧に笑った。
ティアゴはまた女の子に声をかけられていた。
全て塩対応している。清々しいほどの一匹狼。
リンゴ「一つ、聞きたいことがあるんだけど」
ティアゴ「ん?」
リンゴ
「私がヴェルンヘルを守るって約束したのなぜ知ってるの?」
ティアゴ「___さあ...なんでだろう」
リンゴ「もしかして、聞いてた?」
ティアゴ
「べつに、聞こうとして聞いたわけじゃない...帰る方向が同じだから帰ろうと歩いていたら二人の会話が聞こえたんだよ..」
リンゴ「そうなんだ...」
ティアゴ
「二人が俺の前をのんびり歩いているからであって、夫婦の会話を聞こうとして聞き耳立ててたわけじゃ..」
聞いてしまった弁解を続けるティアゴにリンゴはクスっと笑った。内心焦っているようで、なんだか可愛い。
リンゴ
「分かったよ、大丈夫だよティアゴ君。そうだ、さっきローデリックさんが言ってたことだけど」
ティアゴ「ローデリック・・」
ティアゴはその名前を聞くなり嫌そうな顔をした。
リンゴ
「ティアゴ君って..イマノルとデキてるの?」
ティアゴ
「そんなわけがあるかよ、そんなわけないだろ!!」
即、否定した。
リンゴ
「お風呂場で、イマノルに迫られてたって言ってたけど..」
ティアゴ
「だーかーらー!違うって!あの日だよ、リンゴと...一緒に昼寝(?)した日だよ」
リンゴ「昼寝?....!あの日?!」
ティアゴ
「リンゴを送ったあと、俺は風呂に入ってたらあいつ、絶対追いかけてきたんだよ..それでなんのつもりだか知らないけど飛びかかってきて..そこをちょうどミラー隊長とローデリックに見られたってわけ」
リンゴ
「・・・なんか楽しそう。私も見たかったな」
ティアゴ
「楽しくないし。イマノルがリンゴのところに行くっていうの俺は引きとめたりして大変だったんだからな...リンゴはフラフラしてたから会ったら瞬時に見破られるだろうし」
リンゴ
「どちらにせよ、見破られちゃってるけど」
ティアゴ
「・・・イマノルに誤魔化しはきかない、ドルム山道でのやりとり見られてるから」
リンゴ
「ティアゴ君が酔っ払って、バルナバさんにお持ち帰り?された日のことだよね?」
ティアゴ
「前にも言ったけど、お持ち帰りじゃなくて送ってもらっただけ!(無理矢理担がれたけど)」
リンゴ(たぶん、私の気持ちがティアゴ君にバレた日だよねぇ...)
「なんでそれでイマノルに誤魔化しきれないの?」
ティアゴ
「分かってるくせに・・」
ティアゴはリンゴのほっぺたをむにゅーと引っ張った。
リンゴ「いひゃい、いひゃいよー!」
そこにリアーヌちゃんが挨拶にきてくれた。
彼女は超くさい状態だった。
「悪霊退散!」
通りかかったローデリックが消臭剤をなぜかリンゴに吹きかけた。
リンゴ
「違う、違う!やるならリアーヌちゃんにしてあげて!」
リンゴは両手で顔を庇いながら訴える。
ローデリック
「むしろこれで間違ってないとおもう」
ローデリックは無表情で消臭剤をシュッシュとリンゴに吹き続ける。
リンゴ「・・ローデリック !!」
リンゴの声と同時にローデリックが逃げていくのをリンゴは追いかけていった。
ティアゴ
「リアーヌちゃん?だっけ?あんな変な人に絡まれるからお風呂入っておいでー」
*変な人=ローデリック
リアーヌ
「導師さま、分かりました!!」
リアーヌは大きく頷くとバシアス浴場に向かった。
29日
仕事納め。
ガルフィン魔銃師会は、恒例のポムの火酒でお互いを労う。
夕刻から導師を決める選挙、
探索ポイントはなんとか首位をキープし、
導師に選ばれた。
ティアゴ「おめでとう」
リンゴ
「ありがとう。ティアゴ君が嬉しそうな顔してるね?」
ティアゴ
「これで来年は昼寝してられるなーと思うと」
リンゴ「来年はエルネア杯だけどね..」
ティアゴ
「あ、そうだ。ちょっとエリオンの調薬室においで」
エリオンの調薬室に行くと、目の前にどさりと何冊もの本が置かれた。
リンゴ「・・これは?」
ティアゴ
「ここにある、調薬、導師ならできるようにならなきゃ、ね?」
ティアゴはにこにことしながらリンゴに言った。
リンゴ「ええ?!む、無理だよ..」
ティアゴ
「その減らず口塞いでやるって言ったろ。無駄口たたく暇があるなら、練習しろ」
リンゴ「鬼!!」
ティアゴ君は、怒らすと面倒だということを痛感しました。
*爆弾魔の一件でまだお怒りが静まらない様子
リンゴが、試験管に薬を一滴垂らすだけで炎が揺らめきだしたところで、ティアゴは無言で消火した。
リンゴ「なんでかな?何も間違っていないよね」
ティアゴ
(減らず口を塞がれたのは俺の方だった..)
人には向き、不向きがある...
もう帰れとティアゴに言われたので(ヒドイw)ウロウロしていると差し入れをもらう。パンケーキ美味しそうです。
コンスタンス君は魔銃兵に内定のはずです!
おめでとう!
(頑張ったのは支援したリンゴだけど)
ガラちゃんの依頼を受けます。
ガラちゃんとは前よりも仲良しです。
立派な大人について聞かれて
適当に答えると
勉強しなかったの?と返されてしまった。
一応、首席で卒業してるんだけど..
(このやり取りが見たかったからあえてこの選択肢を選んだ..)
仕事納めでお互い肩の荷がおりたところで一緒にご飯。
次の兵団長はバーニスちゃんです。
こんな日くらいしかみんなとのんびり出来ないので誘いには乗るようにします。
ローデリックを見かけたので、採取に誘ってみる。
断ればいいのに律儀に付き合ってくれた。
ローデリック 「断ると呪われそうだし」
リンゴ「何かいいました?」
ローデリック
「空耳だろ?アンタ耳までおかしいの?」
リンゴ(コイツ..)
セシィーさんも誘ってくれたので喜んでお付き合いします。
セシィー
「ねえ、聞いて!さっきエドモンドったらまたイムを追いかけて川辺で足滑らせて川に落ちたんだよ」
リンゴ「そ、それは見てみたかった..!」
爆笑する自信がある。
アルフォンソ君。
毎日いろんな人と出かけていて、生活を謳歌しているようです。
噂の?エドモンドに練習試合を申し込まれました!
今はイエスマンですから喜んで引き受けます。
先制はリンゴからなので、
武器の相性もあり、リンゴの勝利で終わります。
リンゴ
「イムを追いかけて、足滑らせて川に転落したそうですけど大丈夫ですか?」
エドモンド
「・・な、なんでそれを..あぁ、セシィーか..」
言いふらされることを考えてエドモンドは絶望的な声をだした。