任天堂スイッチ版エルネア王国をもとに書いています。
別撮りした、29日山岳兵団の炉終い。
「それでは今年も恒例の炉終いを行ないます」
「この一年の成果と息災であったことに感謝し、」
「炎と工芸の女神エキル・ガアチと、兵団の始祖ドルム・ニヴそして祖霊に祈りを捧げましょう」
「来年も私がドルム山岳兵団の団長を務めます」
その後、バーニスちゃんと食事。
ぼんやりしていると
「僕はパウマ海からナク半島周りで航海してきたんだけど、いくつか大きな町ができてたよ。ジャラームの船も港に泊まっていたから、南方貿易で栄えているのかもね」
「そういえばヤーノ商会の船も見かけたよ。ほんと世界中どこにでもいるんだね」
旅人さんは情報の宝庫だ。
旅人と話が終わり、旅人が去っていくと背後に人の気配がした。
リンゴ「うわ!」
びっくりして声をあげてしまった。両手をズボンのポケットに手を突っ込んで、態度がでかそうなティアゴがいた。なんだかムスッとしている。
ティアゴ「失礼な..」
リンゴ
「ご、ごめん...ア、ティアゴ君お酒くさいね」
不機嫌そうなティアゴにリンゴは内心ビクついた。
ティアゴ「ん...付き合いで魔銃師会の連中と飲んでたから」
リンゴ「今日納会だったもんね。魔銃師会の納会って楽しそう」
ティアゴ「..そうでもないけど..リンゴもそのうち参加できるよ。志願したんだって?魔銃兵」
リンゴ「うん!実績解除のためにね」
ティアゴ「(実績..)Xさんが喜んでたよ、強い子が志願したって。来年も今年の調子でやれば余裕で魔銃師会入れるよ。探索ポイントが一万超える国民なんてそうはいない」
*現探索ポイント14997..
リンゴ「うん!頑張る!Xさんやセシィーさん、ティアゴ君と同じ仕事してみたいし!」
リンゴは無邪気に言った。
ティアゴ「.....楽しみにしてるよ」
ティアゴは優しげな眼差しをリンゴに向けたがハッとして、
「さっきまた旅人に声かけてただろ!もう旅人に声かける必要ないでしょ。もう旅人に話かけるな」
リンゴ
「なんで?旅人さんは色んな事知ってて話をするだけでも楽しいよ」
ティアゴ
「この前のこと忘れた?リンゴは旅人に何された?胸触られただろ?次はそれくらいじゃすまないかもしれないだろ」
リンゴ「えー?大丈夫だよー」
ティアゴ「その大丈夫の根拠は?」
リンゴ「アゴ君、前から思ってたけどお父さんみたい..」
ティアゴ「口うるさく言いたくもなる!」
二人はワーワー言い合いながら、ティアゴはリンゴをエルネア城まで送って行った。
30日
リンゴ「釣りならいつも通りお母さん誘えばいいのに」
バルナバ「いや、リリーちゃん危ないからしばらく釣りはしないほうがいいと思う..」
リンゴ「え?どういうことですか?」
バルナバ「いや、こっちの話..」
そして。
ジェレマイアが謹慎され、リリーがダンジョン探索命令がキッカケで喧嘩になった面子をピクニックに誘う。
しばらくのんびりしていると
リンゴ「うわっ!!!あ、ティアゴ君?!」
その様子を眺めていたエドモンドが呟いた。
エドモンド「なんか平和だな..」
メンバーをかえてみる。
今度はリリーがバルナバを驚かす。
バルナバ
「!!!!!!
リリーちゃん!?びっくりした..」
リリー「油断したね」
その様子を見ていたバーニス。驚かしたい人物が彼女にはいるようです。
みんながのんびりと過ごしていて油断するのを待っていた。
ある人物が気怠そうに歩いていくのをみてバーニスは気づかれないようについていく。
そして
ティアゴ「ええぇ?!ミ、ミラー隊長?!」
意外な人物に驚かされて、ティアゴは更に驚いていた。その反応にバーニスは満足げに笑った。
バーニス「わーい、導師を驚かせられた♪」
その様子を見て一同は笑った。
リリーがバーニスと釣りを始めたので、リンゴはXとティアゴに声をかけた。
リンゴ「二人はどうして魔銃師会に入ったんですか?ティアゴ君は、うちのお母さんと仲がいいからてっきり騎士隊に入るかなと思ったんだけど」
X「そりゃ、騎士隊にはリリーがいたから..」
ティアゴ「リリーさん..怖そうだし」
それを聞いていたバーニーとバルナバが笑った。
ティアゴ「騎士隊長の地獄の特訓は噂に聞いていたから...エドモンドさんは、凄いですよね。特に可愛がられて、他の人よりダンジョンに連れて行かれてるとか。聞いてますよ、セシィーさんから。
夫婦であの地獄の特訓を受けさせられたって」
エドモンドの奥さんの、セシィーは魔銃兵だ。
エドモンド
「たしかにあのダンジョン地獄は凄かったですね。朝から夜2刻まで行った日は意識が飛びそうでした..セシィーに関しては、セシィーの探索ポイントが心配だと言ったら気を利かせてリリーさんが探索に連れ出してくれたんですよ」
X「エドモンドさんの奥さんだから守ってくれたのねー。セシィーはいい子だから支援してくれてありがたいわね」
エドモンド「俺たちより、山岳兵団は、騎士隊よりもあの地獄の特訓をさせられたって聞いてますけど..」
バーニー
「今現在も受けてます..有難いことですけど」
バルナバ「俺はカンストしてから回数は減ったけど、その分支援要員として手が空いてる時は連れ出されるかな..」
リリーとバーニスが戻ってきた。
X「そういえば、リリー、どうして勇者の鎧を着てないの?陛下になるべく着るように言われたんでしょ?」
リリー
「..この前海水に浸かったのと落ちた衝撃で少し金具が壊れたから修理にだしてるの」
X「海水?リリー、海にでも落ちたの?」
バルナバが笑いを堪えて下を向いた。
リリーが海に落ちたのは*エルネア人の絆の1番最後のシーン。
エドモンド
「隊長が海に落ちてバルナバさんに助けられたって噂、本当なんですか?」
バーニー「え?リリーさん海に落ちたの?」
リリーのような人が海に落ちるなんて?とバーニーは信じられない顔をしていた。
リリー「ーーーちょっと足を滑らせたの!」
リリーは恥ずかしそうに下を向いた。