リリーからリンゴへ引き継ぎました。
久しぶりの子供時代!
リンゴは行動的な性格の元気いっぱいな女の子
名前の由来は、
当時引き継ぎ予定の子ではないから適当でいいか!と目の前のテーブルに置かれていたリンゴを見てその名前から!(現実で)
めっちゃ適当!
可愛い。
ルークは国民だから時間がたくさんあっていつも遊んでるくれる。
両親と一緒にダンジョンに。
親子三人で突撃ー!!
ジェレマイア
「無闇に走ったら危ないよ。魔獣がいつ飛び出してくるか分からないからね」
リンゴ「はーい!」
パパ優しい💕
ある日
リンゴがウィアラさんの酒場の前を通りかかるとリリーが遠くに見えた。
ふと横をみるとバーニーが木のかげに身を隠している。
リンゴ「おじさん?なにしてるの?」
リンゴにとっておばにあたるユズの夫のバーニーは声をかけられて驚いて声をあげた。
バーニー「リンゴちゃんか、びっくりした..」
リンゴ「そんなところでなにをしてるの?隠れんぼだったらリンゴもやりたーい」
バーニー「隠れんぼじゃないけど..ちょっとリリーさんから隠れてたんだよ」
リンゴ「ママから?」
バーニー「さっきリリーさんにダンジョンに行くように言われたんだけど買い物があってきたらリリーさんがいたから..」
リリーは山岳兵団のコルテス家の隊長でもあるバーニーを可愛がっているが、隊長ということもあり厳しく言う一面がある。
鍛錬に余念がないリリーは身内であるバーニーにもとても厳しい。
そのぶん、コルテス家のことも考えている。
リンゴ「おじさんも大変だね」
ママに見つかったら正直に言えばいいのに。
バーニー「べ、べつにそんな大変じゃないけどね..」
リンゴ「いつもダンジョンに行ってるのに..
そんなに生きてるのにまだカンストしてないなんてかわいそう」
リンゴは心から同情したような顔をした。
バーニー「.....」
「ってリンゴちゃんに言われた」
バーニーの話を聞いたバーニスたちは大笑いした。
バーニス「あの可愛い顔でそんな事言うんだー」
今日は夕刻から酒場に集まっていた。
新年、昨年大変だったということもあり、Xは今日誕生日のリリーとバーニーの誕生日祝いにお酒を飲もうと提案した。
バーニー、バーニス、バルナバ、リリー、Xの5人がいる。
「リンゴ..」
リリーは我が娘ながらそんな毒を吐くなんてとと呟いた。
バーニー「これだけじゃないだよ。その時、魔銃兵になったばかりの、アゴっぽい名前の男の人がきて..」
X
「..ティアゴくん?」
Xは笑いながら聞いた。
バーニー「そうです、そのアゴです。リンゴちゃん、その人とも知り合いだったみたいで彼に声をかけられてこう言ったんだ」
リンゴ「あー!サンタの人だぁ!」
ティアゴ「やあ、リンゴちゃん。もうサンタじゃないんだよ。今年から魔銃兵になったんだ」
リンゴ「魔銃兵!?うわぁ、すごーい!かっこいいー!」
ティアゴ「ありがとう」
リンゴはにっこりと天使のような微笑みを浮かべた。
リンゴ「私より弱くても魔銃兵になれるんだね」
バーニー「って」
リリー「リンゴー!?」
リリーは両手で顔を覆った。
「私が強くしすぎたばかりに弱い者に容赦ないんだから..」
(リリーの中のティアゴ=弱すぎる人..)
バルナバ「リンゴちゃん毒舌だねw毒舌のもとはリリーちゃんに似たんだな」
(前にバーニーに俺のことひねりつぶせとか言ってたしな..)
リリー「わ、私そんなに毒舌じゃないよ!バルナバのところはメーベルちゃんしっかりしてるし、何の心配もなさそうだよね..」
話を自分から逸らそうとバルナバに話を振った。
バルナバ「...うーーん?」
バルナバは困ったように笑った。
X「なにか心配事でもあるの?」
バルナバ「うちの娘..山岳兵団の後継ぎだというのに、なぜか使ってる武器が銃なんだ..」
バーニス「メーベルちゃん、銃使ってたね..」
山岳兵団の基本武器は斧。
メーベルの使う銃は、斧に弱い。
隊長になって試合をした場合かなり不利になる。
リリー「それは、メーベルちゃんに言ったりしてないの?」
バルナバ「何度か言ってるんだけど、メーベルって厳格な性格のせいか人のいうこと全然聞かないんだ」
X「山岳兵団も騎士隊も、考え方が古いのよー
騎士隊は剣、山岳兵団は斧、そんなことに囚われてたらいけないわ。好きな武器を使ったらいいのよ。それで不利ならば本人も考えて別のを使うでしょ」
バルナバ「だといいんだけど..」
バルナバが心配するのは無理もない。
山岳兵団マルチネス家は、バルナバのおじいさんが龍騎士の、山岳兵団の中でも輝かしい功績を残す一家。
そこを率いるのはかなりの重責だ。
それを、銃持ちの娘が継いでしまえば没落が目に見えている..
リリーも何度かメーベルをダンジョンに誘ってメーベルの強化をしているが、斧を拾ってほしいから回数を控えていた。
メーベルの代はなかなか厳しそうだ..
あとがき
リンゴには毒舌という性格を付与しました。
プレイヤーにかわって、
お前仕事しろよとか代わりに言ってくれます。
子供って、思ったことをそのまんま言うので大人より怖いと思います。
行動的な毒舌なので、ティアゴにはズバズバ言います。
尊敬している両親と、魔獣襲撃時に守ってくれたルークにはそれが発揮されることはないようです。
(ルークに対しては口にはしないが内心暇なんだね、暇そうとか遠回しにディスってますが)
次回は地味な同級生をディスります。