任天堂スイッチ版エルネア王国のプレイ日記です!
今回というかしばらくは創作小説が続きます。
あれ、いつも創作か、、
グレイグ
「これより評議会を開きます。では、各自報告をお願いします。まず、農場管理の方から」
褐色肌のイケメン、白髪だが精悍な顔つきの
ダンディなダミアさん(説明下手だわ..)が緊張した面持ちで口を開いた。
「はい。昨夜の襲撃の際は、騎士隊、魔銃師会、山岳兵団の皆様のご尽力ありがとうございます。おかげでさまで農作物の被害は出ておりません。牧場の方もラダたちもいつも通り落ち着いております。今のところは何も異常はありません」
農作物の被害がないと聞いて一同安堵する。農作物はこの国の生命線だ。
続いて、山岳兵団長バルナバ。
「山岳兵団のほうにはなにも異常はありませんでした。ダンジョンに探索にいった者の報告もいつもと変わりないというものでした。」
続いて、魔銃導師アドレー。
「魔銃師会近くの歪みですが、今朝消滅を確認しました。引き続き、魔銃師を配置して、厳重に警備をしています。」
最後に騎士隊長リリー。
「エルネア城敷地に発生した歪みは、未だに健在、時折魔物が出現しております。騎士隊、山岳兵団、魔銃師協会で交代で撃退にあたっております」
グレイグ「ありがとうございます。」
エティ
「昨夜は、迅速な対応のおかげで、死者もでておらず、皆の働きに感謝する。
しかし、多くの負傷者が出ている。あの歪みが消滅するまでなんとか持ちこたえてもらいたい..」
「よろしいでしょうか」
魔銃師会はアドレーともう一人Xが出席していた。
X
「図書館のミアラさんの話では、魔銃師会近くの歪みは、誘導のために作られたものではないかというのです」
エティ
「誘導?」
X
「はい。本命はここエルネア城。狙いは陛下だったと思います。だから元々長時間おく予定ではなかった歪みは消滅した。本命のエルネア城の歪みは消えていない。おそらく、とても強力な魔法かなにかを使っていると思われます」
リリー
「自然に消滅しない..?」
X
「消滅するかもしれないし、消滅しないかもしれない..このままにしておけばもっと強大は魔獣や魔人が出てくるかもしれません」
評議会場に重い空気が流れる。
グレイグ
「陛下。ほかの国では時折、このような歪みがダンジョンなどに出現し、そのさいは王国総出でその対処をすると聞きます。
その国では、その歪みのあるダンジョンに入って魔物を退治してダンジョンから魔獣が出ないようにしているらしいのです。
今回の場合、歪み自体がダンジョン外にありますから、その歪みに入るしか方法はないかもしれません」
エティ「歪みの中に入る..?戻ってこれるのか?」
グレイグ「それは..わかりません」
その時、外から悲鳴が聞こえた。
リリーは評議会場を飛び出した。
巨大な魔人が、歪みから現れ、持っている巨大な棍棒で騎士隊に向かって振り回していた。
体の軽い人間は、軽々と棍棒の餌食となり、遠くに飛ばされた。
X「アドレー!!」
Xの掛け声でアドレーが銃を構えた。
遠くからなら棍棒の餌食にはならない。
魔人が怯んだ隙に、ジェレマイア、リリー、バルナバ、バーニーが切りつけた。
体力の多い魔人は、凄まじい耐久力をみせ、隊長、副隊長と精鋭が揃っても苦戦した。
ようやく魔人を倒した。
歪みは、リリーでも分かるほど、今朝より禍々しさが増していた。
リリー
「この歪みは、中に入って破壊しなければ消えない...」
評議会場に戻った一同は、
歪みの中に突入する決断をした。
エティは辛そうだった。
「...では、騎士隊、山岳兵団、魔銃師会からそれぞれ5名ほどを選出。精鋭部隊を結成して、突入してもらうこととする。
突入部隊の隊長は、龍騎士のリリー・フォード」
リリー「はい」
エティ「突入部隊のメンバーについては、各自の長に選出を任せる。選出について、今後なにか問題が起きたなら、このエティがその責任を負いましょう」
「頼みます」
エティは頭を下げた。
リリーたちも深々と頭を下げた。
突入は翌日の朝ニ刻と決まった。
リリーは、近衛騎士三人を集めた。
ジェレマイア、アドルファス、エリザ。
評議会での詳細を伝えた。
「アドルファス、エリザさん私と一緒にきてほしい」
アドルファス「はい、覚悟はできております!」
エリザ「承知しました!」
リリーはジェレマイアをみた。
「ジェレマイア、あなたは残って」
「そんな!俺も一緒にいく!実力なら隊長の次だ!足手まといにはなりません!」
「実力では私の次だからこそ、残って。私が突入している間なにが起こるか分からない。その時はあなたが隊長代理なの」
「で、でも..!」
リリーにだけ危険な場所に行かせたくない。
「私たちの代わりに陛下をお守りして。お願いします」
リリーは突入部隊の隊長に選ばれた。自分は残ることはできない。
ジェレマイアまできてしまったら、子供たちは?
誰が守る?
もし2人とも戻れなかったら?
後ろを守ってくれる人がいなければリリーは存分に戦えない。
リリーの懇願にジェレマイアは折れた。
騎士隊としても夫婦にとってもこれがベストなんだろう。
残り二人は、ベテランが選ばれた。
メイジー・ロッシドラゴ
メル・アモロス
リリー以外は、皆20才を超えている。
帰ってこれないかもしれない
ということもあり、若い人は連れていかないことにした。皆カンストに近いパラメーターなので
実力も申し分ない。
すぐさま騎士隊のメンバーが招集される。
メンバーに選ばれた2名に話をつけた。
エルネア城前。
歪みから魔獣の出現は落ち着いていた。
リリーは騎士隊のメンバーを整列させた。
評議会での詳細をメンバーにも伝える。
メンバーに重々しい空気が流れた。
「私たちが突入してからなにが起こるか分かりません。副隊長、ジェレマイア。彼に隊長代理を託します。皆、彼をサポートして、陛下と国民を守って下さい」
「はい!」
隊員たちが声を揃えた。
リリーは町に異常がないかパトロールに出向いた。
外出禁止令が出ている町は不気味なほど静かだった。
窓からは人々が不安そうに外を眺めている。
「龍騎士さまぁ!」
そのうち1つの窓が開けられ、小さな女の子の顔を出した。
「昨日は助けてくれてありがとうございます!」
昨日リリーがかばった女の子だった。
リリーは笑顔をみせ、手を振った。
「無事で良かった!しばらくはお家の中でお父さんとお母さんの言う通りにしててね」
「はーい!」
パトロールの途中、同じくパトロールしていた山岳兵に出会う。
異常なしとお互い確認した時に、山岳兵団の突入メンバー選出が難航していると聞いた。
山岳兵団は騎士隊とは異なる。隊長を引退した顧問や、家族が山岳兵として在籍している。
それをまとめるのは一苦労だろう。
バルナバたちが心配ではあるが、リリーは見守ることしかできない。
リリーはパトロールのついでにルークとジョゼットの家を訪ねた。
リリーが訪ねるとジョゼットは心配そうにな顔で家迎えてくれてた。
リリーは椅子に座り、ジョゼットがお茶を出してくれた。
「リリー!大丈夫?!怪我したって聞いたんだけど」
「大丈夫。たいしたことないの」
「あねき、本当に大丈夫なのか?」
ルークは険しい顔をしている。
「怪我はたいしたことない。二人に話があってきた」
リリーは評議会で決まったことを話した。
二人の顔色が変わる。
「私は、突入部隊の隊長として、突入が決まってる。ジェレマイアは、こちらに残って陛下をお守りする。
山岳兵団のほうは、山岳兵団で決めるから私はまだ分からない..けどコルテス家の隊長として、バーニーは行くことになると思う」
リリーが言わんとしてることにルークたちは気がついた。
「私たちが戻ってこなかったら、リンゴたちやユズ、アルシアをお願い」
「そ、そんな不吉なこと言わないで!絶対戻ってこれるよ...」
ジョゼットは今にも泣きそうだ。
「ジョゼットも、、ルークのことお願いね。しっかり者のあなたがルークの奥さんにきてくれてよかった」
リリーはジョゼットの手を握った。ジョゼットが泣くのをこらえていた。
「絶対帰ってきて!お願いね」
「帰ってこれるよう、頑張る」
「ルーク」
俯いているルークの手をリリーは優しく握った。
「ジョゼットとマルセルをしっかり守ってね。リンゴたちを守ってくれたように」
「.....絶対帰ってこいよ、あねき..」
ルークもリリーの手を握りかえした。
「....努力する」
約束はできなかった。
歪みの先は、誰も知らない未知の領域だった。
その日の夜は
リンゴとモモとジェレマイアと夕食を食べ遅くまでおしゃべりをした。
リンゴとモモはリリーと一緒に眠った。
ベッドが狭かったけど、心地よい狭さだった。
それぞれが、それぞれの大切な人たちとの時間を過ごした。
地平線から太陽が昇り、エティはエルネア城の窓から朝日を見つめていた。
エルネア王国の主であるエティは、
突入部隊の無事を祈って、祈りを捧げた。
エルネア城前に、ガルフィン魔銃師会、ドルム・ニヴ山岳兵団、ローゼル近衛騎士隊が勢ぞろいし、整列した。
すべての部隊が集まり整列する姿は壮観であった。
女王陛下の姿もあった。
外出禁止令が出されているはずなのに、国民の姿がチラホラみえる。
突入するメンバーの家族が見送りにきたようだ。
エティは家族の心中を察して、スルーを決めたようだ。
エティ
「今から名前が呼ばれた者は前にでよ。ガルフィン魔銃師会から!」
アドレー
「ガルフィン魔銃師会からの突入メンバーを発表する!
X・ティーレマン、ジャネット・ヒルマン、
エヴァ・ラッシュ、ルネ・バラーダ
そして私、アドレー・ティーレマン!
ガルフィン魔銃師会はこの5名を選出いたしました!」
選ばれた5名が隊列から離れ、前にでる。
エティ「ドルム・ニヴ山岳兵団!」
バルナバ
「ドルム・ニヴ山岳兵団からの突入メンバーを発表します。
アリス・プラマー、シモーヌ・ボイド、
バーニー・コルテス、バーニス・ミラー、
最後に団長バルナバ・マルチネス
以上5名を選出します」
わずかにどよめきの声があがった。
山岳兵団は全員隊長で固めてきた。
山岳兵団は魔銃師会や騎士隊とは性質が全く違う。代々受け継ぐものであり、世襲制。
ボイド家、コルテス家、ミラー家はまだ世継ぎとなる子が生まれたばかりだ。
隊長になにかあった場合、リーグ戦はどうなるのか。コルテス家は親世代が他界しており顧問も存在しない。
(万が一があった場合、妻であるユズが出場することになる..)
ほかの家の顧問を選出しても良かったのではないか。
山岳兵団の覚悟が伝わるメンバー選出だった。
エティ「ローゼル近衛騎士隊!」
リリーは一歩前に出て、整列した騎士隊のほうを向いた。
皆が覚悟を決めた顔でリリーを見つめている。
リリー
「ローゼル近衛騎士隊の突入メンバーを発表いたします。
近衛騎士アドルファス・プラマー
同じく近衛騎士エリザ・ポター
近衛騎兵メイジー・ロッシドラゴ、同じく近衛騎兵メル・アモロス、最後に隊長リリー・フォード
以上5名を選出いたします」
呼ばれたメンバーたち全員が前に出た。
エティ
「突入部隊の隊長は龍騎士、リリー・フォードとする
........
皆、必ず一人も欠けることなく、目的を達成し、生きて戻ってきておくれ」
エティは泣きそうだった。
突入部隊のほとんどが友人たちだった。
全てを失うかもしれない。
だけど女王として、命令を下さなければならない。
「あの歪みの中にいる魔獣どもを、一匹残らずひれ伏してくるがよい!!!
王国に戦いを挑んだことを地獄で後悔させてやれ!!」
突入メンバー一同「陛下のご命令のままに!!」
気がつけば、大勢の国民がエルネア城にやってきていた。
すすり泣く声や、声援を送る者とそれぞれだった。
「ママー!!」
リンゴとモモ、セイを抱いたルークとマルセルを抱くジョゼット、アルシアとユズの姿があった。
リリーはみんなに向かって頷いた。
「パパー!頑張って!」
アルシアが、目に涙を浮かべながら叫んだ。
バーニーが片手で手を振ってそれに答える。
ジェレマイア
「一同、突入部隊に敬礼!!」
ジェレマイアの掛け声と共にそれぞれの部隊が突入部隊に向けて敬礼する。
リリーが先頭で、歪みの中に身を投じた。
あとがき
何度書き直しても、見直しても不安でならない。
XをなぜXと名付けてしまったのか
激しく後悔。
Xと名付けたときは試合で出すときの仮の名前ーぐらいだった。
(お友達のキャラでパスワードで入国させたので名前を伏せております)
もうちょい考えろ、自分!!
テキトーすぎるんだよ!
X・ティーレマンって...
迷走しながら、お話はもうすこし続きます。