写真は御宝印を受けてない状態のものです。
西国三十三所巡拝にて御宝印をお受けになられた おいずる は、御親族逝去の際には必ず、身につけてあげて下さい。
①でも御説明致しましたが、閻魔大王様の誓願により、観音巡礼者が冥府へ赴いた時、三十三ヶ寺の宝印が揃っていれば、無条件に極楽へ導かれるのです。
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私の祖父母は西国を何度となく満願し、自分たちで死んだ時の為の用意をしてました。
祖父が死の数年前に母に「もしもの時はこれを」といい、御宝印を頂いたおいずるや死に装束を渡したようです。
(死に装束は全て祖父の手縫い)
お軸も全て御宝印を頂いて、自分たちの息子らに残していきました。
そんな思い入れのある、西国三十三所を廻ってる私です。
