個別の塾は生徒一人一人とやり取りするので
勉強だけでなく、受け持つ生徒自身の事も
よく見る事が出来ます
集団から個別に移ってきて
時間の経過と共に
生徒とのコミュニケーションも増え
授業前後は雑談で盛り上がるようにもなり
私も生徒の点数ばかりではなく
生徒自身をみるようになってきました
そこで気になったのが
成績が良くないから自分はダメな人間だ
と思っている子が多いこと
生徒たちの発言からしばしば見受けられました
解けない、テストで点が取れない
自分で勉強が出来ない
そしてそれを周りから
どうして?
ダメじゃないか!
勉強して!
と言われ続けてるうちに
自己肯定感が低くなってしまったんだろうなと
そして私は個別に移ってからの
自分の教え方を振り返り
自分では「熱意」だと思っていたけれど
生徒には「圧」でしかなかったのかもと
そんな事に気付き始め
そこから指導の仕方を変えてみました
出来なかった事や間違えた問題を指摘する前に
まずは正解出来たところを褒めるように
以前は間違えてたところが出来るようになったね!
解くのに時間がかかっても
粘って頑張ったね!
語順並べ替え問題が
最近得意になってきてるんじゃなーい?
などなどパターンはたくさんあるのですが
とにかくまずは褒めることからスタート
そこから間違えた問題に着手
間違えた問題については
どう考えてその回答に至ったのかをまずは
本人に説明してもらい
その説明に私から正解につながるヒント出し
再度考えてもらい正解に誘導していくと
あー!わかった、わかった
とすぐに解き直しを自ら始めてくれるように
そこで解けたらすかさず
少しのヒントですぐに自分で解けたね!
と自分で解けたと認識させ
自信を持たせる
この繰り返しで生徒自身が
どんどんやる気を持つようになり
自分の意志で勉強するようになり
テストの点数が前回より上がると
自信がついてますます自分でやるように
集団の時はいかにわかりやすく
生徒を惹きつけられる授業をするか
授業作りに目が向いていましたが
個別では自分作り込んだものを提供するのではなく
一人一人の性格に合わせて
いかにその子を自学出来るまでのせていくか
大人の私たちだって仕事や家事育児で
ダメ出しされるより
ほめられて、認められる方が
自信がついて、やる気になりますものね