息子が捕まえた蟹を16年間飼っていました。『蟹を飼育する』なんてあまり聞いたことがないですよね…..。


捕まえたのは、綺麗な沢とかじゃなくて、あまり水がきれいとは言えない近くの小川に面した小さな溝でした。


幼稚園児の息子が蟹を見つけ必死で捕まえて、「飼いたい!」と一言。

私も興味があったので、飼うことにしました。笑


昆虫飼育の本を見て、環境を整えました。

【必要なもの】

・飼育ケース→カブトムシのお下がり

・荒い砂→砂利の下にある粒状の粗めの砂を何度か洗ったもの

*砂を入れていると水が汚れにくい

・大小の石→蟹が隠れる場所が必要

 (水の中と陸で隠れる)

・エサを置く皿

・エサ→金魚のエサ(テトラフィン)

他に葉っぱと素麺はお気に入りでした。



名前は【かにぞう】と言います

蟹蔵


蟹蔵は年に1回、脱皮をします。だいたい5月が多く、5月にしない時は9月に脱皮をしていました。↓

薄い色が脱け殻

16年も飼っていたのに、一度もその瞬間を見る事は出来ませんでした。(とっても見たかった…残念)
ただ、脱皮したばかり?という時は何度かありました。
必ず水換えをした後のキレイな水の中で脱皮をしました。


脱皮したばかり?





その脱皮をした殻ですが、いつの間にか自分で食べていました。

水換え直後、しばらくぶら下がっています。笑(最初、居なくなったかと思って探すとフタの裏にいてビックリ👀!)
→水換えはシーズンに1回程度(エサ場の皿で食べるので、水はそんなに汚れません)

ぶら下がっています


脱皮を重ねて、ほんの少しずつ大きくなっていきました。

蟹は冬眠する生きものです。
12月~4月始め頃まで
暖かくなると活動を始めます。

冬の間はお世話が要りません。

冬支度→飼育ケースを段ボール箱に入れて、隙間を新聞紙を丸めたものでうめる。暖房の無い場所で暗くして保管

する。

→ときどき、様子を見て水が空にならないように、足したりする。

冬は3~5cmあれば大丈夫

夏はもう少し多めの水を入れる。


毎年お世話を繰り返しているうちに、なんだか可愛くて、お腹が空くとガサガサと音を立ててアピールしている様に思えました😊💓




特に素麺がお気に入り(と私は思っていて)、蟹蔵に手渡しであげていました。


これは6年前の動画です。


今年の春、まだ起きないかな?と覗いたら蟹蔵は…動かなくなっていました。蟹の寿命は15年くらい…と何かに書いてありました。
寿命だったのかな…
いざとなると…寂しいですね😢
小さな小さな命を感じました。
その後蟹蔵は桜の木の下に眠っています。

人間は身近なところに沢山の命に囲まれて生きていますね。
その小さな命を感じながら…
どんなに小さくても、そこに想いがあれば悲しくも寂しくもある。

もう蟹を飼うことはないと思いますが
なぜかこの事実を書き残しておきたくて…。16年共に生きた蟹の話です。

最後までお読みくださり
ありがとうございます。

では、また明日😊

感謝
うりゅ坊