小さな石ころ

私の生きている世界は
大きいのか小さいのか
それさえも気づかずに
生きてきました

悩みが胸いっぱいに広がると
自分一人が世界のまん中にいる
気がします

けれど他人の話を聞くことで
私はとても小さな世界で
生きていたことに気づくのです

気づいたときから
少しずつ少しずつ
私の世界は広がって
その悩みは胸の片隅に置いてある
小さな小さな
石ころへと変わってゆきました

うりゅ坊