ついに薫は1歳3か月。
今日は3月11日。
忘れられない日であり、忘れてはならない日でもあり、夫と一緒にTVを見た。
あの日は仕事中の休憩で上に上がり、休憩室のTV画面を見て驚き、無関心な周りの人に知らせ、少しでも早く対策を講じ備える為にすぐに上の人に報告したほうがいいのではないかと一旦急いで戻った。
あの時と同じ映像を見た。
震災後もイジメや親が残してくれた遺産の使いこみなど子供の未来が奪われるような事が起きている。
貧しい環境などに飛び込むと、思いもよらない変な妬みや嫉みの負の渦に巻き込まれたりする。
私自身も収入をあえて落として転職した際の職場では金の話、専ら「生活保護を受けている人のほうが働かないのに自分達より収入がよく良い暮らしをしている」などといった同じような事柄ばかり話す人たちがいた。
特に生きて行く事に困っているわけでもないのに強欲で、自分で働いて得た物に満足できず、働いて得た物を大切に使わず、もうそういう事で常に頭がいっぱいなのだ。
私も夫の家族との交際で働いているのに苦しい立場となり、そういう心の貧しい人たちにかかわることが拍車をかけて一時期は頭がおかしくなりそうだった。
そういう人たちは不満をもらすだけで、自分の日頃の行動がつながっていることや結果をもたらすことを想像せず、責任も持たない。
何か解決しようとしたりもしないし、自分の良くだけで誰にも何も与えない。
子供がそういう悪意に触れるのは、親や周りの大人がそういうことを言っているからだ。
いい大人、助けてくれる人もいるかも知れないけれど子供は環境を中々選べない。
経験や記憶の痛みは、その人にしか分からないけれど、私たちは手を差し伸べることはできる。
未来を担う子供たちにどうか優しい手をさしのべて下さい。