夜明けの街で/東野圭吾 | ー こどもと暮らす ー

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こきちです。
子供中心の生活に変わり、ブログタイトルを「やむ、ヤム、yammy!!」から変更いたしました。
主に子供との時間、長年のライフワークである懸賞の事を書いてます。

不用品を処分して、また新しい本を1冊買いました!
落札者さんのおかげです。
ありがとうございます。

そして、今回はオクで落札させていただきました。
送料込み200円くらいでゲット♪
低価格にも関らず、スムーズで安定した取引でした。

オクは取引相手さえ間違えなければ、とっても楽しい。
本だと特に安く買えて、家まで届けてもらえるしね。

本を出品されている方で変な人は少ないように思いますが、
先払いなのだから「自分の身元も明かし、荷物にも差出人を記す。」
「入金があったら発送する」ということができない人もいます。

東野圭吾さんの本は人気で図書館にもおいてあるのですが、中々ね~順番が回ってこないのよ。
いつも貸し出し中。そんなに頻繁には行けないし。

落札してからハラハラさせられて大変な目にあわない為にも入札は慎重。
欲しい物を出品しておられる方の中から相手を選んで価格との兼ね合いも考えたら、限界まで入札します。
面倒くさいのでコレ!と決めて入札したら後は落札通知が来るまで見ません(笑)

本の状態にはこだわらず、私は読めたらそれでヨシ!派。
安定した取引をして下さる方が増えれば、もっとオークションの落札を増やしたいものです。
スムーズに取引が済めば、時間の節約にもなりますもの。
(あ、でも書店で書棚に向かい合って新本を手に取れる喜びも知っていますよ^^)

落札側からしたら、月間の取引額に応じた妙なオークションマスターのアイコンなど出品者の自己満のステータスシンボルで無意味ですから、出品者のマナースキルにアイコンをつけて欲しいですね。
3つもアイコンつけて何年、検索妨害も甚だしい迷惑な行いをしているのか・・・。
いや、そういうことしてるから抜群の効果で3つもアイコンついてんのか。
いやはや。



本を読みたいとき、大まかに以下の方法があります。
あなたならどれをチョイスしますか?


・図書館で借りる
・書店で買う
・ネットで買う(定価販売・店頭受取り型も含む)
・オクで中古で買う
・古書店、古本屋で買う
・本の交換サイトもしくは物々交換のサイトの利用
・掲示板やサークルでの無償のゆずりあい(ネットも含む)
・友達と貸し借り


私は全てを併用しています。
時間との兼ね合いですね。



肝心の感想!

タイトルでサザンの歌を連想しましたが、全くその通りでした。
シュチュエイションも横浜が舞台で不倫話ですね。

歌とともに松島菜々子さん主演の「スウィートシーズン」 のドラマも思い出しました。
アレはハッピーエンドでしたが。
ん?妻の所に戻るのがハッピーエンドなのか、不倫相手と結ばれるのがハッピーエンドなのか?
よくわかりません。考えたくない。

不倫ってありふれてるものなのかな?
女20人の女子会の時、相当盛り上がって、誰かが「不倫したことある人、手を挙げてー!」と言った時、挙手しなかったのは私と新卒の女の子の2人だけ。
その場の勢いで手を挙げた人もいたのかもしんないけど。
その後はみんな不倫話で盛り上がっちゃって、経験ない2人は爪弾き。
帰りに2人でアレ、マジなのかなぁなんて話すと、「私、自分がおかしいのかなあって横を見ると小吉さんも手を挙げてなくてほっとしました」と言われた。
ま、まあ、君は22歳だから・・・。
私はもっと変な汗をかいたよ。

不倫どころか、脳が論理派なもんで恋人がいる人を好きになったこともなく。
打算的なのかも^^;
片思いは経験あるけど、もう幸せな人を奪ってまで欲しいと思ったことはない。

今まで理解しようとも想像したりもしなかったので、そういう意味では「こんな気持ちになるのか」、「へぇ、こんな事になるのか」と不倫ダイジェストみたいで新鮮に感じました。

ミツグ君、メッシー、アッシー(笑)
主人公の男性は、私より少し上の世代ですね。
恋愛において、女性が男性を選べる女性優位のバブル時代。
女性をエスコートしたり、アレもコレもとサービス精神旺盛で満足させる事に喜びを感じる男達の世代。

そういう時代を生きた男性と25歳のイマドキの若い女の子とみせかけて、実は物分りの良過ぎる子。
実際の不倫はもっと、ドロンドロンなんでしょうね。

自分もだけど、友人にもやっぱりこんな事はして欲しくない。
「頑張って」っていえないもの。
奥さんや子供さんがどんだけ贅沢をできるか分からない費用で、海外旅行に出かけて嬉しそうに話す姿やイベントの度に家族を捨てさせ、自分のモトに走らせ、相手を追い詰めて、自分も追いつめる。

10年来の友達だったけど、自然と縁が切れました。
「よかったね」っていえなかった。
最後のほうは、「幸せになって欲しいよ」といっていたと思います。
さすがに「誰かの幸せを壊さないほうがいいよ」とは言えず。

彼女はいつも泣いていた。
私と出会った時は、元気一杯の笑顔のかわゆい子だったのに。
たまに笑うと、誰かを泣かせている陰で、よく笑えるなと心の中で思ったりもして、私も罪悪感にかられた。
不倫が長引くにつれ、鬱と爽を繰り返しているように見えた。
不倫は誰かの不幸の上に幸せな自分が立っているということは、本人が1番分かっていることですからね。
抜け出すのも決着をつけるのも自分の力です。
私は人生の余力の浪費だと思う。
不倫とは一生無関係でありたいものです。

1つ分かったことは、男性が若い子を好きな理由は、若い子と付き合うと自分の若かった頃を思い出して、その時のトキメキや何でもできそうな自信過剰気味だった頃の未来に対する明るさを取り戻したり、自分もまだ若い!と錯覚するからかもしれませんね。
道で行き交うサラリーマン、朝から下を向いて元気なく歩いている人いますね~。
もっとも、女性も負けてはおらず、若い男性が好き!年下が好き!という傾向になってきてるような気がします。
ロマンスは心の中にありき。
今のパートナーとの恋愛の継続ができたらいいのでしょうけど。
できない人はバーチャの擬似恋愛で満足するか、割り切るかしかないのかな。

最後のオチ、彼女が犯人かどうかはヨメませんでしたが、「父親の愛人」についてはすぐに分かりました。
東野圭吾氏の文章は無駄がなく、読みやすいのですが、登場人物から逆算すると分かりやすくあったりもしますね。




個人的好みで感想は、★★☆☆☆


夜明けの街で 角川文庫 / 東野圭吾 ヒガシノケイゴ 【文庫】
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(あらすじ)

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。
ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる------。
建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。
2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。
15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。
彼女は真犯人なのか?
渡部の心は揺れ動く。
まもなく事件は時効を迎えようとしていた・・・。