だ、誰?
ま、まさか振り切ったはずのストーカーに家をつきとめられたんじゃ?
音を立てないようびくびくしながら、覗き窓から見ると知らない男。
返事をしていいものかどうか息を殺していると、
「夜分すいません、下の階の者です。」とひと声。
気配を察知されたか

どうしよう。信用していいのか・・・

隣室の明かりがついている事、音もする事を確認して開錠したら、
「これ、間違って郵便受けに入ってました。
月曜か火曜に入ってたんですけど、遅くなってすみません。」
お礼を言い受け取り、差出人を見ると
「田中 太朗(仮名)」
着いたぞ、田中( ^ω^)∩
てか、誤配?
字はめちゃ汚いけど、住所は間違ってないし。
運が良かったなー


そっか。
取り合えず田中が心配してるだろうから、すぐ連絡を入れねば



メール便になってる・・・・

事前に質問欄から、「ゆうメール対応可能」か問合せをし、
落札後に「ゆうメールにて下記まで送付願います。」と伝え、
入金後に「お手数をおかけしますが、ゆうメールにて下記までお願いします。」と念押し。
文面からそそっかしそうな人だから、あれだけしつこく注意を促したのに。
しかも80円のメール便で

商品説明はメール便160円、差額の発生しようがない余裕たっぷりの1cm未満。。
発送時に差額に気づかなかったのか

送料290円貰って、80円で済んでなんかおかしいと・・
不思議に思わなかったのか、田中

さらに、お問い合わせ伝票番号から、
田中が 「届きましたか」 の連絡をくれた前日、
「04/06 投函完了」
荷物を心配してくれたわけじゃなく、届いてるはずなのに評価をいれないから催促したのか、田中。
伝票番号は送料を払う側のツールだぞ、田中

ところで、なんで私が安いメール便より、ゆうメールを選んだか。
それは確率の問題です。
郵便局も誤配や紛失、未着はあります。
たとえ郵便外務が公務員試験の中で楽勝と言われていても、
一応は国家試験をパスし、ある程度経験のある配達員か
昨日入ったばかりかもしれない、責任のないパートやバイトのおばちゃん連中か。
一目瞭然ですよね。
取り扱いも丁寧です
