「どーしよーココロちゃん。あたし分からない」
あたしの友達からの電話。
あたしも分かってはいたけど、
分からなかった。
どーして
付き合うことになったの。
何に惹かれたの。
意味が分からなかった。
高校からのあたしの友達
名前は「みかん」にしとくね。
みかんは
いつも周りを気にして
笑顔をたやさない優しい女の子。
気を遣いすぎてしまうのと、敬語がち(?)なみかんは
男の人からはちょっとガードの固い女の子って思われていたみたい。
昔は門限も早かったしね。
あたしもそう思ってた。
あと経験が浅いってのも
あったから。
あたしも人のこと言えないけど。
けどあたしとみかんは似ていたから
きっと付き合うのは素敵な人だろうって思ってた。
あたしが素敵な人と付き合えているか
はたから見たらどうか分からないけど、
あたしの彼は10人に聞いて、
10人とも「人はいい人に違いない」って言ってくれる人だよ。
自慢したいんじゃない。
みかんもそんな人、いや、
もっともっと素敵な人をつかまえるものだと思っていたから。
みかんからの電話があったとき
あたしは本気で全身が震えたんだ。
そして手足から体温が奪われていったの。
顔に手を当てるとひやっとして。
顔が体温奪われることを嫌がって。
10月だったからかな。
少し寒くなってきたせいかな。
冷え性だからかな。
大げさだね。
別に世間一般からしたら
大したことじゃないのかもしれない。
でもあたしには許せなったの。
※これは実話です。ただ、知人に見られてもバレないよう偽名を使っています。