「ママ、やって後悔するのとやらなくて後悔するの、どっちだと思う」
この質問に
「やって後悔」
と、答えた私。
それは何?と喉から手が出るほど聞きたいのに聞かなかった私は偉い!
心理学で「ビュリダンのロバ」という話があります。
ちょうど、正三角形の距離です。
さぁ、ロバはどちらを選ぶでしょうか?
・・・・・
答えは、「どちらも選べない」です。
このロバは、迷ったあげく選べずに餓死してしまいます。
ロバは水を飲めばよかったのでしょうか?干草を食べればよかったのでしょうか?
人は、常に二者選択の場に遭遇します。
どちらかを選ぶ。
正解はありません。
どちらも選んでも、後悔はあるということです。
意思決定には、多かれ少なかれ痛みが生じると言います。あっちの方が良かったんじゃないかと「後悔」と「不安」がつきまとうことになるからです。
選択に正解がないからこそ、迷い動けなくなる時があります。
「正しい選択はない」からこそ「自分の意思で決める」ことが大切です。自分で決めたと言う事実が後悔を受け入れられることに繋がるからです。
さっきの娘との会話をよく考えると、娘は分かっていたのか?
最初から、どちらも後悔すると言っていましたから。
何ごともやってみなくてはわかりません。
一番後悔するのは、「やらなかったこと」だと、私も自分に言い聞かせています。