たまたま、おすすめに出てきた

鳥居りんこさんのコラム


これまでの取材経験で筆者は、

「心と体のバランスがうまく取れない」という成長期の影響が強いように感じている。


そう、

鳥居りんこさんは、まとめられていた。


 


今なら、それはストンと腑に落ちる。



だけど、こちらのお母様が、


何かが嫌だから行けなくなっているに違いないって思って。

ひとつずつ、考えられる理由を確認していった


という思考、行動に走ってた心情にも共感できる。



『イジメはない、クラスメートや先輩とのいざこざもない、お弁当を一緒に食べる友だちもいた。勉強もついていけないほど難しくはなかった。今でも学校は嫌いじゃない。通えるなら通いたい』


と言うんですよ。


理由もないのに、学校に通えなくなるなんてことがあるでしょうか?




当事者になる前。


子供が小学生だった頃にコレを目にしてたら、

「んなこと、あるわけないやん」って、

軽く読み飛ばした気がする。


あるわけない!


そう、自分の中で、勝手に断言できたから。


子供が熱望校に合格したら

人生のすべての葛藤や苦しみから、

母娘で解放される。


私達の未来は、もう自由だ!


だから合格発表の日にも、

素であんな勘違いができた驚き



そう、信じてた。



そんな私だったから、

当時なら、こんなコラムを読んでも、


そんな風になるなんて、


子供(雪乃さん)は、

そこが志望校だったフリとか、

行きたいフリとか、してたんじゃないの?


無理して大人の前で取り繕ってるんじゃないの?


とか、


もしかしたら、

可哀想に、とまで思ったかもしれない。。



大人が、

子供の本当の気持ちを

理解しようとしてやってないんだ、とか、


勝手なことを想像して、

雪乃さんを憐れんだり、

大人に憎しみを抱いたりした気がしてくる。


ホント、どの口が言う??




このコラムは、ハッピーエンドだったおねがい


中2を迎えた雪乃さんは、

ウソのように学校に通えるようになった


今だから、心からただ良かったねと思うおねがい

 


だけど、もう少し昔なら、

妄想から大きなお世話な発想に走った気がする。



人は、自分が

理解したいように物事を見る。


思い込みフィルターを

通してしか、

物事を見られない。



自分の想像力のキャパの外まで、

なかなか、視点を動かそうとしない。



私自身は、

学校という空間を好きになれなかった。


だけど。それでも。


そこから外れるなんて選択肢は、

考えられなかった。


嫌だ、苦しいといいながら、

むしろ自分から、

レールの真ん中に乗っていった。



あんなに、合わない空間と思いながらも、

学校というものに依存していた私だったから、


本当に行きたいと思う人の心境が、

良く、わからなかった。


そういう不思議なジャンルの人たちが、

行けないなんてことがあるなんて、

想像さえできなかった。



「心と体のバランスがうまく取れない」

という成長期の影響


それが、

唯一無二の答えではないと思う。


原因は、人の数だけそれぞれだと思う。


解決せねばならない問題を

外に抱えている場合もあるだろうし、


学校という空間に、

そもそも合わない人だっている。


むしろ、私は、そちらの気持ちのほうが、

まだわかる気がする。



だけど。


学校は嫌いじゃない。通えるなら通いたい


雪乃さんは、はっきり言っている。


本気でそう思っていて、

それでも心身が思うようにいかないということは、


存在しない犯人探ししても意味がない。


「心と体のバランスがうまく取れない」

という成長期の影響


だということだ。



学校は嫌いじゃない。通えるなら通いたい


最初っから、

雪乃さんは、そう言っている。



その発された言葉を、

素直に、フラットに、ただ、そう聴くこと。


それだけのことが、

どうしてこんなに、難しいのだろう。


雪乃さんの願いが叶って、本当によかったおねがい



下矢印に続く






イベントバナー



イベントバナー