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彼に結婚する気はなく今のままでいいと言われた冷麺。
言われてすぐには自分の感情が咀嚼できず、通常通りご飯を作りましたが、暫くしてスンッて無表情になって家出しました。
1日家出して友達に相談し、彼と改めて話し合うことに。
カオさんのアパートに戻り、
「お話があります」
と伝えると、え?という感じで私がショック受けたことは気づいてない様子でした。
※私のこういうやり方は良くないので、良くない見本として見てください。本来なら不機嫌にならずにすぐ話し合った方がいいと思います
「昨日、結婚願望あるか聞いた時、カオさんは結婚願望あるけど結婚する気はなくて今のまま事実婚みたいな状態でいいって言ったこと、ショックうけたよ。」
「…」
「同棲してから結婚した友達に相談してみたら、期限を決めて同棲するのがいいって言われたよ。
その友達は付き合って一年、その後結婚の事で揉めて別れたけど復縁してスピード婚したって」
友達の馴れ初めを一通り話しても、無言のままのカオさん。
「うちも付き合って1年、同棲して半年経つけど、どう思ってる?これまで付き合って」
と聞いたら
「連休の時ブチ切れた冷麺が怖かった…。」
「………」
「………」
「え、それだけ?」
「それが凄い印象に残ってる。あとは…仕事で疲れて死人になってる冷麺。」
悪い印象しかねぇぇぇ
まじかーー
毎日ご飯作って出してるとか、そーいう努力事項はほぼほぼ記憶に残ってないということね…。
悪い記憶は強く印象に残るのは分かるけどそれだけのイメージって。。
「そっか…
分かった。それじゃ、アレだね」
サーと、脳天から下に血が下がる思いがして、私がダメだったと思いました。いつでもご機嫌で不機嫌になりたくないのに、思う通りにならないと不機嫌になってしまう自分。どう考えても自分が悪い。
「私は、結婚したくてそういうパートナーを探すために真剣に婚活してたよ。同棲も、結婚できるか見極めるためにやってると思ってて、自分なりにご飯作ったり努力してるつもりだった。
けど、そういうイメージしかないんじゃ、ダメだったね。」
「結婚、ていうけど、結婚ってそんないいものじゃないよ」
「1回結婚したからそう言えるんだよ。私はしたことないんだよ。結婚は目標だったんだよ。」
「今は結婚しちゃいけない時期なんだよ。
ゲッターズ飯田がそう言ってるんだ」
え?
ゲッターズ?占い??
「今は動いちゃいけない時期で、あと二年経つと大丈夫な時期になるんだけど。まぁとにかく今年結婚すると離婚する可能性が高いというから怖い」
と言ってきました。
ハアアアア??
「でも冷麺が強運時期だから、冷麺の動きに合わせるのもひとつのやり方とある。とりあえず2024年は大きな変化はない方がいいとあるよ」
ハアアアア?
「占いで人生決めるの?もしゲッターズが2年後にまた動くなっつったら辞めるの?」
「………」
「そういうの変だと思う。」
「占いは道標で、離婚した時にゲッターズの見たら全部当たってたんだ。だから、また離婚したくないから…」
「トラウマがあって怖いのも気持ちわかるけど。もし今後二、三年経ってどうなるかは全く分からないじゃん。普段から将来について何の話し合いもないし、まるで学生の恋愛ごっこだよ。
同棲して満足したのかもしれないけど、私はいつか家庭持って結婚したいから、そんな考え方では一緒にいれない。数年経って、カオさんが若い子と付き合うから別れてという話も有り得るでしょう」
「そうだね」
「私だって今の付き合い方じゃ、他に男性見つけてそっちと付き合うというのもいつでも出来る関係なんだよ。そうなっても良いと思ってる?」
「もし、そうなったら、それは仕方ないことだと思ってる」
そっか…友達は、彼氏が彼女しかいない、と気付いて復縁したけど、カオさんは別に付き合ってるのが私じゃなくてもいいんだ。
そう知ったら、フッと悩んでた気持ちが軽くなりました。
今は仕事が不安定だから、仕事を安定させて一人暮らしの準備が出来たら離れようと。(派遣の契約満了が数ヶ月後に決まってました)
「…分かった。」
と言って、覚悟を決めました。
しばらくの無言ののち、カオさんは
「寂しいなぁ。やっぱり冷麺がいないと寂しくなるよ。隣にいると楽しかったもん」
「そうだね。楽しいことはあったね」
「寂しい…」
彼は自分の寂しさを埋める一時の愛玩物だけ欲しいのかもと思いました。
とりあえず、今すぐ別れる選択ではなく期日を決めて離れると考えたので、
「なにも別れ話してる訳じゃないんだから、建設的な話をしてこうよ」
と言いました。すると、
「どうすればいいの?どうすれば?」
と、いい大人なのに考えられないカオさん。
「例えばさ、お互いの親に挨拶するとか。もう半年も経ってるんだよ。もしどちらか急に事故って重症ってなったとき、お互いの親と顔見知りだった方が安心でしょう」
と言いました。
それを聞いて、数分考えたカオさん。
「冷麺の家に挨拶に行きます!!!」
と言ってきました。
え、断ると思ったのにまさかの挨拶実行になった。
つか、言葉通り「挨拶する」としか受け取ってないからなんの重みも責任感も無いだろう
そんな訳で、一転、冷麺の実家に挨拶に行くということになりました。
続く