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9歳下のスーツさんがクルーズディナー旅行に誘ってくれました。
水族館に行ったあと、カフェレストランでお食事。その後、少し海の周りをお散歩してからクルーズディナーへ向かいました。
船に乗ってご飯を食べるなんて非日常的。何を着ていけばいいか迷いましたが…高価なドレスは持ってないのでセールで購入したスカートとブラウスで行きました
周りを見ると、高齢でセレブな雰囲気の方々や、キレイめの服を着たカップルなどがいました。
元彼は同じく年下だったけどフリーターでお金が無く、こんな経験出来なかったなぁ…と思い、スーツさんに感謝しました。
その後フルコースディナーを頂き、ワインも頂きました。
不慣れで、美味しいんだかそんなんでもないのかよく分からない私。素敵な演奏を聞いたりしながら時間はすぎ…。
食後、甲板に出て風に当たりながらナイトクルーズを楽しみました。夜景が素敵で、少し酔ってきてる私。
スーツさんに、
「本当にありがとう。こんな経験出来たのはスーツさんのおかげだよ。」
と伝えました。
スーツさんは
「良かった」
と言って笑顔になり、しばらくお互い夜景を黙って見ていました。
私はふと、気が緩んで
「実は今仕事が上手くいってなくて…頑張ってはいるけど、職場の人に何故か無視されたり私だけ教えて貰えないことあったり。言い方もきつく言われたりして、辛かったんだ。
でも…今日の旅行で、少し気が紛れたよ。ありがとう」
と伝えてしまいました。
スーツさんは、
「そうだったんだ。
良かった」
とだけ言うと、あとは何も言わず、私の手に触れてきて、
「早くホテルに戻りたいね」
と言い、その後はホテルにもどるのに電車を乗り継いだり歩いたりしていたので、お互い疲れていたのか無言で移動しました。
ホテルに戻って、すぐスーツさんはガバって来たけど、私はそんな気になれなくて。。
やっぱりどこか距離を感じました。
私としては、思い切って仕事の悩みを話したので、もう少し何か言葉や意見が欲しかったのかもしれません。
そんな辛い目にあってたの?
それは酷いね
とか、共感だけでも良かったのかも。
でも、元々スーツさんは頭が良すぎるのか、私とは話の内容が合わないことを感じていました。
スーツさんは賢いし、仕事も出来ると思うので仕事の愚痴は言いません。
出来すぎるから、以前同僚の仕事のアラが目について何か言いたくなる程だったので、おそらく仕事が出来ないポンコツタイプは好きじゃないんだろうなと思ってました。
だから私も仕事をテキパキやって問題なく過ごしていないといけないし、弱音は吐けないと思ってました。
また、スーツさんはアニメや漫画等も見ないので共通の趣味の話もしなかったし、普通に仕事も生活も上手くいってるよ、という話か最近作った料理の話などをするだけで無難に付き合っていました。
けど、私は本当は仕事が辛いと思っていて、それをスーツさんに助けて欲しいと思ってました。
旅行で、こんなにしてくれる人だから、信頼して自分の本心を言って受け止めてもらえたら…いいなと思って言ってみましたが。
さらっと聞くだけで、特に他人事のように対応されて終わったので、その時サーーーッとスーツさんが遠くなるような、心の距離を感じてしまったのでした。
とりあえずそのまま2人で過ごし、翌日はチョコレート好きの私のためにピエールマルコリーニのお店に連れてってくれて美味しいデザートを頂きました。
帰りも駅まで送って貰えたし、充分に色々してくれてるスーツさん。
とても感謝したのですが、どこか寂しいと思っていました。
それは私の甘ったれた依存心のせいだったんですよね。
自分のことは自分で考え、問題があったらどうしたら良くなるか考え、それを実行し常に改善していくよう…
自分の人生なんだから、自分軸で考える
ということが、出来なかったんです。
つらいと言った時に、スーツさんに
それは辛いね
俺と結婚して仕事もパートとかでいいと思うよ
とか言って貰えたらな~
なーんて甘いこと考えてたんですよ。
自己中モンスターですよ。
そりゃー上手くいかないわ。
自分の生きる道は自分で舵をとってすすむ!ということが出来てなかったんです。
ブログに改めて書いて見ると、スーツさんはできる限りのことをしてくれてたなぁと思います。
スーツさんは自立した年上の女性を求めてたのかもしれないとも。
続く
☆暑くなってきましたね!Tシャツとパンツでゆるっと楽に過ごしたいです。