*20th Anniversary Short Trip to Las Vegas - 2nd Day*
先週はずっと30℃越えの気温でバテ気味でしたが、今週は20℃台におさまってくれて助かりました。
低血圧な私、真夏日はちょっと家事をしただけでヘロヘロに疲れてしまうのです。
焼肉か何か
で(←新しくなったエディター、絵文字が沢山で楽しいですねぇ^^)気力と体力を盛り上げて乗り切るしかないかな…まだ2月なんですけどねぇ。
さて、ラスベガス小旅行、後編。
二日目の朝です。
休日の朝食はラテとクロワッサン等のペストリーを食べることが多い我が家。
旅行先ではルームサービスを取るか、近くにカフェがあれば夫が開店を待って(私達、大抵5時起きなんです)買いに行ってくれるのです。
今回のベラージオには一階にカフェがあるので、前の晩、カジノ遊びの合間の休憩にアイスクリームを食べに入った時に目星をつけておいたシナモンロールを買ってきてもらいました。
お部屋でしばらくのんびりした後、夫がアニバーサリーに私が以前から欲しがっていた腕時計をプレゼントしてくれることになっていたので、ショッピングモール「クリスタルズ」(→「The Shops at Crystals」)へ出掛けました。
ホテルから徒歩で20分の筈なんですが…ホテル自体も大きいですからねえ、どの出口から「20分」なんでしょ…?
近いようで遠い、蜃気楼の街ラスベガス。
覚悟して出かけたのですがちょっと迷って(iphoneを見ながら行ったんですけどねえ)余計に歩いたので、疲れました…往復1時間くらいは歩いたのでしょうか。
ハイ、アメリカの車でのドア・トゥー・ドアの生活に慣れてしまって、すっかり足が軟弱になってしまっています。
おまけに、そのお店にはお目当ての時計が置いてなかったのでガックリポン…(でもピアスを買ってもらって嬉しかったんですけどね)。
ホテルに戻ったら丁度お昼時。
ベラージオの一階にある、中華料理の店「ジャスミン」(→「Jasmine-Bellagio Las Vegas」)が、この日から点心のバッフェを始めたというので迷わず入りました。
*Jasmine Chinese Restaurant at Bellagio
食べながら噴水が見られる♪…ハズだったのですが、どうも夢中で料理を取っている(and/or 食べている)間に終わってしまったらしく、見られませんでした…。
オードブルのセクションには生牡蠣やカニもあって、カニ好きの夫は大興奮!(笑)、嬉しそうに食べてました。
私は大好きなハーカオ(エビ蒸し餃子)にフカヒレ入り小龍包(アルミカップ入りのです)、ロスのお店では見たことのない金魚型(?ですよね?)の餃子各種という手堅いチョイス(お皿の手前、黄色のガーゼに緑のリボンがついている包みは牡蠣用のレモンです)。
*Dim Sum from the Buffet
ちょっと気になったんですけど、このお皿、ウェッジウッドの「インディア」を模してありますよね?(好きなパターンなので我が家でも少し揃えてます。→「お元気ですか?-2012年度感謝祭のローストチキンと定番メニュー」、「(Jasmine & COCOの)バースデーディナー2013」)
私、気に入るとそればかり食べちゃう傾向があるのです…どれもあっさり目の味付けでおいしかったので、餃子類はおかわりしました。
バッフェだとおこわもお粥も、少しずつ味見出来るのがいいですね。
桃饅もゴマ風味の白っぽい柔らかい餡で、とてもおいしかったです。
金魚の餃子は…やっぱり赤い目がちょっと怖いかも…。
「金魚」というより某人魚漫画の「なりそこない」を思い出しました^^;(ご存知の方、いるかしら…?)。
デザートの小さなパフェは、マンゴー(プリンというよりはとろりとしたクリーム状でした)とチョコレートのムースです。
*Mango Pudding, Chocolate Mousse, Macarons and Chocolate Tart
チョコレートのタルトに、マカロンは5、6種類あった中からレモンとピスタチオ。
本当は全種類食べてみたかったんですが、マンゴーパフェに散らしてあるクッキーは食べられなかったほど満腹だったので、諦めました。
LAでいつも食べている飲茶と比べると値段は5倍程でしたが、種類と内容、サービスが充実していたので、また来たいと思いました。
この後は腹ごなしにホテルの中を散策。
ジャン・フィリップ・パティスリーのチョコレート・ファウンテン(「噴水」というより「滝」では?と思うのですが)、いつも思わず口を開いて見上げてしまいます。
*Chocolate Fountain at Jean Philippe Patisserie
世界最大のチョコレート・ファウンテンとしてギネスに認定されています。
現在のフランスパティシエ界でもトップに君臨するジャン・フィリップ氏のお菓子は、今回も食べる機会を逸しました(飲茶を食べ過ぎた~)。
…次回来た時は必ず!
この後は性懲りもなく、またカジノに挑んだのですが…。
銀之丞、絶好調!
私、絶不調!
あれよあれよと思う間に残金が減って行くのを見ていると、子供の頃見たアニメ「いなかっぺ大将」を思い出します(多分私が6、7歳くらいの時?)。
東京で初めてタクシーに乗って、みるみる料金メーターが上がって行くのをガマ口片手にハラハラしながら見つめていた大ちゃんが、スロットマシンの前に座っている自分と重なるんですよね(子供心に「だいちゃん、おかねたりるかな…」ととっても心配だったんです)。
…おかしいわ、私、今年はギャンブル運はいいハズで…と食い下がる私を、姓名判断で「生まれながらの強運のギャンブラー」と判定された夫が止めます。
「まあまあ、予約したショーの時間もあるし、取り敢えず夕食にしようよ。」
止めてもらってホッとしました…ムキになっても勝てるものじゃありませんからねぇ。
6時に、やはりベラージオ内にあるスペイン風フランス料理の店「ピカソ」に予約を入れてあったのです。
*Picasso Restaurant at Bellagio
スペイン出身のシェフ、ジュリアン・セラーノ氏が、同じくスペインに生まれフランスで絵画を学んだピカソにインスパイアされ、スペインやイタリアの流れを汲んだ地中海風フレンチへと行き着いて開いたお店…だそうです。
レストラン内にはピカソの作品やコレクション、写真が飾られています。
テラコッタのタイルや梁がむき出しの天井からは鄙びた、でも落ち着いた雰囲気が漂います。
お皿も楽しい。
自分では絶対に買わないようなお皿を出されるのって嬉しいですね。
まだあまり人がいなかったので、夫は店内を少し見て回っていました。
私もはしたなくならない程度にそっと店内を見回しながら、お料理とワインを決めました。
かわいい色合いの絵…これくらいだったら我が家に飾っても違和感ないでしょうか(飾れないけど^^:)。
さて、アミューズはスクウォッシュのスープとニンニク風味のクリームコロッケでした。
*Amuse-Bouche (Squash Soup and Cream Croquette with Ham)
ほんの一口のアミューズ・ブーシュなのに、スープの中のアーモンドの香ばしさと、クロケットに添えてあるハムの味の絶妙さに唸ってしまいました。
さすが、ミシュランの二つ星を始め、様々な賞を獲得しているレストランです。
メニューはデザートを入れて4品のプリ・フィックスのコースから選ぶようになっていました。
夫が選んだ一品目の前菜、「ウズラの温かいサラダ、アーティチョークのソテーと松の実添え」です。
*Warm Quail salad with Sautéed Artichokes and Pinenuts
私は「ポーチト・オイスター、オセトラキャビア添えベルモットソース」を。
*Poached Oysters Garnished with Osetra Caviar, Sauce Vermouth
牡蠣を包むレモンとベルモットの酸味と香りがキャビアの塩気で引き立って、とてもおいしかったです。
夫の2品目は「メバチマグロのタルタル、アボカドのマッシュ添え」。
*Big Eye Tuna Tartare with Mashed Avocado
アボカドのないところを味見させてもらいましたが(私、アレルギーなので)ごま油が使ってあったのでいわゆる「ポケ」の味でした。
私の2品目は「フォアグラのトルション」。
前回レストランで食べた時、出てきたのが薄く削ったものだったので(→「鹿肉は眠り姫の高貴な香り?-コンサート前のディナー at PATINA」)どこか物足りなかったのでしょう。
*Foie Gras au Torchon with Toasted Brioche, Washington Wild Huckleberry and Port Coulis
「トルション」とは布巾のことだそうです。
布巾に筒状に包んで茹でたフォアグラの厚切りが、トーストしたブリオッシュの上に乗り、グラハムクラッカーを砕いたものとハックリベリーとポルト酒のソースが添えてありました。
口の中でじんわりと溶けていく濃厚な脂肪の味と甘酸っぱいソース、グラハムクラッカーの味…あれ、何かを思い出すなぁ…。
3口食べてやっと「あっ、レアチーズケーキのブルーベリーソース添えに似てる!」と思い至りました(これです。→「初公開!リピ率No.1のレアチーズケーキ」)。
次回、フォアグラが食べたくなったら自分でレアチーズケーキとブルーベリーソースを作ればいいのかなぁ…(いや、違うって)。
…やっぱりフォアグラは厚切りがいい!です。^^
夫はこのフォアグラと、この時頼んだ赤ワイン(南米産のマルベック)のマリアージュが「完璧だ!」といたく感動していました。
少しお腹が膨れたところで、混んで来た店内を見渡してみたりして。
夫が、この私の席の後ろに飾られていたガラスの花瓶をとても気に入っていました。
夫がメインに選んだのは「乳飲み仔牛のチョップ、ローズマリーポテトと肉汁添え」。
*Roasted Milk-Fed Veal Chop with Rosemary Potato and Au Jus
家に帰って来てから、夫は「どうしてもこの時メインに何を食べたのか思いだせない!」と言ってたんです。
「仔牛を食べてたじゃない」と言っても半信半疑だったんですが、ここに証拠写真がありますからね。^^
メモラブルじゃなかったってことは、そんなに美味しくなかったということ…?
いいえ、一口もらいましたが柔らかく、若いけれど旨味ののったおいしいお肉だったんですよ。
夫が言うには、フォアグラとマルベックが素晴らしすぎて、後のお料理が霞んでしまったのだそうです(「このくらいの仔牛料理ならボクでも作れるナ」、「付け合わせのポテト料理ももっと美味しく面白いものを作れるよ」とも言ってましたけど…^^)。
さて、私のメインは…「眠り姫、再び」(→「鹿肉は眠り姫の高貴な香り?-コンサート前のディナー at PATINA」)。
*Sautéed Medallions of Fallow Deer with Caramelized Green Apple and Zinfandel Sauce
鹿肉のソテー赤ワインソース、青りんごのキャラメライズ添えです。
ここで申し上げておきたいのは。
実は鹿肉は、決して私の好物という訳ではないのです…少し野性味が強いんですよね。
でもしかし、前回一つ星レストランで鹿肉を味わったとなれば。
二つ星の鹿肉やこれ如何に、と比べてみたくなるのが人情じゃあありませんか。
で、結論は。
「星一つの差は大きかったです。」
この鹿は「ファロー」という種類で、前回「PATINA」でいただいた種類とは違っていたのかも知れませんが、火の通り加減も味付けも盛り付けも、こちらの方がずっと繊細で私好みでした。
ついでに言うならばサービスについてもです。
お皿の出てくるタイミングが申し分なく、始めから終わりまでとてもリラックスして食事を楽しめました。
コーヒーサービスのセットも面白い♪
夫が選んだデザートは「温かいフォンダンショコラ、ミルクチョコレートとオレンジのアイスクリーム添えグランマニエ風味」。
*Warm Chocolate Fondant with Milk Chocolate Orange Ice Cream, Grand Marnier
私のデザートは「アールグレイチーズケーキ、ブラックベリー、アールグレイラテのシャーベットとベルガモットのパートドフリュイ添え」。
*Earl Grey Cheesecake with Blackberry and Earl Grey Latte Sherbet, Bergamot Pâté de Fruit
こちらでは紅茶味のデザートをあまり見ないので、メニューにあるとどうしても素通り出来ないんです。
ベルガモットのゼリーは初めてでしたが、微かな苦味が満腹の胃には返って食べやすかったです…ブラックのコーヒーといい組み合わせでした。
どれも美味しかったんですが、4品コースのボリュームは、私にはちょっとだけ多すぎ…ケーキの半分は夫に手伝ってもらいました。
*Petits Fours
プティフール、私は殆ど入らなかったんですが、ミントのメレンゲがさわやかでした。
窓の外の噴水ショー、今回はちゃんと見られました。
全部で5回くらい見られたかな?
帰りにもらったお土産です。
*Parting Gift from Picasso
中身は小さなカップケーキでした(LAに帰って来た翌朝、楽しかった旅行を思い返しながらコーヒーと一緒に味わいました)。
*Mini Cupcakes
食事の後は、ベラージオから歩いて10分程のところにあるショッピングモール 「ミラクルマイル」 内の V-
*"Ultimate Variety Show" at V Theater
「究極のバラエティー」だけあって、ドラム演奏から始まり、マジックあり、関節はずしダンス(?)あり、スケートのアクロバットあり…と盛り沢山のショーでした。
どの出し物も迫力満点だった上に一番前の席だったので、ステージの熱気に当てられたのか(アクロバットはこちらにぶつからないかとハラハラする程でした)、何だかボーッとなってホテルに帰って来ました。
そして。
最後の夜だし!と、いつになく真夜中過ぎまで(普段9~10時が就寝時間です)カジノで遊んだのですが…。
私、負け越し。
夫、勝ち逃げ。
…おかしいわっ、私今年はギャンブル運は…。
$~$~$~(ー~ー。)クーッ…~$~$
…まぁ、20年前、銀之丞に出会った時に大方の運を使い果たしていたのだと思えば。
アキラメはつく…カナ?
私が逃した運が皆様のところに回って行きますように⭐︎
どうぞよい週末を♪