*不具合があったようなので同じ記事を再度アップしています。
「フュージョン（Fusion）」…「融合」とか「統合」等と訳されますが、今では「フュージョン料理」というのがレストランの一カテゴリーになっているようですね。
「フレンチ・フュージョン」「チャイニーズ・フュージョン」「タイ・フュージョン」のように、中心となる料理の方向性は決めて、そこに複数の国の素材や調理法を加えてアレンジした料理を出すレストランが数年前から増えて来ています。
でも、生春巻き、カリフォルニアロール、ハンバーガー、パスタ、照り焼きサーモン、タコスが一つのメニューに載っているようなレストランはアメリカには以前からあって、これがいわゆる「カリフォルニア・キュイジーヌ」。
テーブルの国際化が進んでいるということは、社会的にもまた…ということであらまほしき事なのでしょうが、どれも要するに「アメリカナイズ」された料理、とも言えるような気もします…。
前置きが長くなりましたが。
銀之丞が作ってくれた一昨日の夕食です。
プレートは思いっきり東南アジア風。
「これは何料理なの？」と聞いた私に「フ～ム、強いて言えば『地中海フュージョン』かな…。」
左から、パンチェッタとオルツォパスタのソテー、タイム風味のエビのグリル、マンゴーサルサ風サラダです。
メインのエビのグリルです。
＊Grilled Jumbo Shrimp
ジャンボシュリンプを殻ごと、タイムとにんにく、ライムの絞り汁、オリーブオイルでマリネしてオーブンで焼いたものですが、タイムとエビの組み合わせが美味しかったです。
「プリプリ」というより「ぶりぶりっ」とした噛みごたえのエビは甘味があって香ばしく、夢中で平らげてしまいました。
まるっきり炒飯のように見えますが、これはお米の形をしたパスタ「オルツォ」。イタリア語で「大麦」のことですが、原料ではなく見た目からついた名前でしょう。
＊Orzo Pasta with Pancetta, Pearl Onion & Peas
夫はこれでサラダを作ることも多いのですが、昨日はパンチェッタとパールオニオンとグリーンピースと一緒に炒めてありました。
そしてこちらはカラフルなチェリートマトとマンゴーのサルサ風サラダ。
「サルサ」はスペイン語で「ソース」のことですが、アメリカではメキシコ料理で出て来るトマトベースのソースを指すことが多いです。
＊Salsa Style Salad with Mango & Multi Color Cherry Tomatoes
このサラダはその「サルサ」に欠かせない材料であるハラペーニョ（青唐辛子）とシラントロ（香菜、パクチー）と紫玉ねぎをライムの汁で和えてあります。
数種類の色が混ざったチェリートマトを一箱買ったのですが、皮は緑で中は赤い、まるですいかのようなトマトもあって（写真の中央です）楽しかったです。
ここでビール…でもよかったのですが、一昨日もかなり暑かったので、すいかのグラニータを食前酒代わりにしました（これだけは私が作りました）。
＊Watermelon Granita
すいかをブレンダーにかけてジュースにし、濾して種を取り除いた物に味を見ながらウォッカと、必要ならお砂糖のシロップを少量加えます。
冷凍庫で２時間程凍らせて固まりかけたら全体をほぐすように混ぜ、再び凍らせます。これを２～３度繰り返して出来上りです。
フランス語の「グラニテ」の方が聞き慣れた感じがするのですが、コンセプトが「地中海風」と言うことなので今回はイタリア語の「グラニータ」ということにしておきます（スペイン語の「グラニタス」でもいいんですけど…）。
私はアルコールに弱いのでウォッカは控えめに入れたつもりなのですが…。
他には白ワイン（これはフランス産のプイィ・フュッセでした）をホンの少量飲んだだけだったのに、食後は結構いい気分になってしまいました。
ウォッカの代わりにコアントロー等他のリキュール類でも結構ですが、すいかのほのかな香りを消さないためには、香りも味もニュートラルなウォッカがいいような気がします。
空には鱗雲が出るようになりましたがまだまだ気温は高く、今日も体温越えのシャーマンオークスです。
いつになく湿度の高い寝苦しい夜が続いていて、夫も私も少々バテ気味…。
でももちろん食欲が衰えるわけではなくて。
暑い時ならではの楽しみを謳歌することに致しましょう…と、夫はビールの、私はアイスクリームの消費量がにわかに増えた８月となったわけですが、９月もこんな感じなのかなぁ？あはは。
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