ジャック・オ・ランタンとカボチャの種のロースト | COCOのおいしい話

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*Roasted Pumpkin Seeds and Jack o' Lanterns*


10月もいよいよ晦(つごもり)ですね。

ファーマーズマーケットやショッピングモールもあちこちにカボチャや案山子のオブジェが並び、ハロウィーン気分が(サンクス・ギビングと兼用だけど)いよいよ盛り上がっていました。


COCOのおいしい話-Jo'L、FMのオブジェ


ハロウィーンを翌々日に控えた昨日の土曜日、私はほとんど生まれて初めての「ジャック・オ・ランタン」、カボチャ提灯作りに挑戦しました。

「ほとんど」というのは、サンフランシスコで英語学校に通っていた頃、一度作らされたことがあったからです。クラスメートと2人で1つだったので、あまり自分で作ったという気はしませんでしたが、カボチャに思ったより簡単にナイフが入ったのでビックリした覚えがあります。

このジャック・オ・ランタン、玄関先に飾っておくと「この家にはハロウィーン用のお菓子を用意してありますよ。」という意味になるのだそうです。

結婚してからはずっとアパート住まいだったこともあって(ご近所も子供がいない家庭が多かった)、毎年一応少しだけキャンディーを用意しておいたものの、子供が来ることはあまりなかったんです。

でも今年は一軒家に移ったことだし、近隣には子供のいる家も多いらしいし、銀之丞もウン十年ぶりだというパンプキン・カービングに二人でトライしてみました。

銀之丞は直径30cmくらいの普通のランタン用のを。私は初心者には小さい方がやりやすいカナ、とスーパーでパイ用として売られていた小玉スイカほどの大きさのカボチャを使うことにしました。

面白いことに、もうカボチャを選ぶところから個性が発揮されるんですよね。

私がなるべく均整のとれた、きれいな球形の物を選ぼうとするのに対して(A型)、銀之丞は「キャラクターがあった方が面白い」とわざわざひしゃげた、扁平な面のあるカボチャを選ぶんです(B型)。

ふーん、そういうものなんですか…。あっ、だから私と結婚を?(えーっ、アタシのどこがひしゃげてるってー?!`ε ´)

まず、紙に描くなどしてだいたいのデザインを決めて、油性ペンでカボチャに絵付けをします。わたしはオーソドックスにいこうと、ピグライフのおばけカボチャを参考にしました。


COCOのおいしい話-Jo'L、絵付け


私がおっかなびっくり、やっとふたにする部分に切り込みを入れ終わった時、もう銀之丞は中身のかき出しも終わって顔の彫刻にかかっていました…。

使ったのは料理用のペティナイフです。日本の食用カボチャの様に目がつんでいないので案外簡単に切れるんです。


COCOのおいしい話-Jo'L、ふた切り取り完了


後ではめやすい様に、ふたには一カ所ツメを作っておくといい、と銀之丞のアドバイス。なるほど。

種をかき出すには、薄手で柄の長い韓国料理用のスプーンが具合よかったです。


COCOのおいしい話-Jo'L、中身のかき出し


私のは食用のパンプキンだったので、この種は取っておいて後でローストして食べることに。

片目終了の銀之丞のランタン。ビッグスマイルが彼らしい?


COCOのおいしい話-Jo'L、銀の片目抜け


ちょっとコワイ…けど、ハロウィーン用はコワイのが正解ですよね。

私はやっと中身をきれいにして…。


COCOのおいしい話-Jo'L、中掃除完了


だいたい出来上り。細部をもう少し削って行きます。


COCOのおいしい話-Jo'L、COCO's完成品


一心不乱に彫っていたら銀之丞が「あ、ハミングバードが来た!」 ハチドリが庭のキンレンカの蜜を吸いに来たんです。

お隣の庭に生えている竹にとまったところをところをパチリ。慌てて撮ったので(いつもすぐ飛んで行ってしまう)ちょっとボケていますが…。見えますか?左下です。


COCOのおいしい話-Jo'L、ハチドリ


上の写真を拡大してみました。体長7、8cmくらいでしょうか。


COCOのおいしい話-Jo'L、ハチドリアップ


銀之丞はもうキャンドルを入れて点灯式。


COCOのおいしい話-Jo'L、銀’s完成品


中に入れるキャンドルはこれ。専用のをスーパーで買って来ました。


COCOのおいしい話-Jo'L、キャンドル


残ったペンを除光液でふいて私のも完成。こういう物って仕上がりが作った本人に似るような気がします…。


COCOのおいしい話-Jo'L、銀&COCO’s完成品


銀之丞&COCO?!

英語学校では「中に酢を塗ると長持ちする(腐りにくくなる)」と教わりましたが、すごい匂いになるのでパス。銀之丞も寒いミネソタ育ちだからか、やったことがないと言っていました。

月曜までなら大丈夫、保ちそうです。暗くなるのが待ち遠しい!


さて、夜を待ちながら…。

銀之丞がパンプキン・シードのローストを作ってくれました。

種は洗って天板に広げ、375℉(=190℃)のオーブンで焼きます。


COCOのおいしい話-Jo'L、カボチャの種on天板


15~20分程してだいたい火が通ったら一度取り出してオリープオイルと塩をまぶし、オーブンに戻して軽く焼き色が着くまで焼きます。


COCOのおいしい話-Jo'L、カボチャの種inカップ


ぱりぱり、サクサク。ちょっとポップコーンに似た風味でお酒にぴったり。私はキール・ロイヤル、銀之丞はジンのオンザロックを飲みました。


そして、我が家で用意したお菓子はこちら。


COCOのおいしい話-Jo'L、ハロウィーンキャンディ


アメリカのチョコ菓子の詰め合わせは、もっと大きい袋のもありましたが、とりあえず55個入りを。

日系スーパーでハロウィーン仕様のポッキーも買ってみました。何人くらい来るのか想像がつきません。足りるかな? 余るかな?


COCOのおいしい話-Jo'L、ハロウィーンキャンディ、アップ


こんなに大きくカロリー表示をするようになったのは最近のことです。子供の肥満も問題になってますしね。でも、この日ばかりは食べ放題、ってコも多いんじゃないのかなあ…。


COCOのおいしい話-Jo'L、テーブル


カボチャづくしのテーブル。準備は万端!


COCOのおいしい話-Jo'L、暗闇の中の提灯


トリック・オア・トリーターさん、いらっしゃ~い♪

Happy Halloween!






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