オリジナルとは…「魔女の宅急便」に出て来た「ニシンとかぼちゃの包み焼き」です。
先日何かの記事で、「作ってみたいアニメに出てくる料理」ランキングで、1位になっていたのがこのお料理だったんです。
そういえばそんなのが出て来てたなあ…と思ってDVDを見返したら、それ以来どうしても食べたくなっちゃって(単純)。
こちらでは生のニシンなんて売ってるのをあまり見ないけど、サーモンでも合いそうだし、塩鮭が冷凍庫にあったし。
今日は銀之丞が1時半くらいに出張から帰ってくるからお昼を用意しとかなきゃならないし、よしっ、ランチはこれに決めた!
と、参考になるレシピはないという無謀さで適当に始めました。じゃがいもとアンチョビのグラタン「ヤンソンの誘惑」、あれと似た感じに作ればいいかな?
しかし、出来上がりは…。

有り体に言って、ぶさいく。( ̄∇ ̄∥)
お魚の部分はパイ生地が3層になるので、なるべく薄くした方がいいかと思ったんですが…。魚、もっと厚くすべきでした。うまく浮き出て見えないですね。大きさも、もっと大きくてもよかった。最初もっと小さく作ってしまって、これが2作目だったんですけど…。(´∧`)
小さ過ぎて却下されたお魚は、オーブンで焼いてからパルメザンチーズをふって更にちょっと焼いて、銀くんのお皿にオマケ。

塩鮭を使ったので鮭の部分の味が若干濃い目。生鮭を使って、あとで塩、こしょうで味を整えた方がよかったかもしれません。

でも、カボチャの甘みとサーモンの香りとパイ皮の三重奏は悪くありませんでした。ケイパーの酸味がいいアクセントになっています。映画ではオリーブのようでしたが、サーモンならケイパーがいいかな、と大粒のものを半分に切って飾りました。

まだまだ改良の余地はありますが、一応レシピを書いておきます。
<材料>3~4人分
・カボチャ 1/4個
・甘塩鮭 3切れ
・レモン 1/4個(あれば)
・白ワインまたは酒 大さじ2くらい
ベシャメルソース用として
・小麦粉 大さじ3
・バター 大さじ3
・牛乳 カップ1~(スミマセン、計量しませんでした)
・生クリーム 適宜(スミマセン、計量しませんでした)
・塩、こしょう
パイ生地用として
・小麦粉 150g
・無塩バター 75g
・塩 少々
・冷水 60cc
または市販のパイシートでも。
仕上げ用として
・とき卵 1/2個分
・飾り用のケイパーまたはオリーブ
<作り方>
1 パイ生地を作る場合は最初に作って冷蔵庫で冷やしておく。
2 カボチャは7mm角くらいの拍子木切りにして、電子レンジで、食べられるけどまだちょっと固い、くらいに加熱する。
2 塩鮭はレモン1/4個(皮付きのまま)と白ワインを加えたお湯で中の色がやっと変わるくらいまでゆでる。
3 2をペーパータオルでさっとふき、皮と骨を取り除いて荒くほぐしておく。
4 鍋にバターを入れて弱火で熱し、小麦粉をふり入れてよく炒め、牛乳、生クリームを加えて固めのベシャメルソースを作る。塩、こしょうで味を整える。
5 カボチャ、サーモンをそれぞれホワイトソースで和え、味をみて塩、こしょうする。
6 大きめのグラタン皿(私が使ったのは底面の長径が19cm、短径が10.5cmです)にカボチャを入れて表面をならし、その上にサーモンを重ねてまた表面をならす。
7 パイ生地をのし、型の大きさに合わせて切る。ストライプ模様(映画では6本でした)と魚模様を別に作り、とき卵をぬりながらはりつけるようにして重ねる。
8 表面全体にとき卵をぬり、ケイパーまたはオリーブを飾る。
お見せする程の出来じゃないんですが


9 400°F(200℃)に熱したオーブンで、15~20分、表面に焼き色がつくまで焼く。
*カボチャの拍子木切りはちょっと時間はかかりますがほっくりと仕上がります。時間がない時や固いカボチャと格闘したくない方はマッシュにしたり、もちろん他の切り方でも。
*好みでベシャメルソースにナツメグ、ベイリーフなどを加えても。
*中身を入れた後に型の大きさに合わせてパイ生地を切る時は、ラップをした上にパイ生地をのせて切ると簡単です。
今日は映画の通りに作ってみたくてお魚模様にしましたが、今度は普通に大人向きに仕上げてみたいです(きっとその方がずっと簡単…)。
カボチャが甘いので、子供も好きな味じゃないかと思うんですけどね。どうしてあの奥様の孫ムスメは嫌いだったのかしら。
あの孫ムスメに2回「べ」
