2月は2週に渡って大雪が降り、
ほんとうに大変でしたね。

皆様は、そして看板は大丈夫でしたでしょうか。
今日から3月です。ようやく暖かい日も出てきて、
もうすぐ春だなぁと感じられるようになってきましたね。

さて、今日のテーマは“館銘板”です。
集合住宅のエントランスや壁には
たいてい見受けられますよね。
当社はこの館銘板も数多く手がけさせて
いただいてます。
館銘板でもっとも大切な要素は、
「建物の顔としてふさわしいデザイン」
「耐久性があること」
「飽きがこないこと」です。
素材は
さびにくいステンレスを筆頭に、
真鍮、ブロンズ銅板などが多く使われています。
上質感、重厚感が演出できるためです。
そして、
エッチング加工(文字や柄部分を凹ませる)
を施し、立体感を出すことが多いです。
これも高級感を感じさせる要素のひとつです。

上の写真例ですと、
若々しくてカジュアルなイメージに
(写真左の2件)
太い明朝体やゴシック体を使い、
トラディショナルで重厚感のある感じに
(写真中央の2件)
筆記体を使って、少しエレガントに
(写真右の2件)
といったように、
ベーシックなデザインでも、書体のチョイスで
イメージに変化がでます。

さらに、オーナー様の思いや、
建物の立地のイメージを加味してデザインします。
たとえば、海に近い街のマンションだったら
波や船のモチーフ、

また、建物名が植物の名前だったりすると、
植物のモチーフをポイントにしたり・・・

写真右下のビルの銘板は、
文字のみを浮かせて取り付けてあります。
シンプルで少しレトロな感じが
レンガ貼りの建物によく合っています

建物の顔、館銘板。
これからも、建物の華となり、長く愛されるものを
オーナー様とともに作っていきたいです。
デザイナー:スズキ