春はすぐそこ…のはずですが
とっても風の冷たい土曜日です。

今日は看板の“色(カラ―)”についてのお話を。
どうぞお付き合いくださいませ。

私たちデザイナーは、細心の注意をはらって
看板や印刷物の色を決めています。
色の特性を生かし、看板に取り入れることで、
お店や企業のイメージを戦略的にコントロールする
ことができるのです。
■レッド系
「情熱・活気・愛情・気品」
気分を高揚させ、購買意欲向上効果があります。
百貨店のロゴマークは赤が多いですよね!
日の丸の色、慶事の色でもあることから、
企業のシンボルマークにも
多く使われています。
■オレンジ系
「カジュアル・陽気・明るい・楽しい」
食欲を増進させる効果もあります。
ファーストフード、スーパーマーケットに
多く使われています。
■イエロー系
「リフレッシュ・元気・明るい・爽快」
ファーストフード・スーパー・レストランなど。
視認性に優れることから、標識にもよく使われています。
■グリーン系
「自然、平和、安全、安定」
目に優しく、万人に好まれる色。医療機関や公共機関に
よく使われています。
■ブルー系
「クール、爽やか、清潔、冷静」
医療機関、教育関係、企業のイメージカラーにも
多く使われています。
■パープル系
「個性的・高貴・女性的・エレガント」
エステサロンなど、美容系などに多く使われています。
明度や彩度によっては、和のイメージも演出できます。
■ピンク系
「可愛い・優しい・子ども・女性的」
暖かさや幸福感、楽しさを感じさせる色で、
美容関係、女性向けの店舗によく使われています。
■ブラウン系
「落ち着き・品格・重厚」
比較的、年配者に好まれ、上品、上質さが演出できます。
土の色であり、無彩色よりは暖かみがあります。
また、ベースカラーとして使われる事も多いです。
以上、単色についてざっくりと挙げましたが、
さらに複数の色の組合せによって、
また違ったさまざまな効果を出すことができます。
それらについては、また次の機会に・・・

デザイナー:スズキ