名古屋のマスターライフオーガナイザー、内藤さとこです。
さて、昨日の続きです。
自分ひとりじゃ、どーにもならないリビングなどの
共有の場をストレスなく整えるためのアプローチ。
「理想(ゴール)を一致させる」
もしくは
「理想(ゴール)を共有する」
これが大切と書きました。
なので、まず関わる全員に「理想」を聞きます。
「ここがどうなっていたら、うれしい? 使いやすい?」と。
その答えが全員一致なら、その通りに工夫して作り上げればよし。
全員から文句のでない「使いやすい」場所となるはずですよね。
では、ズレていたら?
そのズレは、片付かない大きな原因になっている可能性があります。
なぜなら誰かとっては快適でも、誰かにとっては使いにくかったり、
自分のことが配慮されていなくて不満なのかもしれません。
では、「一致」させて「共有」するため、
前向きにすりあわせでみましょう(^^)
私がオススメしているのは、まずは全員の理想を全部丁寧に聞くこと。
「キミの願いをできるだけ叶えたいから、言ってみて」
というスタンスで臨むわけです。
そうされて気分の悪い人はいませんから。
全部聞いたら、それを全員分並べてみます。
フセンに書いてもいいし、
メモをみんなで書き合ってもいいし、
おしゃべりしながらでも、なんでも構いません。
そうすると、そこにいる人は理解しますよね。
同じ場所に対して、異なる理想像があること。
「う~ん、○ちゃんのもパパの望みも、ママの希望も
全部叶えたいんだけどな~、できるかなぁ、うーん、難しい。。。。」
みんなで悩みながら考えてみます。
たとえ物理的に叶えるのが不可能だったとしても、
まずは誰の案も競り落とさないで考えます(真剣に)。
そうこうする中で、
「全部を叶えるのは難しいから、○ちゃん案のここはもらって、
パパの希望のここだけは外さないで、ママの希望も半分は採用して、
みんなにとって、そこそこ使いやすい空間にしましょ」と
誰もが少しずつ譲歩する案が出たり、
「この場所は○○ちゃんの案で、この場所はパパの案採用で、
ここはママが担当したらどう?」とエリア分けの提案などが出れば御の字。
出なければ誘導してくださいね(^_^)
さらにそうこうするうちに、
「あ、だったら、××にするっていうのはどう?」
と出ている誰の理想でもない、新しい案が出てきたりします
出なければ誘導してくださいね(^_^)
こうなると、少しずつ「一致と共有」に近づいていきます。
つまり、気分よくみんなが当事者意識を持つためには
お互いの考えを尊重する前提で、「リクエスト」をしっかり聞き
「痛み分け(互いに譲歩や我慢)する」という発想が効くんです。
それによって、新たなC案も出やすいよう。
これ、文章の中では子どもとの会話みたいに書きましたが、
大人同士のコミュニケーションにもとても有効です。
こうして、共有の場の「理想を一致させ共有できたら」
大きな方向性が定まったわけですから、具体的なシステム作りに
入っていきます。
その時に考慮するのが「利き脳」だったり、その人の行動パターン
だったり、動線だったり。
ここからはオーガナイズスキルを発揮させるところ。
つまり、共有部分に皆さんがお持ちの「オーガナイズスキル」を
大いに活用するためには、まずは十分なコミュニケーションをとって、
使う人を巻き込み、「理想を一致させて共有すること」から
はじめるのが早道ってことですね。
暮らしを中心的に采配しているのはあなたでも、使うのは家族。
家族みんなを生かすプロデューサーでありたいですね。
簡単ではないけれど・・・私も修行中。
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