少しだけ、オーガナイズに近づいて来た頃の回想です。
自分のことだけにかまける時間を手に入れた私が、次に考えたのは
「痩せる」ことでした。
理由はこうです。
私に、時間的余裕ができたら、やりたいこと、会いたい人、行きたい所が
山ほどありました。
できれば、再び働きたいという希望も。
でもそこに進むには、「痩せている」ことが私の中では必須条件だったのです。
世の中、太っているのが愛らしい人や、太っていることと仕事ぶり・人となりは
全く関係のない人も大勢います。
でも私の場合は、やむを得なかった部分はあるとはいえ、自己節制を怠った
結果としての肥満であり、そのことを自分は恥じて嫌悪していたわけです。
だから、その大元を解決しないで「自分が嫌いなまま」「醜い姿のまま」
「精神的に弱く稚拙なまま」では、次のステップには進めないと。
そこで、一大決心。
今度取り組むダイエットは、「長期戦と一進一退を覚悟して、目標達成まで
あきらめない」と決心しました。
そもそもせっかちな私は、即効性があって結果が目に見えないと投げ出したく
なる性質なのです。
でも、9年かかってため込んだ脂肪が付け刃のダイエットで落ちるわけがありません。
即効で多少痩せても、リバウンドしたら元も子もありません。
・・・とにかくじっくりと。失敗するときがあっても「イツモ、ココカラ」と唱えて
・・・仕切り直していこう。その強さがあったら、絶対に成功する。達成してみせる。
心の平安を取り戻しつつあった私は、冷静でした。
取り組みも奇をてらった方法でなく、基本の組み合わせ。
・食事量、摂取時間のコントロール
・栄養バランス、
・体調管理(日常生活に支障がない、続けられる)
・有酸素運動
・筋トレ
を自分なりに組み立ててみることにしました。
そして2009年9月、夏休みが終わり、やっと娘たちから解放された私は
スポーツジムへの入会を申し込みに行きました。
(続く)