映画「道」と高橋大輔選手の「道」 | 地の果てまで応援!羽生結弦君YuzuruHanyuLOVE~愛菜のブログ~

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ずっと以前から気になっていた映画です。



時代劇ものって、私にとってはなかなかの曲者です。


・・・ヨーロッパの作品なんか特に。


正直苦手なジャンルだったりしますf^_^;



が、しかし!!ついに決心しました!


大ちゃんの4年前のFS「道」があまりに素晴らしすぎて・・・


これは観ておくべきだろ!・・・ともう一人の自分が言いました。←遅いねん!




「La strada」。


イタリア語で、日本語に訳すと「道」だそうです。


そのまんまです。


ヘンに意訳されなくて逆によかった。


ヨーロッパ映画にありがち、、、な「難解な映画」ではなく、シンプルで分かり易い映画でした。



主要な登場人物は3人です。


究極に「孤独」なキャラクターです。



ヒロインのジェルソミーナは純粋無垢な女性。「ギルバート・グレイプ」のアーニーと同様ですね。


彼女を1万リラで助手として買い取ったポンコツ大道芸人ザンパノ。


そのザンパノをいつもおちょくってはキレさせる綱渡り芸人のイルマット。


ジェルソミーナは純粋無垢な故に、母親に売られてしまい、自分はこの世では何の役にも立たないと嘆きます。そんな彼女を諭すのが綱渡り芸人のイルマット。


「この世のものに役に立たないものなんてない。この小石だって役に立つんだ」


そういうイルマットもまた1人。孤独なんです。


救世主ですよ。一筋の光ですよ。彼女にとって、イルマットは・・・!



そしてジェルソミーナにつらくあたるザンパノも孤独な人間。ただ彼だけがそれを認めていなかった。



ザンパノは、ジェルソミーナに芸を教えます。


・・・ここはまるでコント(笑)。



仕方ないよね。だって彼女はまったくの素人なのだから。


トランペットも最初はダメダメでした。


それが気が付くと曲が吹けるようになっていた。


「・・・えっ、いつの間に???(・∀・)」



イルマットがバイオリンで弾いている曲を彼女は本能で気に入り、気づいたらトランペットで吹いていたんですね。



この曲が、大ちゃんのプロの「道」の冒頭で使われる「ジェルソミーナ」というテーマ曲です。



ちなみに作曲はニーノ・ロータ。


「ロミオとジュリエット」を作曲した名作曲家ですね!ゆづの今季のプロの方です。



この、ソチの時の日の丸持って「ズザーーー」と後ろ向きに来て止まるところが好きでwww




「ゴッドファーザー」もニーノ・ロータ。数々の名曲を作り出した人なんですね!



ジェルソミーナに再び悲劇が訪れます。


純粋無垢な故に、今度はザンパノに捨てられてしまいます。



・・・はぁっっ???お前が見捨てるなよムカ



ここでもまだダメ人間、ザンパノは気づきやがりません(爆)。


はよ気づかんかい!あんたみたいな奴に無償の愛を捧げられる人間が他にはいないことをwww



「人間、失って初めてその存在の大きさを知る」


・・・とは本当に失わないと実感出来ない究極のものだと思い知らされます。




ジェルソミーナを捨てて何年か後に、彼女の死を偶然知ってしまう哀れなザンパノ。


ザンパノが、失って初めてその大切さを知った瞬間です。



・・・大馬鹿もんです。




さて、大ちゃんの「道」です。




映画の中の「誰か」を演じている、というより、


「道」という映画全体を表現している・・・!




冒頭の「ジェルソミーナ」のトランペットを聴いただけで今後は涙腺崩壊必至です!


映画では効果的に使われているので、思い出してしまうよ(ノ_・。)


ジェルソミーナはトランペットで吹いて聴かせて修道院のシスターを秒殺で落としたんですから・・・!



綱渡りを表現している振り付けもちゃんと入っていて、



「おぉぉ、これがあのシーンかwww」


カメレンゴ氏、素晴らしい!・・・彼はイタリア人なんですね!初めて知った←おいf^_^;



人間は生まれる時も死ぬ時も孤独だという事を再認識させられる、軽くはないテーマではありますが、自分だけがそうではない、とも思える変にちょっと安心感のある不思議な映画でした。



☆画像お借りしました。




原題「La strada」(1954年)








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