早いもので、
今年ももう半分が過ぎてしまいました
今日は夏越の大祓
半年間の罪や穢れを祓い、
残り半年の無病息災を祈願する行事です
今年は昨日、一足早く大阪城で
茅の輪くぐりをしてきました。
桜の名所として親しまれている大阪城ですが、
天守閣にむかう正面の南側の門も
桜の名前が付けられています。
桜門
重要文化財となっている現在の桜門は
徳川幕府により創建されたものですが、
(当時のままではなく、その後再建されています)
桜門という名前は
豊臣秀吉が築いた時からの名称で、
当時は二ノ丸の桜の馬場にあったため、
桜並木に因んで命名されたのだとか。
そんな美しい名前の付いた「桜門」の
すぐ目の前に立っているのは
豊臣秀吉公の像
ここは大阪城内にある
豊国神社です。
ここ豊国神社では
秀吉像の目の前に
茅の輪が用意されていました。
まるでくぐっている様子を
見守られているみたいです
皆さんがくぐられていた
今年のちのわは
藤原京にあった場所の葦で作られているそうです。
そして、この時期のもう一つの見所が
本殿の脇にある七夕神社前に
設置されている風鈴掛け所
この日はとても暑かったのですが、
風鈴の音色が涼し気に心地よく響いてました。
自分でもここに風鈴を掛けることができ、
風鈴は社頭にて頒けていただけます。
色とりどりの風鈴が可愛くて
持ち帰りたいくらいですが、
風鈴は持ち帰ることはできませんが
短冊にお願いごとを書いて
風鈴掛け所に奉納できます。
七夕短冊だけというのもあるんですよ。
せっかくなので
少しでも涼を感じていただけるように…
風に運ばれて七夕に願いが叶う
風鈴の音をお届けです
今年の夏越しはとても暑かったけど、
素敵な音色に包まれました
そして、夏越しの締めはやっぱり
「みなづき」で
大阪の阪急うめだ本店にある
京都の人気和菓子店
仙太郎
今日6/30の夕方には
水無月以外、生菓子は全て完売していましたが、
みなづきを求める方で列ができていました。
他にもこの時季は涼し気な和菓子ばかりで
どれも美味しそうです
私のおすすめはやっぱり
「河内熟子(税込1,188円)」
とっても柑橘系の果実の香りがよくて
さっぱり爽やかなんです。
でも、今日は他の方同様、
水無月をいただきます
昔、冬の間に出来た氷を天然の氷室に保存し、
旧暦6月の夏の暑い盛りに
氷を掘り出し宮中へと運び、
夏の健康のため
氷のひとかけを食したといいます。
しかし
何といっても当時夏の氷はあまりにも貴重品で
庶民は口にすることはできませんでした。
そこで誕生したのが
この「水無月」
氷のかけらに似せた三角のお菓子で
大は外郎で氷を表し、
上には小豆を散らして
魔よけの意としているそうです。
6/30,夏越しの祓いの神事にちなんで
今でも京都の方が「水無月」を食べる習わしには
このような歴史的背景があるそうです。
「水無月」は水の無い月ではなく、
陰暦では
水の月、田んぼに水を引く必要のある月。
すなわち「無」は「の」を意味する連体助詞の
「な」であるとのことだと
仙太郎さんの
「和菓子歳時記」には書かれていました。
仙太郎さんの「みなづき」は
ういろう生地に
大納言小豆かのこをのせて蒸し上げた
白、黒、抹茶(各260円)の3種類
因みに黒は黒糖入りのういろう生地。
白は、京都では8/31、
阪神は8/5、
関東・中部は7/31までの販売予定。
黒は全店7/10まで。
抹茶は店舗によって異なり、
期間は5/10~8/16となっています。
仙太郎さんのみなづきは
下のういろう生地がもっちもちで
上のあずきがみずみずしくて
程よいあまさでとっても美味しい
京都の人でなくても
この美味しさは堪らないです
この食感は当日ならではで、
2人で3つとも食べてしまいました
今年の猛暑もこれで乗り切れそうです。

本日も最後までお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。