今月の朔日餅は「よもぎ餅」でした。
先月2月の朔日餅「立春大吉」の時に
赤福さんの「朔日餅」については書きましたが、
購入方法は店舗によって違って、
私がいただく百貨店では前月20日までの
予約販売のみです。
人気の商品の月には
早めに受付終了となる事もありますが…
春らしく若草色や桃色、黄色をあしらい、
明るく華やいだ色合いで女の子の節句、
ひな祭りの月らしく、おひな様が描かれた
よもぎ餅
私は大体小箱でいただきますが、
今月の化粧箱（9個入）は
菱餅を模したようなお箱で可愛らしい
本店やEXPASA御在所上り赤福茶屋さんでは、
2個がお皿にのった
「お召し上がり」(税込400円）が
有機農法によって育てられた「伊勢茶」で、
年間のうち5月上旬にしか摘めない
「特上煎茶」と共にお店で頂けます。
古来、「魔除草」と呼ばれ、
久しく食されてきましたよもぎ。
昔、三月三日に蓬（よもぎ）餅を
お雛様にお供えしたのは、
香り高く繁殖力の強いよもぎを餅にして
子孫繁栄・無病息災を祈るためだそうです。
中には艶々した綺麗なよもぎ色のお餅が
入っていました。
三月の朔日餅の「よもぎ餅」は、
よもぎの持つ色と香りをそのまま練り込んだ
餅生地で、つぶあんを包んでいるそうです。
女児のすこやかな成長を祈る上巳の節句に
因んだ餅菓子。
こちらは、阪神梅田本店さんで頂きましたが、
ジェイアール京都伊勢丹B1Fにある
赤福さんでは、
五十鈴茶屋のブランドの商品も扱ってみえます。
久しぶりうかがったのですが、
沢山の可愛らしい春らしい和洋菓子が
色々並んでいました
期間限定のこの時季のお菓子は
いちご大福を始め、ちいさなおはぎや
桜まんじゅう、季の羊羹桜など、
春色のお菓子で華やいだ雰囲気
私は予約していたうぐいす餅と
桃の節句菓子を頂きました。
うぐいす餅も3/3までの販売。
朔日餅のよもぎ餅もまだあったのですが、
食べ比べしたくて、予約までして
阪神梅田本店さんでも
たまに季節のお菓子が限定販売されますが、
予約できないので平日だと
なかなか購入するのが難しいですが、
伊勢丹京都店さんでは
お取り置きもしていただけるので
大阪からわざわざでも
安心して伺えます
「うぐいす餅（2個入 税込500円）」は、
よもぎを練り込んだ生地でこし餡を包み、
きな粉をまぶして、
かわいらしい鶯に見立てられた
早春を代表する和菓子。
お皿にのせて一旦お供え
して…
お雛様との色合いも合って、
少しお飾りが華やぎました
外はまだまだ寒いけど、
暖かな日差しの中、
お部屋の中に少しだけ春がきました。
上巳の節句とも言われる桃の節句
よもぎを加えたういろう生地に、
お雛様に見立てた練切をのせた
「引千切（ひちぎり）」と
三色の羊羹を重ねた「菱餅」
「桃の節句菓子（2個入 税込800円）」
我が子の健康を祈る気持ちと、繁栄の願いが美しい色や形にたくされている優しい色合いの和菓子。
楽しみにしていた、
よもぎ餅とうぐいす餅の食べ比べ
朔日餅のよもぎ餅はまるっとして
きれいな艶やかな表面。
鶯を模したよもぎ餅には
表面にきな粉がまぶされています。
どちらも蓬がつかわれていますが、
よもぎ餅の方が蓬の香りがすごい
大人なよもぎ餅です。
餡を包むお餅もとってももちもちしています。
連れはこのよもぎ餅が大好きで、
必ず3月の朔日餅は頂きます。
うぐいす餅はきな粉の風味で
やわらかなお味。
きな粉の香ばしくていい香り
どちらが好きかは好みの問題
どちらも美味しいです
すごくもちっとした皮にたっぷりの
粒あんが入ったよもぎ餅に対し、
うぐいす餅はなめらかなこし餡が入っています。
お写真だと光の加減で白っぽく写ってますが、
実際はもっと小豆色。
赤福さんだけあって、
こし餡も粒あんも程よい甘さで、
美味しいんですよ。
今月も美味しくいただきました。
ほのかな桜色に染めたもち米で、
こし餡を包み、
選び抜いた桜の葉で包まれている桜餅。
私は実は桜葉が苦手なのですが、
桜の開花の中、春の気を味わうのも素敵ですね。
本日も最後までお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。